定比例の法則の計算問題は比を使う

化学変化の単元で唯一計算が出てくるところです。比例の関係なので、比例式を使って解くのがいいでしょう。
「習うより慣れろ」ということでさっそく例題をいくつかやっていきます。
求めたいものをχとして、比例式をつくって解くだけ。慣れればカンタンです。

銅とマグネシウムの酸化について以下の比を使っていきます。
覚えてますか?忘れてしまったときはこちらで復習

銅 : 酸素 : 酸化銅 = 4 : 1 : 5

マグネシウム:酸素:酸化マグネシウム= 3 : 2 : 5

基本問題 順番に気をつけて比例式をつくりましょう。

【例題1】銅8gが酸化すると何gの酸化銅ができるか。

銅:酸化銅=4:5を使います。

銅の質量酸化銅の質量=4:5
  ↑      ↑
銅は8g   求めたいからχg

これより比例式は 8:χ=4:5

 比例式の解き方はこちらへ

これを方程式に直すと 4χ=40 だから χ=10 答えは10gとなります。

【例題2】銅1.6gを完全に酸化させるには何gの酸素が必要か。

銅:酸素=4:1を使います。

銅の質量酸素の質量=4:1
  ↑      ↑
銅は1.6g   求めたいからχg

これより比例式は 1.6:χ=4:1

 比例式の解き方はこちらへ

これを方程式に直すと 4χ=1.6 だから χ=0.4 答えは0.4gとなります。

【例題3】酸素3.0gが酸化できるマグネシウムは何gか。

マグネシウム:酸素=3:2を使います。

マグネシウムの質量酸素の質量=3:2
    ↑         ↑
求めたいからχg    酸素は3.0g

これより比例式は χ:3.0=3:2

 比例式の解き方はこちらへ

これを方程式に直すと 2χ=9.0 だから χ=4.5 答えは4.5gとなります。

  ※解答は半角数字で入力してくださいね。

@銅3.6gが酸化すると何gの酸化銅ができる?     

g

A25gの酸化マグネシウムの中にふくまれる酸素の質量は?(整数で)

g

B酸素が4gと化合できるマグネシウムの質量は?(整数で)

g

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