Windsor Castle

【ウィンザー城】


Round Tower

 Windsor Castle【ウィンザー城】はグレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国君主の公式宮殿のひとつで、現在使用されている城としては世界最大のものです。

 ウィンザー城は、William I The Conqueror【ウィリアム1世征服王】によって1080年頃、ロンドンを防衛する目的で、テムズ川上流にある川面から30mの高さを持つ天然の要害の上に建てられました。城内最古の建物はこの時に造られた中央の土塁です。当初は木造ノルマン様式の城建築の典型であるモット・アンド・ベイリー形式で建てられていました。

 後にヘンリー2世が石材を使ってRound Tower【ラウンド・タワー】を再建し、城壁を築きます。Round Towerは31.4 x 28.6mの不規則な円形をしています。

 ヘンリー3世は西側城壁を石材で再建し、さらにロイヤル・チャペル(後のアルバート・メモリアル・チャペル)を増築します。

 エドワード3世St George's Hall【セント・ジョージズ・ホール】ノルマン門を建設します。

 さらにエドワード4世セント・ジョージズ・チャペルを建設しほぼ現在の建物の原型が出来上がります。

 その後エリザベス1世ロングギャラリーを増築。チャールズ1世は清教徒革命で処刑されたあとセント・ジョージズ・チャペルに埋葬されました。

 チャールズ2世は城をバロック様式で大改築を行います。

 ジョージ2世は再び城をリバイバル・ゴシック様式で大改築を行います。

 ジョージ4世ラウンド・タワーを増築し、テムズ川川面から高さ65.5m海抜85.3mにします。ジョージ4世は他にも新しいロイヤルアパーツメンツを増築しステーツアパートメンツを改築しています。

 1992年11月20日に大火災が発生し甚大な被害を受けましたが修復作業は終わっています。

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