陸前かんちゃそ谷 JUNK

アニメじみへんは存在した!!

まあ理屈はともあれこの画像を見ていただこう。

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そう、まさしく 中崎タツヤ の画に色がついてうごめいて(笑)いたのである。(撮影:gatch氏)

事の発端は、年に何回かtackq氏と行っている「萎える会」というものが起点だ。
我々は思い立った時に宴会を企画し、その際にレンタルビデオ店に行って「なにかオモロイ映像ソースはないか?(ぷぷぷ」という雰囲気で、主に「B級以下のアニメ」を探し出すことを主目的としている。
まあ簡単に言うと、普段アニメなんてみないからたまには観て時代の趨勢を推し測ろう、という事でもない。

そんなこんなで1998年ごろに「確かじみへんってビデオ化してなかったけか?」と筆者が思い出したのである。
しかしその後、何度となくレンタルビデオ店で探してはみたのだが、見つける事はできなかった。

そして2002年。

何気なく昔から持っていたビデオテープを手にとって見ると「じみへん 後半30分」と書かれているではないか!。
まさしく「!!!!!!」と思い、そのテープをビデオデッキに押し込んでみると...。

そこには求めていた映像ソースが収められていたのであった。

このVTRはTBS系で放映されていた「THEプレゼンター」という番組の一特集であった。今をさかのぼる事10年程前の1993年前後に、1時間番組丸々を中崎タツヤの画が動きまわっていたのである。
当時この番組の司会をしてた三宅裕司、そして同じ劇団だった(気がする)小倉久寛らが声の出演になっていた。
残念ながら当時途中から録画したらしく前半の30分を見る事はかなわなかったが、後半30分だけであっても、その内容の...なんというか凄さ?は、ビシバシと伝わってくる内容であった。

ちょうど年末年始という事もあり、複数の友人らと見る機会を得たのだが「結構おもしろいね」「それがオチかよ」「オチねー!」等と、おおむね好評な反応であった。
現在の「おたく向けメディアミックス」や「原作に無い玩具拡販効果を狙った」アニメとは違い、純粋に「これが動画で動いてる」というだけで面白い作品で、文化事業のぷんぷんするものでありました。

そして、最後に驚いた発見をしてくれたので、その画像を見ていただこう。

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なんと演出には今では有名になった大地丙太郎の名前が。

残念ながらこのVTRはテレビで一度放映されたきりで、その後ビデオ等にされたという話は無い。
このせちがらいご時世にこそ、こういうアニメが世に出て、アニメとはなんぞやと再考をしてもらいたいと思うのである。
中崎タツヤはいいよ。いい。飲食店の本棚にもおすすめだ。新聞に8コマくらいで短編書いても面白いかもなあ。

というか、筆者が録り逃した前半30分を死ぬほど見たいというだけの事なんですがね。
どなたか持っていたらこっそりと教えてください。TBSさんマスターからコピってくれ!。誰でもいいから連絡ください。
そして、このアニメにはパート1と2があったとの情報が!。(20030119)

(画像の著作はTBSにございます)

(C)(P)2003 陸前かんちゃそ谷