ばねにはたらく力
ばねはおもりをぶら下げたり、引っ張ったりするとのびます。
天井につるしたばねにおもりをぶら下げると、おもりにはたらく重力とばねの弾性力(のばされてもとに戻ろうとする力<ばねがおもりを引く力>)がつり合い、おもりは静止します。
では、ばねにはたらく力はどうなっているでしょうか。
ばねはもともと両端を同じ力で引っ張られてのびます。 片方の端だけ引っ張られても、ばねはその力の向きに動いてしまうだけですね。
図のような場合、ばねは静止しているので「ばねにはたらく力」はつり合っているはずです。
この場合、おもりがついていないほうの端を天井が引っ張っていますが、手で引いても定滑車をつけてもう1個の同じ質量のおもりの重さで支えても
ばねののびは同じとなります。
ばね2本とおもりを直列でつないだ場合
それぞれのばねは、自分自身の下にある重さを合計した力を受けます。
おもりやばねひとつひとつにはたらく力のつり合いを考えてみましょう。
図ボタンをクリックして表示される図どうしで、同じ色の矢印で表された力はお互いに「作用反作用」と呼ばれる力です。
上の図の例なら、ばねAには300g重、ばねBには200g重の力がはたらいていますね。
【参考】ばね2本を並列につないだ場合
おもりにはたらく力 ばねにはたらく力 2本のばねが同じものなら、おもりの重さを2本のばねで分け合います。
ばね1本にはたらく力の大きさはおもりの重さの半分ですね。
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