<チュティマー先生>

ばーん・ぼらーん便りも第101話となりました。ロイエットは「101」を意味しますから
何かロイエットにちなんだ話を・・と考えましたが、
ここはこの地でいろいろと助けていただいているチュティマー先生を特集します。


そろばん教育の責任者でもあります

私より一回り年下のチュティマー先生は、パイロート・ウィチャライ(「あれこれ」で紹介しましたが、王室表彰を受けることになった幼稚部、すでに受けた小学部、そして来年表彰校に志願する中学部から成る私立学校)の教務主任です。ロイエット県内のある郡で、教師の家に生まれました。兄弟姉妹の多い家庭で質実な暮らしを経て結婚し、ロイエット市内に家を建て、一家4人で暮らしています。もっとも、現在、長女は大学の寮に住んでいますが。外国人教師のホームステイを受け入れ、Mi先生もお世話になっています。ご主人は公立高校の教諭で、家事も簡単な大工仕事もすべてこなします。洗濯も、夕飯の餅米蒸しも、ご主人がなさいます。家を建て、学費のかかる子ども達のいる現在、贅沢は無しです。ご主人もチュティマー先生も、車ではなく、長年愛用しているバイクで動き回ります。

チュティマー先生は、料理もタイのお菓子作りも得意なのですが、今は時間がありません。私立の学校は、公立より忙しく、しかも教務主任ですから、校長先生からお呼びがかかれば、土日もなく働きます。(時間外手当とか休暇の権利とかそういう制度はまだまだ整っていないのが、この国の、特に地方の現状です。)その他に、平日夕方は家が塾になります。ですから、自分のための時間がいつ取れているのか・・日曜日も家庭教師に出かけて行きますし、ほんとうに少ない時間しかないでしょう。もうお子さん達も成長して、大学生と中学生ですし、ご主人も家事をしてくれますし、惣菜に関してはタイはいつでも美味しいものが安く手に入りますし、その点では働きやすいですね。

いつもニコニコ明るく、機知に富み、弱音を吐かない。あったかい人です。
うるさい生徒にはピシッと対処して、なかなかメリハリのある人です。
「責任」より「責任転嫁」が得意な人の多いこの社会にあって、「責任感」のある特異な人です。


きのうはご馳走になりました!
日曜でしたが、突然の呼び出しで先生は学校へ。
帰宅を待っての昼食でした・・


ご家族の写真掲載は控えますが、犬たちや鶏たちはいいでしょう。

  

 

 

チュティマー先生、忙しいのに
犬たちはごろ〜ん

ひよこが乗っかっても起きない・・


1/30/'06

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