新潟県産ノコギリクワガタ
学名 Prosopocoilus inclinatus inclinatus
私がクワガタにハマったきっかけのクワガタです。日本ではコクワと並ぶ普通種ですね。しかし60_後半の個体にもなるとかなりの迫力です。赤っぽい体、湾曲した大顎、俊敏な動き、カッコイイです! 飼育面ではヒラタと並ぶ♀殺しが多い種なので、充分気を付けてくださいね。また地元のホームセンターでは安値で売っていますが、お父さん方ぜひ雑木林に行ってください。比較的簡単に採取でき感動しますよ。 
・ノコギリクワガタ WF1 ♂ 58_ ・ノコギリクワガタ WF1 ♀ 36_
2005年飼育記はこちら
2006/02/14 ♂が蛹化
さて久し振りの更新になります。
まだほとんどが幼虫をやっているのですが、その中でも♂と思われる幼虫が蛹室を作り前蛹状態になっていました。
今までの経験からいくと本土ノコは♀より先に♂が蛹化するケースが無かったんですよね。(個体差もありますが・・・)う〜ん♀でしょうか?!
大きさ的に♂だと思うのですが、今後どうなるのか楽しみです。
2006/03/11 ♂が早期羽化
先日(上記)前蛹状態だった♂が無事に羽化しました。
画像の見て頂いたように大顎の湾曲も弱く、サイズ的にも小さい感じになってしまいました。温度管理をしてない為、早期羽化した事が原因でしょう。
同時に♀も数頭羽化していますが、まだ♂の幼虫も残っていますので、今後に期待でしょうか?しかし温度の関係上早期羽化になる可能性は大です。
2006/06/30 続々と蛹化中
今月初めあたりから徐々にノコギリクワガタの♂幼虫が蛹化してきています。3月羽化個体は小さかったのですが、これからの♂はとりあえず60mmは超えてきてくれると思います。(それでも小さいですよね^^;)
画像は先日羽化した62mmの♂です。
しかしいまだに蛹化する気配の無い幼虫もいます。これらはまたしても二年一化になってしまうのでしょうか?
2系統のブリードSTART
2006/09/26 ペアリング&産卵セットに投入
WILD♂の動きが鈍ってきた様に見えましたので慌ててペアリングを試みました。
喧嘩する事なくペアリング自体は無事に終了です。その後小ケースに発酵マットのみの産卵セットに♀を投入。
さて今回は同産地のWILD♂×WF1♀の大型を狙ったA系統と、WF1×WF1の赤味の強い個体を狙ったB系統をブリードしてみようと思います。

画像はWILD×WF1です。
2006/11/20 産卵セット割り出し(A系統)
産卵セットを組んでから2週間後に♀を取り出しました。理由は産卵数の調整です。

そして本日セットの割り出しをしてみました。結果は14頭の幼虫を回収出来ました。丁度良い数ですね〜。
そして今回は2令幼虫4頭にヒマラヤヒラタケ菌を使用してみたいと思います。
その他は発酵マットでの飼育ですが菌糸組の様子次第で、マットから菌糸に移行する幼虫もいるかもしれません。
2006/11/26 産卵セット割り出し(B系統)
先日の大型狙いのA系統に続き、赤みの強い個体を狙うB系統の割り出しをしました。結果は17頭の幼虫を回収出来ました。
こちらのB系統はマット飼育にて進めて行きたいと思います。
2007/04/23 ♂が蛹化(A系統)
菌糸にて幼虫飼育をしていた新潟県産ノコギリクワガタ♂達(3頭)が蛹化してきました。
画像の個体はプリンカップ内で上手く蛹室を作成出来ずに蛹化してしまったので、後日人工蛹室に移します。
同じ管理温度(22℃)でマット飼育の幼虫はまだ蛹化する気配がないので、菌糸の方が成長は早いです。しかしサイズ的には期待出来ませんね。
2007/05/06 ♂が羽化(A系統)
前回の♂蛹はまだ羽化しませんが、先に蛹化していた菌糸飼育の♂が羽化していました。この♂は菌糸による腹太りにはなっていないよです。・・・ただサイズ的に小さいだけかも・・・。
やはりヒラタケ系菌糸飼育のメリットは成長が早まるだけで、それ以外のメリットが無い様に感じました。大型を狙うにはマットかカギなんでしょうね。
それにしても本土ノコギリの顎の湾曲は綺麗ですね。
2007/08/07 サイズ計測
全てのノコギリクワガタが羽化しましたので2006〜2007年個体のサイズを計測してみる事にしました。
発酵マット組の最大は64mm。
(左画像の個体)
菌糸組の最大は60mm。
今回は発酵マットの方が好成績でした。
やはりマットの方が相性が良さそうですね。しかし今回も大型に育てる事が出来ずに残念です。
70mmは遠いなぁ・・・。