新潟県産ヒラタクワガタ
学名 Dorcus titanus pilifer |
日本には数多くのヒラタクワガタが生息しています。特に離島には、その種別に独特の大顎の形状をしています。
ヒラタクワガタは西の方では比較的容易に採取されているようですが、北に行けば行くほど採取が困難になっています。生息地の最北端は新潟or山形らしいです。
私の地元では「オオクワを採取するより難しい。」と言っている方もいます。
今回飼育していくS地区産ヒラタは訳あって生息地が消滅してしまい、今後は採取不可能?と言われている貴重な産地のヒラタです。
大切に累代していきたいと思います。
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・新潟県産ヒラタ WILD ♂45_ |
・新潟県産ヒラタ WILD ♀30_ |
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2005/04/24 希望の朝 |
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冬眠状態になっていたS地区産ヒラタを起こしました。
まだ動きが鈍くノロノロしているようですが、無事に春を迎える事が出来良かったです。
この激レア産地の子孫を残すべく、今年はヒラタに奮闘したいと思います。
この産地のヒラタはオオクワより貴重になるかもしれません。 |
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2005/06/09 ペアで産卵セットに投入 |
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5月初めぐらいからエサを良く食べていましたので、早速産卵セットに投入してみました。
持ち腹アリと予想されるのですが、寿命などを考えると失敗は許されないので、ペアでセットしてみます。
セット内容は発酵マットを5センチほど硬詰めして、その上に軟らかめのコナラ材を置いてみました。
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2005/07/10 マットの中の幼虫を回収 |
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セットして2週間ほど経った時からマット内に卵を発見しましたので、この度孵化した子達を回収しました。
マット内には5匹の幼虫がいましたので、プリンカップに移動。
産卵木も少々削られていますので、もう少ししたら割り出しをする予定でいます。
そして、この産地のヒラタを残す事ができそうなので嬉しく思います。 |
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2005/08/16 産卵セット割り出し |
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以前からセット内のマットに幼虫が見えると回収していたのですが、今回本格的に割り出しをしてみました。
するとマット内から幼虫が続々と姿を現してきました(*゚-゚)ニコッ(*゚ー゚)ニヤッ(*゚ー+゚)キラ
合計で21匹の幼虫(WF1)を回収する事が出来ましたので、私的には大満足です!
そして幼虫を2種類のマットに分けて、成長を観察していきたいと思います。
※最大サイズの幼虫は3グラムでした。 |
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2005/09/23 幼虫を襲った事故?! |
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しぶりに幼虫の様子を見ようとプリンカップを見てみると、なんと幼虫が黒くなっているではありませんか!(='□'=)ウッソー!?
しかも4匹一緒に!
慌ててフタを開けてみると、頭が大きい状態なので脱皮直後に幼虫に異変があり☆になってしまったようです。
原因はなでしょうか?酸欠かな?
今後はマメに様子をチェックしながら飼育したいと思います。 |
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2005/10/11 早くも♀が蛹化 |
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幼虫を大き目の容器に移そうと思い幼虫様子を見ようとプリンカップを覗いてみると、なんと♀が蛹化してるじゃないですか!早っ!!(゚┏Д┓゚
;)
幼虫期間は3ヶ月ぐらいです。環境が悪く、早めに蛹化してしまったのでしょうか?(-ω-;)ウーン
今後♂の幼虫が極小で蛹化しないように、気をつけて観察したいと思います。 |
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2005/11/18 幼虫の成長は順調 |
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一部マット交換をしました。
すると♂幼虫の最大個体の体重が19gもアリました!
(='□'=)ウッソー!? 我ながらビックリです。
新潟県産ヒラタに大きさは期待していなかったのですが、この個体には期待しちゃいます。
他にも数匹量ってみたのですが17gの♂などもいましたので、極小で羽化する個体は少ない感じがしています。
一部の幼虫を菌糸に変えてみようと思っていたのですが、マット飼育で良い感じに成長していますので、このままマット飼育を継続してみます。
小さめな幼虫は菌糸に投入してみようかなぁ・・・。 |
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2005/12/09 ♂も蛹化 |
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久しぶりに幼虫の様子を覗いてみました。
するとプリンカップの中で窮屈そうにしている♂幼虫を多数発見。
先月一部の幼虫を850のプラボトルに移動させたのですが、大半の幼虫は移し変える時間がないのでプリンカップに放置状態なんです・・・。
そんな中1頭の♂がカップの中で蛹化していました。当てにならない目測ですが、50_後半ぐらいでしょうか?
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