抵抗が回路に2個以上つながれていたら、直列回路か並列回路かを見分け、電圧や電流・抵抗のきまりを使います。
ここでは直列回路について問題を解く練習をしましょう。

直列回路のきまり    忘れてしまったときはこちらで復習


 2つの抵抗を流れる電流は同じ
 (回路のどこでも電流の大きさは同じ)

 2つの抵抗で電源の電圧を分け合う

 回路全体の抵抗は各抵抗値の和
  

それぞれの抵抗または回路全体にオームの法則を使います。実際にやってみましょう。

【例題1】
左図のように、抵抗値のちがう2個の抵抗を
直列に
つないだ。電流計の針は0.4Aを示し
ていたとして、次の問いに答えよ。

@ 回路全体の抵抗は何Ωか。
A 図の電圧計は何Vを示すか。
B 抵抗Bにかかる電圧は何Vか。

@直列回路なので、回路全体の抵抗は各抵抗の和となります。

RA+RB=5(Ω)+15(Ω)=20(Ω)
ここで電源の電圧を求めることもできます。

A図の電圧計は抵抗Aにかかる電圧をはかります。直列回路なので、抵抗Aに流れる電流も0.4A
 抵抗と電流がわかったので、抵抗Aについてオームの法則を使います。

EA=RA×IA=5(Ω)×0.4(A)=2(V)

B直列回路なので、抵抗Bに流れる電流も0.4A。抵抗Bについてオームの法則を使います。

EB=RB×IB=15(Ω)×0.4(A)=6(V)

※@で電源の電圧を求めたら、 電源の電圧−抵抗Aにかかる電圧 でも求まります。

  ※解答は半角数字で入力してくださいね。(A以外は整数で)

@回路全体の抵抗は?     

Ω

A電流計に流れる電流の大きさは?

A

B電源の電圧は?

V

top  > 電流と磁界 > オームの法則 > 直列回路