<街が黄色であふれてる>

国王在位60周年の今年、タイ国中が黄色であふれている。

この春から夏は日本に居たから、こういうニュースを聞いても実際に自分の目で確かめられず、まして、祝賀行事の様子は、テレビの実況中継で観ることさえ出来なかった。惜しいことである。祝賀行事がひととおり済んだところに私はようやくタイにもどってきた。さて、気を取り直して・・

王様のお誕生日が月曜日で、月曜日の色は黄色だから、王様を讃えてありとあらゆる物に黄色を用い、黄色い横断幕を掲げる。赤白青の三色国旗と、黄色を基調とした紋章の描かれた黄色い旗が並ぶ。

黄色いポロシャツ、黄色いアロハ、黄色いワイシャツ、黄色いジャンパー、黄色い上着が店頭に並び、祝賀行事のあったピークの6月を過ぎても、店頭の品揃えは充実している。最も一般的な、王様の紋章ワッペンを胸につけたポロシャツが、260バーツ。ピーク時には500バーツにもなったそうだが、今はバーゲンで250バーツ以下になっているものも多いし、ものによっては99バーツ。子供用ももちろんある。世界の有名メーカーのものだと、もっと高いが。
一方、新柄も出ている。たまたまバンコクで出くわした新しいデザインのポロシャツは390バーツで販売されていた。

黄色は月曜日の色だから、月曜はほんとうに黄色一色の感がある。黄色といっても、蛍光色、レモンイエローから山吹色に近い黄色、卵色、クリーム色のように薄い黄色とさまざまだが、その辺はタイ、どんなのでも構わないらしい。タイの多くの人たちが腕にしているバングルは、オレンジに近い色だし。

ロイエットのある私立小学校では、月曜は黄色。ポロシャツの裾はズボンの中に入れてきちんとする。(ポロシャツの時は、女性もスカートでなくズボンでもいいそうだ。)その他の曜日は随意だが、勿論毎日黄色でも構わないとのこと。

せっかく黄色であふれてるバンコクにいたのに、写真を撮っていない。
トップの写真は、コーン(仮面劇)を観たチャルームクルン劇場。


8/20/'06

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