陸前かんちゃそ谷 JUNK

豚飯メニュー食べくらべ

2004年3月下旬。宮城県内に松屋が進出してきて近所にも松屋が出来た。
そこでこのご時世、元々あった吉野家・すき家と合わせて新しい豚メニューの食べ比べを行ってみた。


30分ほどかけて買い集めてきた3点のお持ち帰り袋。
それぞれ豚丼(ぶたどん)・豚(とん)どん・豚(ぶた)めし、という名称である。並盛とサラダをを購入してみた。

買ってきた順番に、松屋・すき家・吉野家の順で比べてみよう。


まずは松屋。元々豚肉のメニューを扱っていた事もあってか、きちんと豚のおいしさを引き出して作っている感じがある。
具は牛めしと変わらず豚肉と玉葱。肉そのものの質が良い感じ。ご飯もおいしくコレで\350ならば文句は無いだろう。店で頼めば味噌汁付き。
10点満点としたら8点という所か。サラダもシャキシャキしていて問題なし。ちなみに牛丼も品切れすることなく売っていた。


次にすき家。パっと見た店と違うのはサラダがゴージャス。きちんと葉の形を残したレタスなどが入っていて好感度良し。
肝心の豚どんは、豚肉と玉葱に細かいしょうが入っていて豚肉に合わせた調理を考えた努力の跡が見える。
しょうがという点で好みはわかれそうだが、10点満点で7点という所だろうか。\280という所はポイント高いです。金の無い人はすき家で。


最後に現在苦戦が報じられている吉野家。サラダは一番安っぽい。
肝心の豚丼であるが...なにかあまりパっとしない。牛丼しか扱っていなかった弱みが最大限に出されている感じ。
で、他店と同時に食べ比べて確信したのは「ごはんがよくない」という点だ。たまに古米風味全開の時があるように品質は良くない感じがする。
肝心の具のほうは、豚肉と玉葱とごぼう。何故にごぼうなのか?。ごうぼうといえば牛肉では?。
このごぼうがくせもので、何のために入れてあるのか理解できないが豚肉の臭みを全部吸い取ってしまっている感がある。
はっきり言わせてもらうとごぼうを入れたのは失敗なのではないだろうか。10点満点で5点です。まあ\320円(通常)ならこんなもんか。

ちなみに今回、各店に持ち帰りで買いに行ったのは深夜00:00過ぎだったのですが、吉野家には客が一人もいませんでした。
最近も値段を\250にしたりして盛り返しにやっきになっているようですが「早い安い」だけじゃもう無理です。やはり「うまい」が無いと。
吉野家の経営陣にはその辺をもう少し考えてもらいたい所。\500円になってもいいからうまい牛丼出してみれば?。
あ、フォローするとすれば、紅しょうがとドレッシングは他店に比べておいしかったです。

兵どもが夢の跡...。



という事で3店の食べ比べをしてみた訳だが、3食全部を食べきるのは無理っす。
さあて、どうしようかと考えたところで....。




























全部混ぜてみる事にしました。とりあえず余ったごはんをどんぶりに移す。うひょう!。


さらに余った具をのっけ盛状態に。うっひょう!!。
次の日にレンジで温めて食べましたが、やはり松屋の肉はうまかったです。
吉野家かすき家の肉はチリチリになってました。どっちの店かな?


という事で3店を食べ比べてみましたが優勝は松屋に決定しました。おめでとうございます。危機管理の面でもメニュー多様化は良い。

すき家も自店なりの努力をして、しっかりやっていると思います。大丈夫ですよ。
残念ながら吉野家は今まで一筋過ぎた事があってか、今回の件で対応がゴテゴテになってしまった感がいなめません。
そろそろ日本経済も回復の基調にあり、ただ安いだけじゃダメな時代になりつつあると思います。

もう少し頑張れ吉野家。万が一つぶれでもしたら結構経済界のダメージが大きそうなので。
消極的な応援だな。(20040410)

(C)(P)2004 陸前かんちゃそ谷