菅野技工2[ファミコン下級ステレオ(RCA出力)改造]
〜 説明っ!! 〜
ここでは、ファミコンの音声をビデオプラグ出力にする改造の下級編を紹介します。
1998年の後半(ディスク修理よりは古いのだす)に H.Kikuta氏 に施工してもらったものを、1999年に撮影した画像を元に解説しています。
改造撮影場所は名取合宿所にて行われました(謎)。
2ビョウオシテミロ!!
筆者が所有していたファミコンの中で、お気に入り1、2を争うタイトルがこの迷宮組曲〜ミロンの大冒険〜(HUDSON)です。ゲーム完成度が高かったのはもちろん、BGMが素晴らしかったのは高得点です。
そんなファミコン世代がノスタルジックな気分になるBGMを、簡単に本体から引き出す事ができるのです。
たまたま手元にいらなくなったビデオケーブル(メス)が2本あったのをきかっけに、改造することに!
改造されたファミコン本体は、筆者にとって2代目のマシンです。
初代マシンは中学生の頃に燃えろ!!プロ野球(JARECO)を刺し込んで、前面端子をあちこちショートさせて遊んでいたら、お亡くなりになってしまいました(ぷ。
だって、いろんな音声が出力されて楽しかったんだもん!(その頃から音に対しての伏線が...)。
この2代目マシンは、1994年ごろに東北大学キャンパス内に遺棄してあったものを頂いたものです。
その節はありがとうございました。>関係者各位
〜 見てみましょう 〜
今回の改造を行うと、このようにしてファミコン音声を直接録音する事が出来るようになります。
アンプを通してませんが、メーター読みで -8[db] 程度の出力を得られます。
プラグを外部に引き出すために、ケースの一部を切る必要があります。
そこまでしたくない!という方は、うまいこと線を引きまわして、適当な穴から出してください。
ただし、あまり本体内部を引きまわすと、ノイズの原因になります。
〜 改造しましょう 〜
今回の改造でははんだごてを使用した、はんだづけの作業が必要になります。
はんだごての扱いに慣れていない方は、そっち系の人に頼んでみましょう。
あまり基板の端子を加熱しすぎると、確実に本体故障を起します。
はんだごてとはんだはホームセンターなどで\2000もあれば購入できます。
筆者が中学生の頃には、はんだごてを使う作業(技術家庭)がありましたが、近頃はどうなのでしょう?。
本体を裏がえし、6箇所のねじを外します。
裏蓋を外すと、目の前に施工してと言わんばかりに基板のはんだ面が現れます。簡単ですねぇ。
施工個所は画像□で囲んだ端子の右上2箇所になります。
引き出しやすい場所を考えて、ケースの一部をペンチなどで欠いておきましょう。
頑張って接写を試みましたが、デジカメの性能が追いつきませんでした。すみません。
解りやすいように図にして見ました。
図のようにビデオコネクタをはんだづけすれば改造は終了です。
標準的にはラインに色がついている方が信号線ですので、A,B端子のほうへ。
何も無い方の線を適当なグランド個所にはんだづけしましょう。
こういう事やろうと思う人はグランドの見当くらいはつけられると思いますが、
わからなければ一つ上の画像を参考にしてください。
〜 楽しみましょう 〜
これで素敵なBGMをAUX端子のあるラジカセ等に出力して、ゲームを楽しむ事ができます。 ちなみに端子A(PSG1,PSG2)、端子B(PSG3,NOISE)という振り分けで音声出力されますので、適当に聞きごこちが良いように左右の接続をしてください。 一応ステレオ化という事も兼ねていますので、音声出力部門ではNEWファミコンよりも高機能かもしれませんよ!?。
筆者はこの改造をしてもらった後に、楽器の箱を7つ集めて一人陶酔しておりました。 その日のうちに耳コピ大会を行い、素敵なMIDIファイルを作成という事にあいなりました。 その産物はこちら