<寺めぐり 2>

タイ各地には無数の寺が存在するが、中には一般に私たちがイメージする「寺院」とはかけ離れた寺もある。

どういうことかというと
どうしてそういう彫像があるの?!と頭の中が疑問符でいっぱいになるような
「レジャーランドか、ここは?」的なお寺があるのである。

それでも、地元の人たちがお参りし、日常の諸事を執り行う立派な「お寺」には違いないのだ。

ノンカイのワット・ケークが旅行者には有名だが、
我がロイエットにもある。
最新の「地球の○○方」にようやく載ったロイエットだが
このお寺の紹介はまだない。
今後もずーっと載ることはないだろうから詳しくご紹介しよう〜

ワット・パノンサワン

市内から21km走ったところからさらに数キロ、田んぼの中をひたすら走ると小さな集落があり、
やがて見えてくるのはおかしな形の門だ

門をくぐって進むと池があり、2つの入り口が・・

ロイエット・仏教的レジャーランドか・・・
入ってみると・・

思わず立ち止まり、口はポカーン・・
このながーーーーい龍の前には、造りがお世辞にもうまいとは言えない彫像が並んでいる

向かって左の列、すべての彫像を撮ってみた

 そして、向かって右側の列には十二支が並ぶ


龍の尻尾まで来た
お気づきだろうか・・このあたりは緑色に塗ってある

そう、この造形物はまだまだ作成中なのだ
下の白い布の中で鋭意作成中の若い男性が居たのでインタビュー

「いつ頃出来上がるんですか?」

・・わかりません

「いつから作っているのですか」

・・20年近く前からです

!!!

これからは、ロイエットのガウディ寺と呼ぼう。

気を取り直してさらに進む・・

また声を失う

まだまだ続く造形物・・

顔のある次の門に行き着くまでの

右の列にあって目立ったもの

孫悟空と三蔵法師の一行

そして

左の列にあって目立ったもの

 

大口の中には金の寝釈迦像

ようやく顔のある門まで辿り着いたけれど

色の塗っていない蟹と緑のカエルを押し潰しているものは何だ?
門をくぐると判明・・

巨大な亀だった!

内側からその門を見るとこんなふう

そして目の前にそびえる寺院・・
寺院と呼べるか?!


この口の中にお坊さんが控えてらっしゃる。
左右の階段を上がって見学が出来るが、
見学後にはこの口の中の扉は閉まって錠が下りていた。
あのとき、黄色い袈裟のお坊さんを見かけなかったら
ここが「寺」なのかどうか、ずっと首を傾げていなければならなかっただろう。

面白くて、次には何が出てくるか、楽しみになってくる。
階段を上る・・

なぜ?なぜこんなところにタイ航空の飛行機があるの?

説明によると、こういうことのようだ・・


スリランカで戴いたなにやら有難い物が、17年ほど前にタイ航空の飛行機で運ばれたらしい。
これについてはもっと詳しい説明を誰かに求めないといけないな・・

ところで、この寺は、そこいら中に甕が使われている。たとえばこんなふうだ

2階はこんなふう

さらに階段を上る・・

さらに上る・・

この建物の中でもっとも地味な部屋に仏像が鎮座されている

さらに上る・・

上から眺めると、どうしても笑わずにはいられない彫像がぐるりと・・

さらに梯子段を上る・・が、キリがないし、上に行けば行くほど建て方に不安を感じるので、この辺でストップ。

ロイエットは、どこまで行っても平らだということがよくわかる

こんな眺めが好きだな・・

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