新潟県産ヒラタクワガタ
学名 Dorcus titanus pilifer
日本には数多くのヒラタクワガタが生息しています。特に離島には、その種別に独特の大顎の形状をしています。
ヒラタクワガタは西の方では比較的容易に採取されているようですが、北に行けば行くほど採取が困難になっています。生息地の最北端は新潟or山形らしいです。
私の地元では「オオクワを採取するより難しい。」と言っている方もいます。
今回飼育しているヒラタは訳あって生息地が消滅してしまい、今後は採取不可能?と言われている貴重な産地ポイントのヒラタです。
大切に累代していきたいと思います。
・新潟県産ヒラタ WILD ♂45_ ・新潟県産ヒラタ WILD ♀30_
2005飼育記はこちら
2006/01/15 不全続き
12/09の蛹が色付いてから蛹全体が白い菌?カビ?のような物で覆われいたので嫌な予感がしていたのですが、残念ながら羽化不全でした。しかも数日後☆に・・・。
ちなみに体長は60mmでした。
後を追うようにまたしても同サイズの♂の蛹が同じような状態で羽化する事なく☆になってしまいました。
この白い菌のようなカビのような物はなんでしょうか?今後も続々と♂が羽化する予定なので無事に成虫になって欲しいものです。
2006/02/07 羽化ラッシュ!
先月中旬から♂が羽化ラッシュを迎えています。前半は蛹で死んでしまうケースが多かったのですが、後半は無事に羽化してきている様です。
11月の交換時に19gあった♂が羽化しましたので露天掘りしてみたのですが、幼虫時に縮んだようで思いのほか小さかったです。
しかし新潟県らしい(?)細身の個体で私好みですね。体が固まり次第サイズを計測してみます。
2006/04/15 ♂のサイズ計測
2月に羽化した♂は今までマット内に潜ってたのですが、この度マット上に出てきていましたのでサイズ計測をしてみると64mm。(ノギスをあてると暴れて大変でした。)幼虫時にダイエットしたようでサイズ的に伸び悩みでしたね。
今回はマット飼育でブリードしてみましたが、次回は菌糸を使用してサイズアップを図りたいと思います。

まだ幼虫が1匹いるのですが、いつになったら蛹化してくれるのでしょか・・・?
新潟県産ヒラタクワガタ WF1 ブリードSTART
2006/08/28 産卵セットに投入
さて今春に羽化したWF1のブリードを開始しようと思います。
少々早い気もしますがヒラタは成熟が早そうですので大丈夫でしょう。今回は♂64mm♀37mmを使用して更なる大型化がテーマです。
ちなみにセット内容は去年同様に小プラケースサイズに発酵マットを固めに敷き詰め、コナラ材を1本使用したセットです。マット内に卵が確認出来た時点で♂を取り出す予定です。
2006/09/19 産卵&孵化確認
ヒラタクワガタを産卵セットに投入後3日ぐらいして卵を確認出来ましたので♂を取り出そうと思いましたが、期間を少し引っ張って本日取り出しました。
WILDペアの時もそうでしたが、本土ヒラタペアは喧嘩もする事ないので安心して見ていられますね。
画像にも写っていますが早いものは既に孵化して初令になっています。ケース越しからも10以上の卵が見えるので今月末には♀を取り出す予定でいます。
2006/10/08 産卵セットの割り出し
先日ヒラタクワガタの♀をセットから取り出し、見えていた卵も無事に孵化しましたので本日ヒラタクワガタの産卵セットを割り出してみました。
産卵木を抜き取ると材からは食痕が出ていましたので、産卵木に産まれた幼虫はマットに移っているようです。材からは4頭の幼虫を回収し、マットからは19頭の幼虫を回収出来ました。
数的には丁度良い感じです。
今回は半数以上を菌糸に投入してみようと思います。
2006/12/04 菌糸交換
菌糸(430cc)に投入したヒラタの幼虫が上に出てきていました。
新しい菌糸に投入する前に体重を量ってみると10g。初令での投入から期間も短いのでこんなものでしょう。
とりあえず1000ccの容器に移動してみましたが、菌糸に投入した幼虫の多くは♀のようです。
まだ発酵マットで飼育中の幼虫を見ていませんので、近々成長ぐあいをチェックしてみようと思います。