石岡マロンズ Ishioka Marons is survival game club founded in 1991.
TOPの64式を、東京マルイ製の他の電動ガン並みにサバゲで使えるようにするまでの道程を日誌形式でまとめました。
セミ/フル切替基板を新型に置き換えた。細く短くなったため、分解組立は容易になったと思う。3点射の機能は、実銃の64式にはないし、サバゲでも使わないので、省略した。(基板自体は3点射対応で、単に64式の切替軸から3点射選択用のスイッチを外しただけ)
ピストン・シリンダ・スプリングを純正品に戻す。初速は90m/s(ホップ最弱)だった。
シリンダーをKM企画のパワー590シリンダに、ピストンヘッドを同じKM企画のペンタホール(ジュラコン)に替えてみた。初速は殆ど変わらない(88m/s)が、連発時の動作が軽快になったような気がする。消費電力が少なくなることが期待できる。
64式を実戦(ゲーム)初投入。特にこれといった不具合もなく、快調に動作し、戦果もあり。引き続きゲームで使用し、経過観察とする。
弾速測定器を作ったので、初速測定を行ったところ93m/sあった。
そこで、KM企画のSUSスプリング(90M 0.8J)を1.5ターンカットして組み込んだ。アームズ別冊にあったように、スプリング固定用のスペーサを外して組み込んだところ、81m/sだった。少々低すぎる。カットする必要がなかったのではないかと思ったが、スペーサを組み込んで再度測定すると、93m/sになった。ノーマルとKM1.5ターンカットが殆ど等価らしい。さらに0.5ターンカットし、2ターンカットとしたところ、89m/sとなった。
M16用のTNバレルを組み込み、一通りの改修工事を完了。
試行錯誤の末、電子式単発/連発切替システムを完成させた。副産物として、3点射機能も備わってしまった。これは、将来マルイから出る(発表した以上、出してよね)89式にも搭載したい。
やはり単発への切替機能が欲しくなってきた。切替方式としては、機械式と電気式が考えられる。機械式は元のメカボックスの単発機能を利用するものだが、精度良く加工する自信がない。電気式はというと、1回転をどのように検出するかという問題はあるが、PICを使えば、案外簡単に出来そうだ。リレーもフォトMOSリレーを使えば、接点寿命を気にしなくて良いし、トランジスタを使ったドライブ回路も不要になる。電気式でチャレンジすることにした。これなら、後で3点射を追加することも出来る。
PICは、8ピンのPIC12F629を使用することにした。内部にRC発振回路が付いているので、今回のようにクロック周波数の精度や高速動作を必要としない用途では、外部に発振回路が不要になる。DI4点,DO1点としても1ピン余る計算。リレーは、やはりフォトMOSにするが、1Aを超えるような電流容量のものがなかなかないのが難点。DIPタイプでなければ3A程度まであるが、これは外形が大きくなってしまう。電動ガンのヒューズと同じ電流定格にしておく。
そこで、64式のヒューズを取り出すが、唖然。15Aのヒューズが入っていた。こんな容量のフォトMOSはない。Web上でトリガスイッチを無接点化したカスタムについて紹介されたサイトを見つけた。ディスクリートのMOSFETでないと、電流定格が稼げないことが判明。同じMOSFETを使ってみる。
64式にマルイAK47(ver.3)用のメカボックスを組み込む改修工事を完了。このままでは、連発(フルオート)しかできないが、64式がサバゲで使えるようになったメリットは大きい。