ひぐらしのなく頃に
PC用同人ゲームソフト/07th Expansion
整理された考察ではありません。私がプレイしながらとっていたメモを(ほぼ)そのままアップしたものです。
そのため、自分で読み返しても「?」「おいおい」「それはないだろう」というものが多々あります。
作中の情報を勘違いしたまま書いている箇所もあると思います。
感情が滲み出た妙な文章もあります。
色々とご了承下さい。
現在、それなりに筋を通して考えたのは綿流し編のみです。
プレイ中なので読了しましたが、他のサイトやオフィシャルBBSにはまだ目を通していません。
世間ではすでに謎解きが完了しているシナリオもあるかと思いますが、
(´・ω・`)気にしなーい。
▼2004/10/27
一通り読了しました。
ここにアップされているのはあくまでもファーストプレイ時のメモ書きです。
今後はもう少し筋を通した考えを書いていく予定。
更新履歴
2004/10/09:鬼隠し編、綿流し編アップ
2004/10/27:読了。祟殺し編、暇潰し編アップ
このページは更新を終了しています。推理は別ページ、および雑記のページで続行中。
鬼隠し編
(最終更新2004/10/09)
無表情に許しを請う彼女を殺し、死体を損壊。いいファーストシーンだなあ。悲しくて切ない。好きだった。初めて贈る花束のように。
電車に揺られ、都会から田舎へ。謝る彼女、許さない男。「許してやれよ」と主人公。夢だった。
レナと登校……レナが彼女で、主人公が殺人者? 夢は自分の心が見せた? もしそうなら怖い。面白い。頭を撫でるのが好き、とかそういう思い出がこれから先、出てくるかどうかだ。どうだ?
……レナの頭撫でてるし。おいおいおいおいおいおいおいおい。
蝉の鳴き声にノイズ乗りまくり。
レナ「ちょっとだけでも(お持ち帰りしたい)」これが時間ではなく、体の部位を意味していたら? 切除した肉を持ち帰りたい、の意味に取れる。――バカな!(をゐ
ダムの工事現場で殺人事件? だが被害者はどうやら男。冒頭の事件ではない。ダムの作業員がリンチ殺人にあった。
周囲の女性が全員事件に蓋をするような突っぱねぶり。ということは、加害者は村人。ダム計画を中止させるために殺した。一人でダメなら二人……ってことも? 被害者は何人だろう。
昭和五十年十月にダム計画始動。鬼ヶ渕死守同盟……殺して守る、って? 計画は無期延期状態だが、中止されていない。同盟の、団結の炎は消えていない。つまり村人は団結して事件を闇に葬っているという意味に取れる。
記事によれば死んだのは現場監督。殺したのは従業員。おかしいな……。体を切断し、共犯者全員がそれぞれを隠す。主犯のみ逮捕されず、右腕と一緒に行方不明。鬼ヶ淵沼近くに車を乗り捨て、それっきり。さて。
関係ない遊びのシーンが多すぎる。
本当に無関係か? トランプのフェイク、ゾンビ鬼、どうも事件と関係ありそうな気もする。犯行の手口?
一度見殺しにし、助かっていた彼女を鬼にするのをためらう。鬼になった振りをして助かった魅音。
レナは関東から転校してきた。理由は……? 事件と関係ある?
竜宮礼奈が本名。レナと呼んで欲しい……理由は? ただのあだ名希望か、礼奈という名前に嫌な思い出があるのか。親から付けられた名前。親が殺人者だったら? 彼女の両親はどうしている?
大貧民笑った。梨花だけが校長の頭を撫でられる……。その校長が殺されたら面白いな。ギャグだと思っていたのに……と。達人が殺される。隙をついて殺せるのは……梨花……? なーんて。
祭り、富竹さん笑顔で寂しそう。もし彼が殺されたら!?
神事用の鍬? 冒頭で振っていたのは……?
綿流しは腑流しとかけている? まさかな。
ダム賛成派の人々が殺される。神主はおやしろ様の怒りを静められなかったからといわれる。殺したのは誰か? 行方不明の殺人者という線は微妙。
仮定。レナが東京から来たのは親の都合。親は殺人者で、レナはそれを知っている。だから「れいな」という本当の名前を嫌い、自分をあだ名で呼ばせる。ここに来た理由は……何だ? 口止めではない。すでに事件は闇に葬られている。復讐? 殺された人の関係者で……?
あーそう、事件は解決済みですか。しかし本当か? 警察はどこの警察だ? 村ぐるみで事件を隠蔽するなら、解決したように見せかけているだけかもしれない。違う場所の警察だとしても、村人が口裏を合わせているのかもしれない。
うーん、異常者による殺人というのは辻褄が……。
罰ゲームのシャツの寄せ書き、いいね。「次回は頑張りましょう」「また遊びに来て下さい」とか。でも死ぬよな、こんなシーン用意されたら。あーあ。残念無念。
「……やがてその後ろ姿は夜の闇に溶け込み見えなくなった」って描写、これは明らかに……。
やっぱり死んだか……
! 主婦殺人事件は新聞に載っていない。つまり富竹さんの嘘、あるいは村人による吹聴の可能性がある。異常者による殺人は恐らく嘘、と考えてイイ。偶然取材されませんでした、なんてのは考えられない。
興宮STとは? 最低3人。「先生」という人がいる。「回転灯はつけないで」。先生が死体(まだ死んでいないかもしれないが)を運びたいといい、実行。写真を撮らせる。
警察だろう。静か静かで……というのは騒ぎを起こさないためか、あるいは事件を隠蔽するためか。むしろ警察が殺したという可能性も否定できず。
「ピストルなんか使わないです。毒物でじわりじわりがいいのです」……梨花。神主殺したのは貴様か?
毒物が検出されないのに、自分の爪で自殺? なんだこれは?
興宮=興宮署。村ぐるみの犯行では、というのはさすがに警察も気づいていたか。とすると、警察が黒幕というのも怪しい……が、捨てはしない。
大石としては警告の意味もあるんだろう。友人が事件に関わっているという疑心がサスペンスを生む。さらに、余所者として殺されるかもしれないという恐怖感が。上手い。
ではレナはどうなる??
古手って誰だ? 魅音の家族は抵抗勢力の筆頭だった。
名前を書いて当て合う推理ゲーム……嫌な感じだ。こいつら、全員圭一を監視するために親しく付き合ってるんじゃないだろうな? 特にレナ。引っ越してきてから案内してくれたのも? 可能性の一つ。だがそこに芽生えていた友情というのも信じてみたい。
犯人は4人以上と仮定する大石。富竹と別れた圭一よりも、友人の4人は遅れてやってきた。さてさて。女4人じゃ厳しいはずだが?
ははははは。「シュークリームが食べたいなぁ。ジャンボで4つ。>大石」4人か? 4人なんだな? だが警察が証拠になりそうなぼやきを手帳に書くか? ひとりで4つ食ったら殺す。ミスリーディング?
祟りと鬼隠しは対になって起きるという。次はレナ? 余所者だからか。
つうか……冒頭のはやっぱり圭一がレナを殺したシーンだろうなあ。謝る癖があるのはレナだけだし。頭を撫でたシーンもあったし。あー……。だがそれがいい。
ううーむ、神隠し、祟り、鬼、豹変したレナ。民俗学的要素の「見せ方、使い方」が上手い。引き込まれる。
お茶を持ってきた親父で雰囲気を明るくし、と思った瞬間「来てたんだろ、レナちゃん」……怖ぇええええぇぇぇぇぇぇ!
(“ぇ”が走る人の形に見えてきた……手を差しのばして。リーゼント?)
仮に警察が4人以上で富竹を暴行したなら。大石はそれを知っているはず。圭一に近づいて捜査に協力させるのは、それを隠すためか。同時に「結局は祟りなんだ」とでも信じさせ、事件を闇に葬る事に繋がる。余所者が「祟りだ」と信じれば、事件は永遠に祟りとして片づけられるだろう。次はレナの番だという彼女の確信。余所者は古い順に殺されるのか。彼女も大石を知っていた――とも考えられる。圭一と同じような体験をレナがしていたなら? 唯一、大石と圭一の会話を見て反応してきたレナ。さあ、今後圭一とレナはどんな関係になる?
――やはり来たか。鬼が総出で人を追いかけて殺す昔話。「被害者が生き残っていないなら、その話が現代まで残るわけがない」という矛盾。これは、残った鬼たちが「意図的に話を残した」のなら問題なく通ってしまう。それが狙いだったのではないか。
死んだ現場監督は園崎魅音と取っ組み合いをしたことがある。誘致派の夫婦が事故に遭ったとき現場にいた娘が北条沙都子。死んだ神主夫婦の娘が古手梨花。殺された主婦は沙都子の義理の母。同年に失踪した北条悟史は沙都子の兄。レナは茨城郊外に住んでいたが、学校の硝子を割って回って精神科にかかったことがある。「オヤシロ様が枕元に来る」と医師に告げた。
レナはもともと雛見沢の人間ではないのか……? それとも両親が……? あだ名で通す点が絡むのではないか。
――! ビンゴ! 竜宮家は雛見沢の人間だった。
車が揺れるのを活かす。「……その大きな揺れは、舗装道路から砂利道に変わる時の段差だ。富竹さんの声なき叫びを、俺は確かに聞いた」いいぞ!!
狙われるのは圭一だと大石。むう――圭一の一家もレナ同様雛見沢の住人だったとしたら?
うわ、大石死ぬのか?? 車が去るのを、「それは、鮫の潜む海に浮き輪ひとつで放り出し、ブイの向こうに消えていくボートのようにも見えた」
ああ逆か。放り出されたのは圭一だ。
「……畜生、俺、死にたくないよ……」圭一の心がハッキリした。不安感や疑心暗鬼といった流れでなく、こうした意思をバシッと書いておくのは重要。いいぞいいぞ。
富竹の死因。薬ではなく外傷で脳がやられると錯乱することはありうるという。ストレスなどが重なり合って喉を……? というお話。
県議と市議は園崎。親戚同士。雛見沢の村長も園崎の息がかかっている。警察の副署長、課長は園崎の見送りなどをしている。署長、園崎の恫喝を受けた。原因は大石の捜査。警察は一枚岩ではない――村と共犯の可能性は十分残っているぞ。
あと大石死にそうだな、やっぱり。退職後の話が出ている以上は。
興宮STの無線記録にある「先生」とは、園崎の事じゃないのか? 副署長、課長とセットでスリーアミーゴス。もとい、富竹殺しの関係者では? 警察上層部は村ぐるみの殺人に協力している。
おはぎの針は本当に意図的なものなのか。祖母とレナ、どちらが針入りのおはぎだったのか? ひとつだけ丁寧に作られ針が入れられた。普通に考えればレナ。しかし、綿流しとの関連を考えれば針を誤って混入させる可能性はある……圭一が最も精神を病んでいると仮定すると、全てがひっくり返ってしまうのだが……? あの冒頭のシーンと繋がれば……?
次。大石は唯一の味方と圭一が判断しているが、本当にそうか。レナは窓硝子を割って精神科に……事実か? 証拠はないぞ、圭一。この物語、圭一が狂っていく過程を描いたものなのか? しかし既出の事件に説明がつかない。
大石が関わった人物は必ず鬼隠しに遭う……来たね。来た来た。レナは悟史を転校したと信じている。黒幕は彼女たちか、それとも警察か。後者っぽいんだよなあ……。
待て、魅音が「大石はオヤシロ様の使い」といっている。だから鬼隠しが起きると。
トラックの運転手は誰だ。村人か。万が一、大石もしくはその関係者だとしたら? 村の異常を信じさせるための脅しとか。クラクションをわざわざ鳴らしてなかったか?
レナはどうして大石との密会を知ることができたか。盗聴器、偶然、などなど……
「どうして圭一君まで……!」圭一と悟史の行動は全く同じだという。心配するレナと、豹変したレナ。どちらも真実に見える。何がなんだか。確実なのは、圭一がレナを殺すことだけだ。
背後に誰かいる。息の音を聞いた。――事実か? 息は圭一自身のものでは? 戸口から入ってきた風の音では? レナが硝子を割って回ったのと全く同じ事をやっている。なぜかと聞かれれば「オヤシロ様の祟りが」と繋げられる。
こういう予想、圭一自身が考えている。いつもそのパターンだ。作者は考え得る可能性の多くを提示してしまう。その上で曖昧にしているため、読者は何が真実かを見極めなければならない。隠し通すだけでなく、こうやって可能性を書いてしまうというテクニック。面白い。真実が分からないため読者が疑心暗鬼に陥る。圭一とシンクロ。
おかしい……女性からの電話の直後、大石の電話。タイミングがよすぎないか。大石が黒幕だとすると、圭一を孤立させ、操ろうとしているようにも見えてくる。
レナが圭一の後ろに「ずっとついていた」というのは、単にその光景を見ていたという意味でいっただけでは。ふざけていただけでは。家族の不在を知っていたのは、朝、母からそれを直接聞いたからではないのか。圭一はその朝、家にいなかった。レナと母が会話をするのは当たり前だ……そうでないとしても、駅に行く父母が村人と出会い、レナにその話が伝わったこともあり得る。
ドアにレナの指を挟み込んだままわめく圭一は異常だ。圭一が最も狂っている。謝り続けるレナは、いよいよファーストシーンの彼女に重なってきた。
レナに関することは大石の個人捜査であり、裏付けはないという事実。「カルテを見たのでは?」「そんなこともいいましたかねぇ?」見ていないということだ。なぜ嘘をついたか。明白ではないか……? だが圭一は「大人の都合などに興味はない」と一顧だにしない。気づいていない。
眼下で謝り続けるレナ。雨の中、重箱の包みを持って立ちつくす姿が痛々しい。謝っている。「許して欲しいのは(命を狙われている)こっちだ。許さない」オープニングの電車のシーン、圭一が「許してやれよ」と考えたカップルが重なる。
――許してやれよ、圭一。許してやれば悲劇は終わるかもしれないのに。
解離性同一性障害(?)の解説が入った。逃避行動であると。圭一を指しているとしか思えない。明らかなヒントだ。圭一は虐待など受けていたのか? まだ出てきていない。
セブンスマートの回想。足音、気配。圭一の妄想だろう? いくら思い出しても見ているレナはいなかったとある。気づいていなかった なら、思い出してもいないのは当たり前。感じた気配も疑心によるものだ。
この時点でもう事実の一端が明かされたとするなら。圭一の不安は読者とシンクロしなくなる。圭一だけがおかしいわけだから。しかしどうやってオープニングに繋がるのか、過去の事件の真実は、といった要素が残るため、ベクトル感覚は健在。これは上手い。
魅音の悪戯だったのか……裁縫針。
彼女に凄む圭一。多分、かつてのレナのような形相をしているんだろう。読者には見えない圭一の表情。恐怖を生む。
魅音が大石を殺すというのか。彼女たちは事件の実行犯だったのか?
大石が黒幕(の一人)という説は否定された。
レナが斧を持って歩いている。てっきり宝探しに行く途中かと、だから笑っているのだと。追ってくるのかよ……。
「オヤシロ様はいるの」――魅音曰く、レナは特にオヤシロ様を信じていた。だから「人間の犯人なんていない」というレナの言葉は信用できない。
おかしい。大石以外に疑わしい人物がいない。レナが友達をバットで殴り倒し、硝子を割って回ったのは真実か?
綿流し。汚れを託して流す。まるで犠牲者は汚れを託された存在みたいだ。
村人二人組。レナはどうして圭一を助けた?
「あの二人は?」「知らない」拒絶するレナ。圭一は自分で歩けるといってレナの肩を借り、歩いてきたという。覚えていない圭一。
魅音が注射器を手に。レナは圭一を殺すつもり。矛盾している――何かがおかしくないか。
富竹から薬物は検出されなかった。特殊な薬? いや、やはり警察がグルというのが一番妥当な線だろう……。
――魅音とレナが血塗れで倒れている。
分かった。やはり圭一の自我は分裂している。逃避のためか。村人二人のことを語らなかったレナ。きっと圭一が殴り倒したに違いない。それを、自覚していない圭一に明かさないでいる。
監督とは誰だ。死んだはずの現場監督?
圭一の遺言。
「レナと魅音は犯人の一味。他に大人が4〜5人以上。白いワゴン車を所有。バラバラ殺人の被害者をよく調べて欲しい。生きている。富竹の死は未知の薬物によるもの。注射器を添付。どうしてこんなことになったのか、私にはわからない。これを読んだなら、もう私は死んでいる。死体があるかないかの違いだけ。これを読んだあなた、どうか真相を暴いて欲しい」
警察を欺き、人の死を隠していると圭一は予想。
ここに来て謝るのか圭一……! オヤシロ様じゃないか……レナじゃないか。オヤシロ様に取り付かれたのはやはり圭一、お前か……?
麻雀の話。推理の方法を暗示しているのか?
――死んだか、圭一。大石は本当に圭一を心配し、事件解決に努力しているように見える。黒幕の線は怪しい。
メモの第一発見者は大石だ。「バラバラ殺人の被害者をよく調べて欲しい。生きている。富竹の死は未知の薬物によるもの。注射器を添付」これが破かれ、隠蔽された。注射器もない。つまり、犯人がいるならここが痛いところだった。他の部分は痛くない。
隠したのは本当に大石? そうならば怪しい。違うならば?
まず圭一の両親。メモの在処に気づくのはあの二人である可能性が高い。
バラバラ殺人の被害者を調べろ――監督。現場監督。バラバラにされたのは誰だ? ――まさか、冒頭の女性ではないのか。てっきり圭一がレナを殺すシーンかと思っていたが、そうならなかった。だとすれば、もっと過去に起こっていた事件なのかもしれない。頭を撫でる、謝る(オヤシロ様)といった一致は何を意味する。悟史なのか……?
「許してやれよ」――誰が、誰を許すんだ。誰もが罪人、誰もが無罪。何が悪かったんだ……?
富竹の死は未知の薬物。本当か? 圭一はレナと魅音に抵抗した際、記憶が一部失われている。必死の逃亡で肉体のダメージも無視している。――注射器を刺された可能性がある。本当に薬物があるなら、筋は通る。
薬物があるなら――それにまつわる発言をしたのは古手。彼女だけだ。「薬物でじわりじわりがいいのです――」伏線はこれだけだったか? 洗い直せ!!
背後にいるという何者か。オヤシロ様。圭一が玄関で錯乱した時。スーパーで買い物をしていた時。レナが「後ろにピッタリついている」と発言……そして電話ボックスの中。誰か。レナなら知っているはず。または悟史なら。
二重人格にまつわる、もう一人の自分の隠喩?
「かな……かな?」レナのこの口癖。ひぐらしの鳴き声にかけている? まさかあ……。しかし、ひぐらしを亡き人々に例えた。ひぐらしが泣き止んでレナの尾行に気づいた。ひぐらしの鳴く方へ向かった。そして追いつけなかった。
「ひぐらしだけが知っている」と思った圭一と大石。「レナだけが真相を知っている」ということか? 唯一村から出て、戻ってきた人物。オヤシロ様の祟りを受けて友達を殴り倒しながら、本人は生きているという希有なパターン。彼女は重要だぞ……?
勘違いは要素として含まれているか? 圭一は友達の行動を誤解していないか? どうみても魅音やレナの涙は本物。あの豹変は圭一の目と感覚を通して描写されている。だからどうしても圭一の勘違いという線は消しがたい。
まて……ダムの殺人事件。主犯が鬼隠しにあった。富竹さん殺し。4人以上の犯人。警察ではなく、黒幕は魅音たちと仮定する。「あの時見逃してやった恩を……」というのは、過去に魅音が大石を見逃したことを示している。魅音は殺しに関与していると仮定。
すると、富竹と一緒にいた鷹野みよが鬼に隠されているが、彼女が主犯という可能性は出てこないか? かつての主犯のように……。動機は痴情ではなく、村にまつわる……
シュークリーム4つはミスリーディングの可能性が高い、としておこう。
本部長通達、情報の非開示と秘匿調査に分かれた事件。理由は?
鬱が躁になると自殺しやすい。だが圭一は「死んでたまるか」と決意していた。それが死ぬのか……? これもミスリーディングか。二重人格もミスリーディング???……
もしも。レナが親から虐待を受け、DIDになっていた場合。圭一に対する豹変は、そういったトラウマに関係するかもしれない。嘘をつかれると別の人格が現れる、とか。親に嘘をつかれていたなら……?
スーパーでの会話。親に嘘をついてカップラーメンを箱買いした。その時、影を背負っていた。嘘と影は一致しているか? 玄関での錯乱が一致しない。もし一致しているなら電話ボックスでの言葉に嘘が入っているかもしれないのに……!
振り返った圭一、そこにいたのは? 叫び声。何かをゆっくりと理解し、圭一は叫んだ。――自分自身だったという恐怖ではないのか? レナではなく。自分の影を背負う恐ろしさを、オヤシロ様の祟りと呼んで死んだのでは?
ひぐらしのなく頃に。「な」だけ色が違うのは、デザインだけ?
鳴く。
泣く。
亡く。
<以下は「綿流し編」読了後の記述>
やはり、レナたちはおかしくなかったのでは? 彼女たちの豹変は圭一にそう見えただけでは。精神状態がおかしい圭一が過剰に反応した。または幻覚を見た。薬物中毒の症状? どこかで薬を打たれたか、飲まされたか? 要確認。薬は、一度やっただけで禁断症状、中毒症状が出る。やめても後遺症で幻覚を見る。……ヒロポン? 時代的には覚醒剤流行の年に近いと思うので可能性はある。軍隊でも使われていたし。暴力団(園崎)なら軍繋がりだし問題ない。または731部隊に由来する未知の薬物? やはり、「薬でじわりじわりが」発言の通り、梨花も高い確率で関与していそう。綿流し編では注射器を所持(懐にそれを押し込まれて突き落とされたなら話は別だが、今は考えない)。
レナに追われて迷い込んだ山中。そもそも、あの時のレナは本当にいたのか? 全力で走っても追いつかれた。彼女の存在そのものが圭一の妄想?
圭一が一人で暴走して撲殺してしまったのでは。レナや魅音は本気で圭一を心配していたように見える。それを殺してしまったのか。
仮にそうだとすれば、最後に自殺するのは罪悪感に苛まれて……という。しかし、首を掻きむしるか? 脳にダメージを負ったためか、薬物によるものか。現時点では不明。どう描写されていたか要確認。
「針がなかった?」おはぎのアレ。薬物中毒だとすれば、針も圭一の妄想だと仮定できる……が、魅音が悪戯だといっていたような……。とほほ。妄想なら針が見つからないのも当たり前なんだけど。うーん。要確認。
とにかくもう一度読み返して確認しないとさっぱり。
綿流し編
(最終更新2004/10/09)
シナリオ選択のコメントからして、鬼隠しは鬼隠しで謎が解けるようになっているのか?
園崎の親戚は街にたくさんの店を構えている。サラ金、ソープ、おもちゃ屋、ラーメン屋……それだけ根を張っているということか。ヤクザか……。
圭一は考えがすぐに表情に出る。ギャグだが、何かの伏線に使われていたかも。不安や疑心が表情に出ているということだから。
デザート。沙都子は「プリン」……だと思ったよ。ビンゴ。
夏休み。圭一は「宿題」……俺かよ!(をゐ
富山、名古屋は興宮(鹿骨市)からそこまで遠くない。千葉、埼玉はメチャクチャ遠い。どこ? エンジェルモート、写真はデニーズだよなあ。ついでにこいつ魅音か。おいおい!
……詩音? 圭一を圭ちゃんと呼ぶ。同一人物か、別人か。多分別人……村にはいないはず。学校に来てない以上は街の学校に通っている。
あ、圭一の考えとビンゴ。ただし圭一は魅音の別人格と考えている。
両親と別居して、婆さんと暮らしている魅音。法事の時に詩音に会ったような気がするという梨花。「たまに電話で話すくらいで……私もしばらく会ってないし」この魅音の発言はおかしい。詩音はいつも圭一のことを聞いているといっていた。
嘘か、真か?
詩音の存在は隠しておきたい魅音。よく電話で話しているはずだが、会わせたくはない。何か理由があるはずだ。家庭の事情?(同一人物説は考えない)
詩音がハンバーグの差し入れ。バイトに行く途中に? 街に住んでいるんじゃないのか? 待てよ……詩音は実在するとして、魅音と入れ替わっている可能性は? あのおもちゃ屋のイベントは本当に魅音か? ……魅音のはずだ。では次の勝負の時に……?
弁当箱返却。魅音に……だが、詩音である可能性も。赤くなる、ほんわかした雰囲気。
雛見沢の住人が集まって圭一を助ける。連帯の筆頭にいる詩音。園崎の家柄か。
助け合いを重視する雛見沢。圭一も誰かのピンチには……と詩音。
魅音と詩音を、圭一はどう差別しているか? 二者択一で崖から助けなければならない。どちらを選ぶか……詩音。魅音は大丈夫だろうという判断。この違い。
レナ曰く、最近の魅音は楽しそう。……もしも詩音と同一人物なら、女性として圭一と話をすることを喜んでいる。うーん、その可能性も考慮すべきか?
もしくは詩音が圭一と親しくなるのが、魅音にとっても嬉しいということ。別の人物ならそう考えるのが自然。
「魅音はつい最近傷つけられた。夜中にレナに電話をかけた」……考えられるのは詩音を魅音と呼んでしまったことだけ。魅音と呼ばれるのが嫌だった?
レナ曰く、魅音と詩音は(圭一には違うように見えても)性格が同じ、同一人物。どうしてそんなことをしているかを考えろ――
魅音とは違う存在、純粋に女として圭一と付き合っていたい……という願望? だから魅音と呼ばれると傷つくのか? 圭一の中で、自分は常に男友達のような魅音に過ぎないという悲しみ?
覚え書き。鬼隠し編、未知の薬物で喉を掻きむしったのなら、昭和58年の段階で未知、平成の現代では既知の薬物かもしれない。医者を、医者を呼んでこい。
そういうことか。腕を組んでも魅音ならドキドキしない。同一人物だと考えながら、実際には区別している。ここがポイントだ。
……ここで裏切るんかい! 別人なのね。おもちゃ屋でレナに人形をあげてしまった。魅音は傷ついた。これは正しいと思う。詩音の格好で弁当を届けに来たのは魅音だった。照れ隠しで詩音を装った。これも二人の会話からして正しい。
詩音はいつ初登場?
遡る。魅音が弁当箱を返却されて赤くなったのは当然。作って届けたのも彼女だから。お返しの飴玉が入っていて、それからしばらく(レナ曰く)楽しそうにしているというのは、圭一への好意の表れ。傷つけられ、我慢していたが傷口が痛み、レナに電話をかけた。原因は人形を(貰えなかった魅音にではなく)レナにあげてしまった圭一。
辻褄はこれで合った。問題は、これまでもここからも、魅音と詩音が意外なところで入れ替わっている可能性。意識しろ。見逃すな……
麦茶を差し入れる詩音。遅れて麦茶を二つ持ってくる魅音。間に合わなかった。……おい圭一、傍観してないで魅音の麦茶を一つ飲み干してやれよ。「喉渇いてるから一つくれ」みたいな。そしたら男前なのに。
鷹野三四と富竹登場。
前々から思ってたけど……富竹さんの黄色いカメラ、趣味悪いぞ(をゐ
圭一の考えによると、エンジェルモートで客に絡まれていたのは詩音。他の日は魅音。えええええええ。でも本当っぽい。すると、詩音として圭一と付き合えるのが楽しいという想いは、間違いなくあったということだ。弁当も届けたし。しかし最後に本物の詩音が圭一の誤解を利用する形で美味しいところを持って行ってしまった。へこんで、レナのおかげで復活。今に至る。
神社に本陣を置くなんて、武将みたい……この作者、やはり鬼や伝説にも詳しいはず。
古手神社の神主が死んだのは、日和見をする性格が理由という。ダム反対の本陣を置く神社。しかしリーダーシップの欠片もない。反感を抱いた村人もいて……ということらしい。
祟りでもなく偶然でもないなら、綿流しの夜に起きる殺人事件にはどんな意味があるのか? ――何者かが糸を引いているに決まってる! 鷹野の言葉は正しい。
沈めると鎮めるをかけて底なし沼に生け贄を……か。なるほど。
詩音と悟史は同い年、知り合いだった。関係は?
オヤシロ様の祟りで一人が死に、鎮めるために一人が生け贄になって失踪する(沼に沈められる)。詩音、犯人は雛見沢の住人と結論している。
このスクラップ帳、恐らく筆者は鷹野三四。生け贄をゆっくり沈めるのに使った祭具が、雛見沢のどこかにあると予想。集会所の近く……古手神社? 錠前がちゃちなものに変わったので、「彼」(富竹?)に何とかしてもらうという。
深入りって怖いね。怖いよ。さらば鷹野。
考えられるのは梨花が重いといっていた鍬ぐらいしか……? バラバラにして沼に投げる? ……うーん。微妙。
大石、祭りの夜の犠牲者は必ず出る……防げないと語る。犯人を捕まえることだけに情熱を傾けている。
屋台。しかし圭一、弁が立つ。ついでに腹も立つぐらいに(をゐ
この地の人々は、沼から出てきた鬼の血を引いている。人食い鬼の。……綿流し=腸流し? おいおいビンゴじゃないか……? 布団=腸の詰まったもの=人体!
……あ、上手い! 鍬を振り下ろす儀式は生け贄を刻む様子を再現しているのか!
――すると、鬼隠し編のオープニングは、圭一が神具の鍬でレナを刻む構図になるのか?
明治にもここでバラバラ殺人があった。身元も分からないぐらいの。ダムで起きた事件、やはり被害者の遺体が現場監督とは限らない……そのヒントかも。
詩音と富竹が聞いたドタンバタンという音。子供が遠くの板の間で跳ねるような。圭一と鷹野は聞いていない……犠牲者が誰か、に関係するのか。(犠牲者が跳ね回る音?)
鷹野スクラップによれば、綿流しは鬼ヶ淵の人々が他の人とは違う、優れた人種だという思想に基づいて行われた食人の儀式。周期が不定なのは、村の内部に不満が起こった際の捌け口にするためか。二百を超える祭具が必要なのは、娯楽として行われたからではないか。
雛見沢は岐阜県に隣接した県にある。日本海と琵琶湖は遠くない。
緯度は関東よりも南にある。ほうほう。
それにしても圭一……鬼隠し編では大石の側についたがために死んだというのに。綿流し編では村人の連帯に好意を持ってようやく危機から脱したと思いきや、なんで忍び込むかな。ははは、こいつめ!
あー、やっぱり園崎はヤクザだったか。
待て……大石の質問と魅音の質問は全く同じ。詩音とは服装が違うから、という詰問も同じ。両者は繋がっている? 園崎魅音のいう「みんな」は村人であると同時に、警察組織も含まれる? しかし魅音と大石の仲は悪いはず……。
鷹野スクラップ帳より。鬼ヶ淵の住民も儀式に恐怖を覚えていた。しかし強要された。御三家の公由、古手、園崎が影響しているか。
悟史は名古屋から新幹線に乗った? 理由のある失踪だったのか?
校舎裏、梨花の服が汚れていた。圭一への助言。寝不足の魅音がどこかへ行っていた。村長がいなくなった事へのショック。しかし怒っている魅音が梨花と接触した可能性も。
ついでに、魅音は詩音と入れ替わっていないか?
魅音の豹変、沙都子は呪われている……?
多分、大石の罠だ。園崎に手入れをするため、圭一を落とそうとしている。
園崎魅音が「鬼の名を許される」……か。恐らく「おん」=「隠」=「鬼」だろう。
……あれ? 「お魎」「魅音」「蒐(あかね)」……文字に鬼が含まれているということらしい。おやおや? 村長、公由喜一郎も喜ではなく鬼の意。
公由=鬼の字の分解。
古手=占いに鬼の角を加えて古にした。
園崎=鬼は名に含まれるので名字にはない。園は複雑なもの、内蔵を囲う=人体。崎は裂くの意で、綿流しの儀式をなぞったものになっている。
やられた……!! あの電話は、誰からのものだったか……! 詩音は祭りの翌日、すでに失踪していた。大石から逃げたあの後、エンジェルモートに出ていない。では、夜にかかってきた電話は、次の夜にもかかってきた電話は、詩音を騙った魅音。どうりで違和感があると思った。すでに魅音は圭一が祭具殿に忍び込んだことを知ってしまっている。
服装で見分けていた二人、電話だと分からない。当たり前のことにどうして気づかなかった! 入れ替わりのセオリーだろ!
テメェ圭一、なんて軽々しく詩音失踪を明かすんだこの野郎!(をゐ
魅音がなりすましてるなら「会えないか?」という手もあっただろうコンチクショウめ。詩音の電話番号を尋ねないことに違和感を覚えたが、そういうことか。明かすわけにはいかなかった。または、尋ねたとしても寝床を転々としているから一定しない。完璧だ。
それにしても目がkoeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!
園崎宗平? 鬼の字は……?
想像を超えていた。悲しい鬼ヶ淵の歴史。被差別部落。園崎宗平が闇市で缶詰を売って資金を得た。細菌・731部隊。人肉缶詰の噂。再び差別を受けたが故に結束し、立ち上がった人々。人と鬼が仲良く暮らした鬼ヶ淵の伝説。それを見守るはずのオヤシロ様はいなかった。だから鬼隠しの儀式を行って鬼ヶ淵の神性を保とうとした――
圭一たちが踏み込んでしまったから、鍵を簡素なものに換えた村長と梨花が消された。沙都子がそれに巻き込まれた。やめることもできたのに、慣習に従ってしまった魅音。全ての原因は圭一にある。その悲しみがプレイヤーにシンクロする。
夜の電話、学校で具合が悪そうだったこと、全て繋がる。詩音を演じてまで圭一に接触したのは、殺すためではなくあくまで女として付き合いたいという願望だったのか。学校での不調は殺人の実行が悪影響を及ぼしていたからなのか――泣けるじゃないか。
生き残ったのは圭一だけ。魅音は彼だけを殺さなかった。理由は恋心以外にない。
魅音は興宮の街で詩音のふりをして圭一を救った。全て「女として圭一と触れ合いたい」という願いで統一された前半のシーン。クライマックスのための伏線だったか……
魅音は鬼。圭一は人。実在しないオヤシロ様。
クライマックスで豹変した魅音。鬼となった。
理由は……? 鬼とは?
詩音を殺害し、圭一を刺しに来た鬼。人形が血にまみれるとは。
しかし圭一だけは本当に生き残った。詩音は死んだし、鬼になった魅音は元に戻らない。魅音として最後の約束を守ったのか……
あの夜、「間に合った」というリミットのあるような言葉を吐いていた。
! 来た。やはり古手梨花は薬に関係している。注射器を所持。魅音に会いに行く時、それを持参していた……なぜだ? 魅音の豹変にも関係が? あの夜のリミットに関係が? 本当の黒幕は梨花?
魅音があの地下ですでに死んでいた……? 刺しに来たのは魅音じゃない……? 詩音なのか? では転落死した詩音はどうなる? 鷹野の死亡推定時刻は24時間前、綿流しの前日の夜。準備していたときには生きていた。しかし当日には死んでいた。彼女は――誰だ……?
ベッドの下から魅音が現れ、「今度はダメェ」――圭一を生かしておいたのが魅音としての最後の約束だとしたら、これは鬼となった魅音。圭一は死ぬだろう。本当に?
怖ええええええええええええええ! 鳥肌立ってるよをゐ!
薬だ。多分薬がポイントだ。幻覚? 詩音も薬にやられて錯乱して落ちた。隣で聞いていた暴力団員はそれを聞いて駆けつけただけ。圭一が最後に見たのも幻覚なのか????? 日本軍の薬という繋がりができた。考えろ。
――幻覚や思い込みで本当に死んでしまう実例はある。死刑囚の実験を思い出せ……!
んじゃ圭一を刺したのは誰だよ……_| ̄|○
鷹野の死亡推定時刻、焼死体は検死が難しいとあったけど、大石がそれに言及しないはずはない。
梨花が注射器を持っていった理由を考えろ。圭一は彼女に真相を打ち明けた。彼女は任せろといった。「頑張らないと犬さんも死ぬ」といっていなかったか? なら犬=魅音のはず? 待て、勘違いの犬といっていたか? 勘違い?
最重要ポイントはここだ。多分間違いない。考えろ……
梨花は何らかの覚悟を固めて魅音に会いに行った。圭一を救い、事件を終わらせるために注射器を持参した。それが失敗して殺されてしまったのか。それとも注射を打つことはできたのに、殺されてしまったのか。魅音がその影響を受けたのか。豹変、死、死亡推定時刻に影響を与えたのか。
梨花の行動が成功すれば、圭一は何もせずに平穏を手にできていたはず。
ラストシーンは圭一が拘束されていた光景を思い出させる。想像の出来事ともとれるぞ。鬼隠し編とは違い、圭一が死んだことを報じるエンディングはなかった。ポイントかも。
圭一も幻覚にやられているなら、腹を刺されたのもラストシーンも幻覚になる。だが……むうう。
――――――――――――――――――――――――
一晩経って冷静に考えてみた。
すでに魅音は井戸の底で死んでいた。検死が行われた以上、詩音ではない。
詩音もマンションから転落死している。間違いない。
梨花と沙都子、過去の犠牲者の多くも井戸の底にいた。
よって、あの夜、圭一を刺したのは魅音ではない。絶対にない。
……詩音だ。
とすると?
井戸の底にいた魅音は、詩音に殺された……? あの防空壕の中で行われた会話は、全部、魅音ではなく詩音……?
辻褄を合わせる。詩音だと仮定すると、牢にいたのは魅音。詩音、最後に圭一を気絶させた後、魅音を殺害。魅音は井戸の底へ。詩音、警察に保護される。
圭一が人形を購入。夜、魅音に変装した詩音が来る。圭一、刺される。「殺したい奴、全部殺せた。間に合った」
その夜、詩音がマンションから転落死。翌日、病院にいる圭一を大石が見舞う。鷹野の死亡推定時刻がおかしい。魅音は死んでいた(この辻褄は合う)。圭一、ベッド下から現れた魅音に捕まる。
遡る。
防空壕内。「あのクソチビ2人」と罵っていた。殺しを淡々と行っていた。真っ先に捕まえていた彼女に「最後に殺す」といい、他の殺しを見せつけて苦しめていた。圭一の知らない魅音に変貌。
あそこでの魅音は詩音。魅音は圭一の親友。いい奴。梨花と沙都子を「クソチビ」などと呼ぶはずがない。ためらいもなく殺すはずがない。入れ替わっている。綿流しの夜に失踪したのは、魅音。詩音がこの地下牢に入れていた。
圭一との電話にそれを裏付ける情報はなかったか? 詩音しか知らない情報など。
詩音は魅音を苦しませるために、親友を目の前で惨殺。魅音として圭一たちに接触し続けた。夜は詩音に戻って電話していた。
忌み嫌われる双子。詩音は跡取りではない。園崎の中にあって差別された空虚な存在。詩音が持っていない全てを手にしている(ように見える)魅音。利き腕ではない方の手。
長年の恨みが動機か。
……もしかして、同い年だったという悟史は詩音と親しかったのか? 恋人? その悟史が鬼隠しに遭ってしまった。名古屋から新幹線に乗ったにしろそうでないにしろ、引き裂かれてしまった。実行犯の中に間違いなく魅音はいたはず。これも恨む理由。圭一の死を見せつけることにこだわった(わざわざ魅音を演じ続けてまで防空壕に引き入れた。レナを地上に残して)のも、そこに関連するのか? 同じ目に遭わせる……人間の感情としてはあり得る。
エンジェルモートからおもちゃ屋まで、圭一ですら魅音だと思いこんでいた。レナですら完全に見抜けるわけではない。
あの前半部そのものが伏線になっている。
詩音に感じた生理的な嫌悪感はこれだったのか?(仮定が間違っていたら物凄く失礼だなこれ)
綿流しの後、学校で「怒っていた」魅音。詩音であれば、魅音の友人たちを見て復讐心をたぎらせていたのかも。それを見抜いてレナが「怒っていた」と思ったのかも。祭具殿侵入を怒っていたのではなく――魅音の境遇にまつわる怒りを抱いていた。梨花がなぜか校舎裏にいたのもそれに関連か。
あの侵入劇からすでに詩音の計画的復讐は始まっていた。圭一に恐怖感と罪悪感を抱かせ、事件と電話で彼を(読者を)コントロールした。全て計算通り。
いや、さらに前からか。魅音になりすまし、圭一におもちゃ屋で人形を買わせて、そこに魅音が現れる……あのシーン。「両者は別人」と明かすだけではない。「詩音が魅音の惚れた男を奪った」という構図になっている。魅音への恨み、見せつけ、略奪……ささやかな復讐。復讐の始まり。違うか? ピースがハマってきたぞ。日常的でいて恐ろしいシーン。
梨花と沙都子を殺すのもおかしくない。詩音なら友達でも何でもない。躊躇わず殺すだろう。読者が想像していた、「友人殺しの罪悪感」などどこにもない。真っ先に魅音を監禁し、親しい人間の死を見せつけた。娯楽としての綿流しの儀式を、あの場所で。だから魅音だけは最後の最後に殺さなければならなかった。先に殺したら意味がなくなる。侵入者の中で圭一だけが最後まで生き残っていたのもそのため。わざと生かしておいた。魅音に味わわせる最高の苦しみを演出するために。
園崎の屋敷での会話は全部詩音の演技。……刺青を披露していなかったはず!
「魅音は俺の親友だ」――防空壕の扉を開ける直前、彼女は目を押さえた。圭一は涙を目撃していない。その程度の演技なら誰でもできる……
続くこの台詞。「魅音が惚れるのも分かる」――鬼としての魅音が人としての魅音を指していったのだとばかり思っていた。前後の文脈から。しかし、詩音だと仮定すると……そのまんまの意味になる。その、惚れた男を目の前で殺すことで牢の中の魅音に最後の苦痛を味わわせる。必死の叫び、「誰も死んで欲しくない!」これは詩音らしくない、と表現されていた。「詩音ではなく、魅音が叫んでいる」と言い換えても筋は通る。
大石の突入で圭一殺害は叶わなかったが、魅音を殺害。井戸に落とした。
圭一を刺したのは「殺したかった奴」だから。姉にまつわる人物を殺したがっている? 魅音がいなくなってもさらに復讐を進める?
全てを終えた(殺したと思ったのか)詩音が、マンションから飛び降り自殺した。これならおかしいことはない。か? 復讐を終えた時点で自殺するというのは考えられる。「間に合った」という言葉の意味は……? 包丁に薬が塗ってあったんじゃあるまいな。だから最後にアレを見る。
アレは幻覚としか思えない。現実のわけがない……刺したことが殺しの確信なら、薬物という線は疑う必要あり。しかしそんな薬あるのだろうか?
「間に合った」――殺しが間に合った。何に?
自分が死ぬリミットに。
捕まる前に。
前者……かなあ。彼女はすでに死が確定していたのでは? 薬物? 梨花の注射器は詩音に刺さっていたという説は? 彼女はそれがジワジワと効いてくる何かだと知っていた。玉の汗は薬の影響?(幻覚でも見たか?)
……731部隊があるにせよ、薬が曖昧すぎてまるで信憑性なし。超微妙(´・ω・)
さりげなく死んでいた園崎お魎。スルーしかけた。詩音が殺したはず。魅音として生きていくなら、二人暮らしの相手であるお魎は絶対に邪魔になる。見抜かれないはずがない。よって祭りが終わった後すぐに殺し、地下に放り込んだ。誰もこれを知ることができないため、警察の手入れがあって初めて明らかになったということ。
名前についての覚え書き。
魅音=魅に鬼の字を含む。音は「おん」と読める。「おん」=隠=鬼であるため、魅音の名は強烈な鬼の要素で凝り固まっている。まさに鬼の後継者。
詩音=死隠? 物騒な。鬼を匂わせるのは音の読み方だけ。魅音よりは軽い。軽んじられているということか? もしくは死を願われ、隠された存在? 双子の忌避。……園崎なら実際に殺せるよなあ。それはないか。
鬼という文字以外は偶然かもしれないけど、結果的にそうなっている。
鷹野三四の説明がつかない。24時間のずれをどう説明する。祭具殿に忍び込む時には死んでいた。彼女にも双子がいる? まさか。あの時には生きていたはず。県外で死体を焼いたのは岐阜県警に渡すため。死を明らかにするため。鬼隠しの再現ではない。
……薬物で死亡推定時刻を偽ることは可能か? しかしメリットがない。関係がなさ過ぎて意味がない。
一人称のメリットを上手く使っている。三人称でこれはできない。全ての情報は圭一というフィルターを通して読者に与えられる。事実かどうかは分からない、圭一が思ったままを読むことになる。だから、全ての情報は疑わなければならない……ということ。
双子による入れ替わりはミステリの禁じ手の一つ。しかし優れたストーリーテリングがあるなら、禁じ手は許容される。その好例。
……とかいって、この推理が全然違ったりして(´・ω・)
・現時点での仮説
犯人:園崎詩音。
動機:魅音への恨みと怒り。御三家、特に園崎家への復讐という意味合いもあるか。
構造:入れ替わりによる復讐劇。
ただしこの仮説は詩音が登場する綿流し編限定で、鬼隠し編には適用できない。圭一と詩音が出会わないため、全てが狂う。
――――――――――――――――――――――――
お疲れ様会。
・祟りか、人間か?
人間。祟りはありえない。ミステリが成立しないから。
・園崎家が全ての黒幕か?
これは微妙。全ての犯罪の中心にいた可能性はある。今回の事件は例外。詩音個人の復讐譚だと思われるから。事故や偶然を装った完全犯罪である過去の事例とは別物。
・魅音が「全て自分がやった」と自供した理由。
詩音の芝居と仮定すれば、憎い魅音に罪を着せたとも考えられる。存在自体を汚す。レナは生き残るので、後々までそれが事実として記憶される可能性が高い。
・圭一が狙われる理由は?
村に敵対する行動を取ったためか。鬼隠し編では警察に近づいてスパイ的な行動を取っていた。綿流しでは祭具殿侵入。ただ、後者は決定的な理由ではない。梨花が確かそういってた。だから村との戦いではなく、詩音の復讐に巻き込まれただけ、と考える。
ちょっと待った。
梨花は「勘違いの犬」をどうにかするといっていたか? 魅音が犬だと仮定すると……梨花は醤油を借りにいく時、魅音だと思っていたのか。それとも詩音だと看破していたのか。
注射器の中身が全然異なってくる。覚醒剤? 未知の薬? 毒薬? 鎮静剤? 睡眠薬? やはり校舎裏の会話を確認する必要あり。あそこで何があったか。
魅音は詩音とたまにしか話さないといっていた。詩音はいつも圭一のことを聞いているといっていた……はず。このズレ……詩音が魅音の所に盗聴器でも仕掛けていたのか? いや、どこかに盗聴器が出ていたような。どこだっけ。
祭りの準備をしている時、詩音は魅音に先駆けて麦茶を渡しに来た。これも魅音から圭一を奪うという復讐に見える。圭一が魅音の麦茶を取らなかったのは、物語の要素を満たすためだったのか。彼が魅音に報いてしまうと、詩音の復讐という意味合いがなくなってしまう。だから圭一は「魅音の麦茶を飲むことができなかった」……というシナリオ上の意図。
詩音と富竹だけが聞いたドタンバタンという音。これ、薬物の影響では……? 富竹は薬物にやられていたので幻聴。詩音が話を合わせて圭一の不安を煽る。発言の順番は?
…………。微妙過ぎ。多分違う。
祟殺し編
(最終更新2004/10/27)
腹が割かれ、腑が引きずり出され、指には五寸釘。女性。誰がやった?
レナは嘘をつかれると豹変するという仮定が正しければ……綿流しのラストで詩音の入れ替わりに気づき、豹変して何かをやったとも考えられ……。
にーにーは兄々。学校での「圭々」はミスではなく、けいけい、だったのか?
梨花は人を小馬鹿にする時よく頭を撫でる……か。気づかなかった。
圭一が悟史の代役を果たすことに――最後に失踪することまで一致しそうだ。失踪しないならハッピーエンドに。
綿流しは「最多の可能性」。しかも各シナリオは繋がっているっぽい。……もしかして詩音入れ替わり説は壮大なミスリーディングに引っかかった、のか?? うわあ。
知恵先生…………って。いいのかこれ(;゚д゚)?
圭一、悟史の代わりではなく、沙都子の兄代わりになると決意。自分が逃げない限り、この関係に終わりなど来ないと信じる。
沙都子曰く、トラップは相手を観察することが重要。違う行動パターンに変化してしまうと、トラップにはかけられない。――圭一が悟史に似てくるという流れに関係しているのか?
出版社の方々来る。……親父……_| ̄|○
亀田君。キミはアホか(をゐ
亀田君が後に出すという伝記を知っている圭一。このシナリオで圭一が死ぬことはない?
最後の最後にホームランを打つために、下手なふりをしていた沙都子。トラップ。
監督……監督? 入江。性的倒錯者の可能性あり。男色? メイドを抱えるお金持ち?
沙都子が監督にトラップを仕掛けたのはコミュニケーションを望んだから? 猫の甘噛み。トラップは受け止め方で意味合いが変わる。
焼き肉の肉は何の肉だー? いや、まさかね……。ああ杞憂。
監督と圭一「沙都子を泣かせない」と約束。
ここでもやはり詩音は圭一を奪おうとする……冗談っぽいけど、分からないぞ。すると鬼隠し編の魅音が、実は詩音という可能性まで浮上するのか……? しかし登場しないキャラがそのシナリオの黒幕というのはミステリーの流儀からしてあり得ない。これがネック。
1――シナリオごとに謎解きができる場合。詩音黒幕説は非常に無理がある。
2――シナリオを全てプレイして初めて謎解きができる場合。これなら大丈夫。
綿流し編の死亡時間。どうしても筋が通せないなら、警察の言葉・記録に嘘があると判断しないといけない。再び警察共謀説浮上。どうして私は警察を黒幕にしたがるのか。ふふり。しかし無理がある。やめだやめ。
まさかとは思うけど……沙都子は最後の最後にトラップを決める。境内のゲームで圭一は沙都子に同盟を破棄されて敗北した。
このシナリオ、沙都子と親しくなった圭一が裏切られて終了するんじゃあるまいな。
詩音、悟史が「転校した」という圭一の言葉に厳しい顔。誰が転校したと教えたか?
レナは嘘に引っかからない。うん、これは最初からそうだった。嘘に対して過敏。
悟史は貯金を下ろして失踪。名古屋駅で似た人物が目撃された。レナは村を捨てて逃げたからオヤシロ様の祟りにあったと主張。レナは村を見捨てる気持ちを謝ったから助かった。
悟史の話は興味を持つこと自体がいけないこと。禁忌だった。鬼隠し、綿流し、共に村の禁忌に興味を持ったという共通点がある。ここでもまた。すると、これが狙われる理由になるのか…………?
仮に沙都子が最後に裏切るとすれば、不幸な境遇で同情を集めている現状は好都合。両親、兄の死亡・失踪ですら沙都子が関わっていた可能性すらある。親を突き落とし、兄を村にいられなくした……と。うーん。
綿流し編では殺されたが、詩音との共同戦線が崩されたという可能性も? 梨花はどう関わっているのか?
詩音はバイクに乗っている。鬼隠し編のラストはどうだった? バイクの音は?
詩音は監督に束縛されている? 「マネージャーを辞めさせて」と詩音が言わない限り、解雇されない。どういう関係か。
詩音が寂しそうなのは何も変わらずにいる監督たちの中に、悟史だけがいないこと。
おお、当たった。悟史と詩音は恋仲(片想いか?)。オーケー。
すると詩音がマネージャーを辞めないのは、いつか悟史がこのチームに戻ってくるのを待っているからか。運動音痴らしいけど、悟史。
冒頭の死体の検死結果。拘束し、指を釘で打ち抜く。鼻と耳を切除する際、少なくとももう一人が頭を押さえていた。どちらかは鋏で切り落とされている。医学的知識に基づいて腹を割き、内臓を切除、摘出。この途中で被害者は死亡。ダンベルに括り付けて死体を遺棄。重量からして、恐らく三人以上の成人男性が関わっている。
課長は「S号」と見ている。大石はどう思うか?(S号とは園崎関連のこと)
――医学知識。切り裂きジャックか貴様。鷹野三四ならある程度は可能だったのでは?
被害者は間宮リナ。本名は律子。園崎系のキャバクラで働いていた。組の薬と上納金に手を出して殺された可能性大。彼女のヒモは生きている。北条鉄平。撲殺された主婦の主人。大石「これから死ぬんでしょうねえ」
鷹野三四以外に医学知識を持ってるメインキャラはいない。監督が医者かぶれとかいったら大笑いだあっはっはっは。
……?
……似てないか、この二人? 髪の色とか……。兄姉? それが鷹野三四死亡時刻の謎の答えか? まさか、ね……。声や体型はどう描写されていたか? 名字が違うのは?
ようやく大石が本性を見せてきたか、このシナリオで? 乱暴者で村中に嫌われている。
監督、治療手慣れてる。やはり医学知識あり? 圭一のきめ細かな肌を堪能……冗談だが、本当だとすると? 人体の損壊・解剖に性的興奮を覚える異常者であり、嬉々としてそうした行為に協力する犯罪者、という可能性もある(酷い言いぐさだ……)。
冒頭で殺されていた間宮リナ(竜宮レナに似てるなあ)は、愛人の鉄平を信頼していなかった? 彼は何も知らされていない模様。雛見沢に戻ってきている。
沙都子を虐待から救ったのは覚醒剤常習犯。それは本当に偶然だったのか?
沙都子の児童相談所メモ。学校の前任W氏とは? まさか監督? 市教育委員会のF主査とは誰?
圭一の両親が朝、不在。圭一は「声をかけられたが寝過ごした」と判断したが……
鷹野三四は圭一を有名人という。前原屋敷だから? 他にも理由が?
鷹野三四、サンタクロースのたとえ話。サンタはその家の父親。ならオヤシロ様は? 祟りではなく、人間の仕業。……。
魅音、圭一が沙都子を連れ出して匿ったために遅刻したのではと疑った。
指導室の渡辺主事。W氏か。
TIPS。児童への登校禁止は割合としては少ない。が、恐らく重点はそこではない。性的暴行の可能性を示唆した点が最重要。
魅音の家は、夕方まで日替わりで使用人が来ている。綿流し編では来ていなかったような……確か朝だったはず。理由は?
待てよ? 「魅音ってこんなに謝る奴だったっけ?」このシナリオでも詩音が入れ替わって……いる? 鬼隠し編でも?? だとしたら……。
「次期頭首の園崎魅音に話がある」
「圭ちゃんは大きな勘違いをしている。(中略)何も叶えてあげられないからね」
詩音であるなら、次期頭首ではない。これは……。ただ、この時点では綿流しの祭りより前。時間軸がおかしい。
魅音のはず。「園崎家はダムの抵抗運動で荒っぽいことをしたが、それだけ。人殺しなんてしない」これは真実のはず。つまり、詩音が綿流し編で語った真相こそが嘘。
……じゃああの防空壕は何だっ。
魅音の叔母は民生委員。
……沙都子の豹変はDIDの症例か? レナがそれを察したということは、やはり彼女も虐待を受けた過去があり、己の名を嫌ったという鬼隠し編での推測を裏付ける……?
圭一の豹変。面白い! ここがMID POINTだろう。
声と目の変化に怯える仲間。以前もあった、オヤシロ様絡みの異変。精神状態に左右されるのか。そういう事例はあるのか。
悟史の失踪は沙都子を守ったために起こったのでは……という可能性。撲殺事件と悟史は本当に無関係か。悟史が沙都子の誕生日に失踪したのは、彼女を祝う資格がないという自責の念からではないのか。
圭一、バットに付着する指紋は大丈夫か? バットの処分はどうする。
それ以前に、悟史のバットを選んだ時点で「起」になってしまっているぞ……?
「綿流しの夜だけっていって、結局ずっとだった。嘘つき。でもおあいこ。私、あなたとの約束守ってないから。あの子はずっとほったらかしだった」
――詩音か!? 圭一は詩音と話をしている。詩音と悟史が恋仲に近い関係だったなら、こういうやりとりはあったと思える。悟史は「俺がいない間、沙都子を頼む」とでもいったのでは? 辻褄が合ってきたぞ……。
圭一も悟史犯人説を疑う。ショーウィンドウからぬいぐるみは消えていた。悟史が買ったなら、逃亡できなくなってしまう。真相は……?
雛見沢に縁もゆかりもない麻薬常習者が、どうして叔母を撲殺する? 偶然? その薬はどこから手に入れたものか……? ヤクのルートはS号?
しゃべり方からして、やはり詩音に思える。電話をかけた時、出てくるまでにかなりの時間がかかっていた。この夜、園崎魅音の家に詩音が来た。そして何かが起きていたのではないか……。綿流し編ではそういう素振りはなかったが……。
昭和57年7月の書類。興宮警察署捜査一課高杉課長へ、麻薬犯罪撲滅本部鹿骨支部長から。麻薬を使用した現行犯で逮捕した男が、主婦撲殺事件に関与している可能性大。本人しか知り得ない情報を持っていたため。興宮の警察官が秘匿捜査の関連で誤解したため(?)、鹿骨からこの連絡を受けても事件を正確に説明しなかった。
そのため、鹿骨は殺害現場の確認を怠り、ここまで放置していた。容疑者はこの時点で死亡している。留置場の中で。
――つまり。この男の情報が嘘だった場合、主婦撲殺事件の犯人ではない。狂言である可能性は十分にあり、鹿骨支部長のいう「本人しか知り得ない情報」というのは全く当てにならない。現場確認は行われておらず、男は死亡している。よって真実は分からない。
悟史が犯人だという可能性は、極めて高いと結論する。そうか、悟史がバットを持ち歩いて素振りしていたというのは、殺人の予行演習だったのか。
クレペリン検査。
鷹野三四の車に積まれていた折りたたみ自転車は、富竹のものか。富竹のものだとすると、彼が鷹野三四の家に泊まり込んでいる可能性もある。だから自転車が積まれている。翌日、どこか撮影にでも行く予定だったのか。鷹野はその関係を知られたくなくて口封じをした。……これが平和的な仮定。
富竹を殺している可能性が高い。何のために? 祟りを再現? おかしいな。彼女の目的は富竹殺しに直結しないように思える。
やはり鷹野三四が死んだのはこの夜。24時間のずれはない。あの検死結果はミスだった、としかいいようがない。
仮に富竹殺しが鷹野三四の仕業ならば、四人以上での暴行はどう説明する。車なら運ぶことはできただろう。しかしどうやって集めた? 殺害の手段は? 鷹野が到達した薬物で、か? 無理があるだろう……。
一つ多い足音。オヤシロ様の足音……鬼隠し編でもあった。後ろについて回る気配。圭一は死んだ。しかし今回は死なないはず……冒頭の推察が正しければ。
叔父殺しの後に足音が生じている。この理由は。
最初の穴、埋めてないだろ。スコップもあそこにある。大丈夫か圭一。
学校の鍵も閉めていない。痕跡は確実に残っている。指紋も消していない。
急造の穴では死体を深く埋めることは不可能。浅すぎる。伏線か。
……はい? 前原圭一は、祭りに来ていた? もう一人の自分。鷹野三四の死亡時刻のずれ、いないはずだった時に彼女がいた……アレと重なる。どういうことだ。鬼と化して殺人を行っている間、人間としての前原圭一は別に存在していたとでも?
これがオヤシロ様の力、完全犯罪に到る過程だと?
! 鬼隠し編のラスト、圭一が振り向いて叫んだ。あれは自分の姿を見たからか、と仮定した。ここに繋がってくるぞ……。
もう一人の圭一。違う世界。あの夜だけが別世界で、そこに迷い込んでいたかのような違和感。まさか悟史はこの違和感が理由で失踪を?(ここに自分の居場所はない)
おかしい。ファンタジーになってしまう。
仮に、全員が嘘をついていたら? 圭一があたかも存在したように口裏を合わせ、実行する。村ぐるみの嘘。つまり、圭一が殺人を犯したのはバレている。その上で村ぐるみの嘘をつき……圭一を守っている。警察が来てもアリバイがある。決定的な証拠が見つからない限り、圭一は捕まらないだろう。これがオヤシロ様、綿流しの夜の祟りなのか……?
どうだ? むしろ村ぐるみの事件では典型的なパターンだ。これが外れてしまうと後がないという感じなんだけど……。
祭りに来ていた圭一は「帰宅しなかった」。帰宅し、登校し、ここにいる圭一はもう一人の圭一でしかない。とすると……ファンタジーのパターンとしては、この圭一の存在がみんなに忘れられていき、そして「圭一は祭りの後、行方不明に」という記憶だけが残る。
なーんてことも考えられる。典型的なパターンとしては。
「放っておきなよ。そのうち解決しちゃうと思うしさ」
「沙都子ちゃんが、おじさんがいるっていってるんだから、いる。そうならそうで、いいんじゃないかな」
繋がる。叔父殺しを全員が知っているなら、これは繋がる。
何も考えずに放置しておけば事件は何らかの形で終わる。沙都子がいるといえば、いることになる。実際にはいないとしても。
村ぐるみの嘘なら、ここまで徹底することは考えられる。沙都子が昨夜と今朝、叔父に虐められたというのも嘘ということになる。知らないのは圭一だけ。圭一だけが除け者。よってそれが「真実」となり、警察には明らかにできない歴史が出来上がる。
しかし、圭一の殺しをいつ、知ることができた?
考えられるのは「警察が北条の家に張り付いていた」ということだけ。ここから漏れたのか、それとも警察をさらに村人が警戒していて、とか。
自信がない。
……監督、こんにちは。やっぱり医者だったのですね。あっはっは。
イソミタールかラボナール。睡眠薬か? 鎮静剤か?
監督「男性スタッフは残っていますか?」
男「天狗が一人。それに私たちを含めて三人です」
天狗……民俗学的に見て、間違いなく神隠し=鬼隠しの担当者だろう。合計四人。富竹殺しの暴行はこいつらの仕業か。
それとも冒頭の殺人が? 鬼隠しとは殺人ではないはずだが、人数および医学知識という点でいうと辻褄が合ってしまう。動機は何だ……監督にとって叔父が沙都子の許に来る可能性は嫌なものだったはず。予見できるはずだが……。
リサは監督の知り合いだったか。監督は祟りを信じていない……と口に出している。スタッフも同様。これは演技か?
やはり「ひぐらしのなく頃に」は鳴くと泣くの掛詞だった。もう一つの世界に来て、表に戻れなかった者たちの鳴き声。死者の声。
殺人を告白した圭一。監督の対応は医者として真っ当なもの。睡眠薬はアレだとしても。村ぐるみの嘘の根底は「何もなかったかのように振る舞うこと」だと考えられる。よって、監督の言動は正しい。「沙都子を救ってくれてありがとう」という言葉は真実のはずだ……。
「……あんたは誰だ。俺がこの世界に来てから、ずっとついてくるな」
面白いこと考えついた。この足音の主がプレイヤーだとしたら……?
すぐ後ろにいる。同じものを見ている。圭一が振り返っても見えない。だけど一緒に歩いている存在。あっハッは。馬鹿げてる!
何。死体がない。
……村人が掘り返したという可能性もある。死体は大石たちの目につかないところへ。村人は警察の監視に気づき、嫌悪していたかもしれない。ならば、あり得る。
ナンバー照会、6月20日20時8分。ごくごく平凡な、違反もない、村人の車だった。大石の意図は? 車の持ち主は? 鷹野三四の車か? ただ者じゃないはずなのに、S号でもない。特記事項もない。
つまり大石は一般人に目を付けている。監督の車?
恨み帳。「臭いといわれた」……死んだあの男と同じものが乗り移っているから、同じ事を言う。突然の地割れが家の前にできないかという願望。突き落として殺したい。
「負けるもんか泣くもんか。ああ、また誰かが謝り出す……」
――死んだ男とは誰だ。まさか叔父??? 別人がいるのか? まさか。義父のそれが叔父に引き継がれた……ということ? 主に虐待していたのは叔母だったはずだけど。
誰か、というのは沙都子のもう一つの人格と捉えられるかもしれない。DIDなら、被害を受けている時の自分ということ。
ん? あの叔父は死んでいる。しかし村人によって「生きているモノ」にされていたなら……? 死体はなかった。処分済みか。村人は全員生きていると証言する。
ここでもし叔父が「失踪した」とされたら…………? 村人は生きているものではなく、失踪したものとして口裏を合わせる。死体は発見されないのだから、どちらでも同じ事。
鬼隠しそのもの。これが鬼隠しの一つの形なのか……?
1983年、6月20日。それが今の日付。
叔父は家にいない。バイクもない。生き返ったわけがない。
味噌汁をぶちまけられたのは、夕食を二人分作ったのは、沙都子の精神状態と関係があるかもしれない。極度の緊張とストレスによって、叔父がいるかのような言動を取った。そのまま風呂に入り、圭一に発見されるまでずっと一人で行動していたという可能性。
この仮定だと、死体はやはり村の何者かが掘り返し、処分したということに。沼に沈めた? 綿流しの儀式を模して腹を切り裂けば、人体が浮き上がるほどのガスは溜まらない。ああ、一石二鳥。儀式はそこまで考えて腹を割いていたのか?
監督が睡眠薬で自殺。大石の車は行方不明。梨花は腹を割かれて死亡。
誰が、何のために。
大石が追っていた車が鷹野三四のものだとしたら、返り討ちにあった可能性あり。
沙都子、圭一に何かが取り憑いていたと語る。叔父たちも同じものが取り憑いたからこういうことになったのだと。
沙都子は祭具殿に侵入したことがある。無実の罪を着せられたのは梨花。謝る梨花……恨み帳のアレか? 沙都子が殺そうとしていたのは、オヤシロ様の祟りそのものだった。
オヤシロ様は「御八代様」と書くのではないかというノート。八代目=オヤシロ様の生まれ変わりが梨花かもしれない。彼女が死ねば、守り手のいなくなった村は鬼に襲われるのではないか――。
臭い。卵を焦がしたような。これは恨み帳の「臭い」と同一か……? ガスか。731部隊の残した細菌兵器か。何らかの腐敗を招く細菌か?
村の某所から吹き出した、火山性――二酸化炭素と硫化水素の混合ガス。細菌ではない。
「もうこれ以上、死者は御免だぞ! 死んでもいい命なんかないんだ! 殺すな! 殺すなあああっ!」泣ける。不意打ちを食らった。
この惨劇の日、一度もあの足音はしなかった。
昭和58年11月28日のインタビュー。日付には疑問の声。8月に自殺未遂を起こし、精神病院にいたはずだから。取材は禁じられていた。
インタビューの録音状況が悪くなった理由は、本当に何かをかぶせたからか?
猛毒の沢に一日いて、圭一は助かったことになる。本当にそこに倒れていたのか?
オヤシロ様の祟りは自分に来たという。自分だけが生き残り、最後に死ぬため。
圭一の予言通り、インタビュアーは十数年後の8月に水死。圭一はこのインタビューの2日後に高熱を出し急死。最後に再び足音を聞いている。
……完全に詰まったかも。舐めてたヨ。
死亡日をチェック。詩音が生き延びているのはやはり怪しい。
遅れて死んだだけの村人はどーでもいい。
――――――――
お疲れ様会
・祟殺し編だけを吟味しても謎は解けない。
当然。
・キャラ設定は各シナリオとも共通している。
富竹が同じ日時に死亡するのは最たる例、とのこと。
綿流し編で祭具殿に忍び込むが、他のシナリオでも描かれないだけで起こっている。
違うのは「綿流し当日の天気」「部活の内容」「沙都子の叔父の帰宅」など。
・なぜ同じ設定で語られる物語が、これだけ違ったものになるのか。
分岐点があった。
綿流し編:人形を魅音に渡さなかった所。
祟殺し編:叔父を殺そうと思ったところ……もしくは、それ以前に愛人が失踪し叔父が戻ってくることになった時点で(つまり圭一の意思とは無関係に分岐が成立していたことになる)。
鬼隠し編:大石と出会ったところ。
ハッピーエンドにするためには:叔父が帰ってこず、大石と接触しないように祈りながら、魅音の機嫌を損ねないようにすること。大災害を防ぐため、オヤシロ様の怒りを静めること。生け贄を捧げる必要がある。
おいおい。本当?
BBB。K。トミー。クラウド。ひんぬー賛美。
……こいつらバカだ……_| ̄|○
イリーまで何やってんだ。
よかろう、私自らが出る!(をゐ
――――――――
冒頭の女性の殺害方法は綿流しのそれをなぞっている。あの歴史を知らないとできない殺し方。つまり犯人は儀式を取り仕切っていた園崎家(特に詩音が怪しい)。あるいは研究していた鷹野三四。
古い人間は知っていそうだが、主要人物だとこの二人に絞られる。動機を推理せよ。被害者の身元、出身、背景を考慮せよ。S号である以上、詩音が最も怪しい。ゴミを処理する役割? 汚い仕事を押しつけられているのか。魅音と比べると惨めな境遇。これも恨み、復讐という推理に繋がる部分ではある。
各所に出てくる注射器。鬼ヶ淵村の伝承にある鬼が溢れる=毒ガスの噴出に供えていたと考えれば、予防、解毒薬かもしれないぞっと。中毒で即死することもあるのに、そんな薬実在する? 助けてドクター。
詩音が災害を生き延びたのは、あの地下(防空壕)に逃げ込んだからでは? 逆か。魅音が閉じこめられていたなら、詩音はどこかに逃げていた。彼女が災害を起こせる? 溜まっているガスを噴出させる装置めいたものがあるのか? 園崎ならあり得るんじゃ。
トラップは最後に……。あの災害は沙都子が起こした? 「臭い」というのは硫黄臭だったりして。噴出口を把握し、そこに行っていた? 叔父がいたように振る舞ったのはそれを隠すため?
暇潰し編
(最終更新2004/10/27)
建設大臣の子供は鬼隠しに遭った?
「歯車と火事と蜜の味」。関係のある人間と、ない人間が存在する。蜜の味とは? 対岸が火事になって、自分が迷惑を受けない場合。それを蜜の味としてほくそ笑む者がいる。誰が、誰を? 女性の一人称。雪絵か?
……詩音かなあ。こればっかりだけど。
トランクから出された子供。年配の男性は公由か園崎か? 本家から「手荒く扱うな」と言われている。園崎本家? 公由?
写真撮影に来たという嘘。富竹が不審がられることと重なるが……? 彼は死んだ。赤坂衛も死ぬか? 「時計の歯車」は噛み合っているか。
? 理想の子供。生まれてくるのは女の子だと思っている。これがレナだったら面白いが、時代が全然違うわけで。
梨花はダム計画が潰れると確信している。決定事項。村人は戦い続けているのに。恐らく、一部の人間しか知らない情報がある。梨花はそれを知ることができる立場。
梨花の豹変と昏倒。演技か。圭一は自分が豹変していることに自覚がなかった。同じ事が言えるだろうし。
大臣脅迫は上手く行っている。そのため計画は凍結される予定。ガスコンロでカップラーメンが作れない。男たちの会話に雛見沢ダム計画の言葉。子供は耳栓をされていても、聴いている可能性がある。迂闊な。
予定外の雨雲が恋しい。晴れ続ければ窒息死してしまう。逆さにしたてるてる坊主を軒先に掲げる。「私は予定調和が嫌い。決められた予定が大嫌い。私は退屈を愛さない。昨日と違う何かが起こることに期待を寄せてしまうのだ」
一時の潤いがもたらされることに期待する。これは誰だ? 園崎詩音、鷹野三四。一連の「私」は重要人物に違いない。
ダム計画という「予定」のことと思わせて、実は別件っぽい。
意外だ。入江監督は園崎の狙いを知らない。石臼を止める方法があればいい、という言葉にお魎、魅音の冷笑。すでに園崎は止める方法を実行に移しているためか。
清い麦茶と、砂糖ミルクを自分で入れる紅茶。前者は真実を知らない入江の隠喩、後者は園崎お魎、園崎家の混沌と血の色か。赤は鬼の象徴色だ。
定時報告。この電話、ホテルに盗聴されてたり? 雛見沢の息がかかったホテル、可能性は否定できない……。死ぬぞ。
麻雀。ここまで一人称で上手く書いてきたのに、もったいない。チャプターを切り替えればいいのに。
「そんなに怖い目になってましたか?」「うんうん」赤坂、打つ時は気合いが入っている。これも解答に見える。オヤシロ様の憑依と思わせて、ただ気合いが入っているだけ。人間はいつでも鬼に変わるもの。
決定を告げる鈴。魅音が鳴らした鈴は何だろう。梨花が身につけていたような?
親族会議。どこまでが事実か。恐らく事実だと思われるが……? 赤坂を泳がせておけというお魎。
箱選びゲーム。選択をするというのは、両方の結末を知った上でよりよい方を選びたいというわがまま。現実には「もし〜をしていたら」といった選択の結果なんて分かりはしない。それよりも移ろいやすい空を見上げていた方がいい。
もしも、を否定する自虐的な文章に思える。彼女に選択肢は存在しない。もしくは選択の結果、よい結果は訪れなかった。
魅音と詩音。二人の子供。全てを手に入れていた魅音。選択肢など与えられなかった詩音。その恨み、か。今はこの路線でしか発想できない。
大臣の子を誘拐して4日経過。魅音はその子供を気の毒とは思っていない。お魎は気の毒に思い、「終わりにしろ」という。また、お魎は魅音同様、詩音も大事に思っているようだ。
む、赤坂も死ぬなら、大石と深い接触を持ったという一致が見られる。
やはり入江はこの誘拐劇を知らない。祟殺し編で圭一に睡眠薬を飲ませようとした彼も、一切を知らず医師として行動しただけなのか? であれば鬼隠し編のラストは、やはり圭一を助けるために駆けつけようとしたのか? 村人も同様ということになってしまう。おかしい。
「静か静かで行きましょうかね」鬼隠し編でも「静か静かでお願いします」ってあったっけ。大石の口癖か? 仲間内の慣用句? あれは大石だったか?
格闘シーン。三人称と一人称の唐突な切り替わり。明らかなケアレスミス。もったいない。
そういえばこのシナリオではちゃんと方言が出てきている。いいね。
若者は方言をあまり使わなくなっている? メインキャラはほぼ標準語。むむ。
行雪絵? 誤字? ひぐらしの声が聴きたいと思う。その意味合いは?
園崎本家と戦いを続けるのかと訊かれ「まさかあ。君子危うきに近寄らないほうがいいんですよ」大石、鬼隠し編であれほど真相を明らかにしたいと思っていたのに? この後、決意させる何かがあるのか?
綿流しの祭りは近年始められたもの。梨花がつまらないお祭りという程度の、飲み会に過ぎない。それが立派なものになっていくという。
「これから毎年、血生臭いことが起きる。後何年かすると、私は殺される」誰が決めているかは分からないという。「この村は人の死を何とも思わない人たちでいっぱい」
今は昭和53年6月。「来年の今日、ダムの現場監督が殺される」
その翌年、「沙都子の両親が突き落とされて死ぬ」
さらに翌年、「私の両親が殺される」
さらに翌年、「沙都子の意地悪叔母が頭を割られて死ぬ」
さらに翌年、昭和58年6月の今日、もしくはその数日後に「私が殺される」
昭和57年までの死は、この村の誰かの仕業と思っていい。村を支配する誰かの都合によるもの。しかし58年だけは説明できない。最後の死は奴らの都合であるはずがない。奴らの目的は最後の死を否定している。よって最後の死だけは奴らとは無関係。
最後の死はほぼ例外なく起こる。恐らく、慈悲深い形で行われる殺人。これは誰の予定? 誰が決めたことかを知りたい。私は友達と楽しく暮らしたいだけ、死にたくないという。
これは……。
オヤシロ様の祟りによる村の神性は57年までに成立する。58年に梨花が死んでしまうと、それが崩れてしまうはずだ。オヤシロ様の生まれ変わりであり、守護の象徴でもある彼女は、決して死んではならないはずだ。ならばオヤシロ様信仰、祟りを否定したがるもの、もしくは恨んでいるものによる犯行だと考えられる。
それはここまでの推理通りだとして、なんで梨花がここまで予言できる?
母の日記……梨花ああ? うそーん。
梨花の母は梨花の感性、人間性が理解できず苦悩。年寄り連中は梨花をオヤシロ様の生まれ変わりとして崇拝。しかし母は迷信と考えている。
――オヤシロ様信仰は、一枚岩ではなかった。
教えていないのにカレーを作り、裁縫、洗濯までこなす梨花。母は教えていない。年寄り連中が教えているのだと考える。海外の事故をニュースより先に知っていたこともある。ラジオを聴いたのかもしれない。誰が教えているのか。
父が教えた可能性もあるが、曖昧。
昭和60年の夏。退職して北海道に棲んでいる大石と、赤坂の再会。
赤坂の妻は階段から転落し、死亡。殺人の可能性はほぼゼロ。
昭和58年、雛見沢をガス災害が襲った。梨花は災害の死亡者リストに含まれていたが、実は殺されていたと大石が語る。
その年、綿流しの日に富竹が死亡。鷹野が焼死体で発見された。同日、大石の同僚である熊谷が車両ごと行方不明に。翌日、入江が睡眠薬で自殺。同日、梨花が睡眠薬で昏睡させられ、神社の賽銭箱近くで「生きたまま」腹を割かれ、臓物を散らされた。
生きたまま腹を割くのは間違いなく綿流し、鬼に沿った殺し方。儀式を模倣している。大石と赤坂もやはり「オヤシロ様への冒涜」に言及している。
沼そのものに仕掛けがある――他の沼と繋がっていて、そちらに手を加えてガスを噴出させるといった可能性にも言及している。作者の可能性潰しか。
なぜ梨花は殺されると分かっていて逃げなかったのか? 誰かにSOSを発さなかったのか?(綿流し編・校舎裏のやりとりはある意味SOSでは? 要確認)
――ああ、赤坂に自分の死を告げたことがSOSだったのか……。
大石、ここに来て再び真相を明らかにするため動き出そうという。全ての事件に精通しつつ生き延びた大石、彼が犯人である可能性も頭をよぎるが、やはり可能性としては低い。
――――――――
お疲れ様会。
最も重要なのは、犯人が人間であれば、一連の事件は計画的な犯罪だったということ。
スタッフルーム。
魔理沙×パチュリーだと?? バカな、魔理沙×ならばフランドールではないのかッ?
…………はっ、私は一体何を……?
東方二次創作大歓迎ですよ。(・ω・)ノ カモーン。
――――――――
暇潰し。誰の暇潰しだ?
大石……? オヤシロ様の使い。目を付けたものが死ぬ偶然。退職し、北海道で社交ダンス。その暇潰しに「ひぐらしのなく頃に」を共著、出版。
事件が彼の暇を潰したのか。
それとも大石が黒幕で、事件を記した本を出版するという暇潰しをしたのか。
まさかあ……。
繰り返しますが、以上は全てファーストプレイ時のメモ書き。
推理を始めるのはこれからです。はい。
(ひぐらし推理は専用ページにて現在も進行中です。indexから「考察」のコンテンツへどうぞ)