等圧線のかき方

等圧線…気しい地点を結んだ曲

4hPaごとに引く(場合によっては2hPaごとに引く)
1000hPaの等圧線を中心に20hPaごとに太い線にする
・途中でとぎれたり、互いに交わったり、枝分かれしたりしない

では、例を見て等圧線を引いていきましょう。

順番にラジオボタンをクリックしてみてください。
いろいろな地点で気圧を調べました。
  気圧は下2ケタで表してあります。
  (例:96→996hPa 08→1008hPa)

まず1000hPaの地点をなめらかな太い
  線で結びます。

その他の線を4hPaごとに引きます。
  (992・996・1004・1008・1012hPaの線)

※近くの地点の気圧も参考にして引いていきます。
【例】1002hPaと1006hPaの地点の中心は1004hPa
 だと判断しましょう。

   

風のふき方

気圧配置を見ると、風がどのようにふいているのか、ほぼ予想できます。

大気は気圧の高いほうから低いほうへ流れます。
この大気の流れがですね。

風が高気圧から低気圧までまっすぐふいていない
等圧線に対して垂直ではない)のは、
地球の自転の影響です。

※上から見ると、北半球では風向は高気圧からは
 時計回りに、低気圧へは反時計回りにそれます。

等圧線の間隔がせまいほど風が強いことは覚えておきましょう。

等圧線の間隔(4hPaごと)が距離的にせまい→せまい区間で気圧の変化が大きい→急激に大気が移動する→風が強い

風向の求め方

北半球では、風の行き先が右にそれるように作図する

順番にラジオボタンをクリックしてみてください。
低気圧
低気圧の中心へ風がふきこみます。

矢印の先端を右にずらします。

例えば、A地点では北西の風が、B地点では
  東の風がふいていることがわかります。

高気圧
高気圧の中心から風がふき出します。

矢印の先端を右にずらします。

例えば、C地点では南東の風が、D地点では
  西の風がふいていることがわかります。

地球の自転の影響で本来の空気の流れが右にそれてしまうため、実際の風を背に受けたとき、低気圧の中心の位置は風の行き先より左のほうにあります。
地球が自転するとなぜ北半球で風が右にそれてしまうのか、というのは高校で習いますが、気になる人はこちらを参考にしてください。

※参考

 台風(熱帯低気圧)が来ているとき
 台風の中心の位置を大まかに知るには…

 風を背に受けながら
 左手をななめ左のほうへ指すと、
 その方向に台風の中心があります。

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