気圧
気圧とは本来、気体による圧力のことですが、ここでは空気の圧力を気圧(または大気圧)ということにします。
日常ではあまり感じませんが、空気にも重さがあるので、わたしたちはいつも空気に押されています。
気圧が変化したとき、その変化を感じるときがありますね。急降下・急上昇したとき耳の鼓膜がヘンになるのも気圧が変わったからです。
気圧の高低
気圧は水圧と同様、物体をおしつぶすようにあらゆる向きからはたらきます。
気象で出てくる気圧の場合、
気圧が高い…空気がぎゅっとつまっているようす
気圧が低い…空気が少ないようすをイメージしましょう。
空気の分子が激しく運動しているとき
(気温が高いときなど)も気圧が高くなります。気圧の高い空気のかたまりが
気圧の低いところにいくと膨張します。
地表からの高さと気圧
気圧は空気の重さによる圧力なので、
上に乗っている空気の量により変わります。高い山と海面では上に乗っている空気の量が
ちがうので、山では気圧は低くなりますね。
お菓子の袋を山に持っていくと、袋の中の気圧のほうが高くなるので、袋がぽんぽんにふくらむのです。気圧は地表からの高さや空気の動きで
変わります。
気圧の単位と1気圧
海面上での気圧を1気圧といいます。気圧の単位はhPa(ヘクトパスカル)で表します。
1気圧=1013hPa=約1kg重/cu
気圧はけっこう大きな圧力でわたしたちを押していますね。
わたしたちも内側から同じ大きさの圧力で押し返しているので、つぶれたりしませんが、急に高度が変わったりなどしてからだが対応するのが遅れると耳の鼓膜の圧力が外と内でつり合わず、ヘンな感じになるのです。参考:1hPaは1Pa(パスカル)の100倍です。
1hPa=100Pa
1Pa=1N/u(1uあたりに1Nの力がはたらいたときの圧力)
ただし、1N=約0.1kg重(100g重)
気圧は第1分野でも習っています。こちらでも確認してください。
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