MOVIE’s impression
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映画視聴の感想です。
殆ど日記の文章を転載・一部編集しただけ・・・・ですので最近の映画が中心です。
数も増えるかは微妙です・・・
長いのもあれば「テメーざけんな何処が感想じゃあ!」という位短いのもあります。
毎度お馴染み、ネタバレもあったり無かったり、とても自分勝手な感想ですので
ご注意下さい・・・
最近見ました
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>バイオハザード >シックス・センス >ヴァン・ヘルシング > キング・アーサー >NINNIN 忍者ハットリ君 >ローマの休日 >ハウルの動く城 >カンフーハッスル >ターミナル >いぬのえいが |
別ページで 展開(笑) |
>ロードオブザリング(3部作)
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バイオハザード
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公開時、映画館で見ました。
見てて思った、「何で見に来ようと思ってしまったんだ・・」
グロテスクでした・・・・;
何が駄目かって、ゾンビで怖いよりも、セキュリティーに引っかかって次々死んでいく人が怖いんだよなあ・・・グロテスクだ。
テレビでも先日放送したのですが、(2のタイアップですね)とてもじゃないけど、あのグロテススクシーンをもう一度見る気はしなかったので、
途中から見ました。(結局見たのか・・・)
もう一度見るのは・・・嫌だけどなあ、ミラ・ジョボビッチの肉体(いやらしい!)は堪能したいです。
・・・密かに2も見たいのですが・・・ジル・バレンタインさんが出てくるのですよ!!
彼女はゲームのキャラクターです。
映画「バイオハザード」は、一応ゲームの設定だけ使って、キャラクターとかは関係無かった様なのですが、
2はより一層ゲーム世界とリンクさせる訳ですね。
・・・ゲーマーへの受け狙いと言えばそれまでですが・・
いや、ゲーム自体、アウトブレイクとかは出てるけど、本編はここ数年動いてませんでしたから・・・
先日出た4では、2で登場したクリスさんが偽スコール(FF8)みたいな恰好でクールに大活躍っぽいです。
頼むからPS2にも移植して。
ヴァン・ヘルシング
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見てきました、レイトショーで。
お、面白かった・・・!!割と予告から期待してたけど、期待以上に楽しめました!
ここ最近、原作既読やら先入観アリやらの映画をみてる事が多かったので、
アレやコレヤと薀蓄やら理屈やらあーだこーだ言ってしまってましたが、これはもうそういうのも無く、
ダーッと見てダーッと楽しめました。
展開がホントに速かった!速くてちょっと疲れましたが・・・
あとストーリーを途中見失いがちでしたが、まあいいや!的ノリで・・・お、面白かったよ・・・!
娯楽映画としてダーッと見るには良い!もうちょっと重厚さが欲しかった気もするが、でも良い。
正直最初の方は、仕事明けの録画したホテリア(二時間)視聴のテレビ洋画劇場での「バイオハザード」視聴後で、
もう眠いわしんどいわで、あのドッタンバッタン具合が頭に響いたのですが・・・すぐ慣れた(笑)
ジャックマンが・・・流石セクシー男優の異名を取る(?)だけあってステキ。うらぶれ万歳。
ヴァン様と呼ばせてくれ。ガブちゃんも捨て難いが。
そう言えば昔は「ヒゲ男なんて・・・!」と思ってたけど、最近はヒゲ男がセクシーに見える。
・・・それだけ歳を重ねたという事か・・・(ちょっとホロリ)
アン王女の寄せて上げて〜なコスチュームもセクシーで可愛かったです。
ハムナプトラもこういう前のめりに突っ込んでそうなヒロインだし。監督の趣味・・・?
あとは・・・ヘナチョコなファラミア様にビツクリ。ファラミアさんが・・・こんなヘナチョコな役を・・!
あ、でも良い役でした。良いヒトだよ。やる時はやる!って感じだ。続編あったら充分登場出来そう。
最初にカールを見た時も「あー何か見た顔・・・」とは思ったのですが、
あまりにコメディーな役で、気がつきませんでしたヨ。
よく見たら微妙に鼻曲がってたので気がつきました・・・(失礼な)
「ハムナプトラ」も割とミイラなんぞ出てましたし、
今回もドラキュラに始りその周辺のクリーチャーっ気満載で
最後はいっそゴジラ対キングギドラなノリでしたが、結構グロテスクというか、
ギャ―っとなるCG化け物も登場するんだけど、後味が悪くないと言うか・・・。
個人的に、映画でのこういうグロテスクさが前面に出たモンスターとか (エイリアンとかね)
効果とかが苦手なのですが、これは全然後味爽やかです。血の気があまり無いからかな。
「バイオハザード」はかなり苦手的グロさだった。(ゾンビじゃなくてセキュリティーが)
「ロードオブザリング」のグロさも、かなり辟易したのですが・・・。こりゃあもう監督の趣味だ。
「ハリーポッター」で、ロンが吐いたナメクジ映像もかなり忘れられない・・・ヒィ・・・。
まあ、そんな訳で、最後の微妙な演出にちょっと温く笑いそうになるものの、
もうそれすらも「ここまでしてくれたんだから・・・」的に流しつつ、
レイトショー料金で見たのがちょっと申し訳ない位に、大いに楽しめました。
音楽がまたカッコ良かったなあ。
「Journey to Transylvania」って曲の、ギターの音が良いです・・なんかフラメンコ!マンマミーア!ア・モーレ!
って感じで・・(すいませんだいぶ勘違いしています)(特にマンマミーア)
という訳で、かなり好きになりました、ヴァーンヘールシーング!!(あのCM、笑う。)
2004/09/05(Sun)
シックス・センス
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何気なく(つーかお絵描ロジックをやりながら・・・/笑)
テレビを見ていたら何時の間にか引き込まれて見てました、洋画『シックス・センス』
良かったです・・・
最後まであの仕掛けには気がつけなかった・・・これは相当鈍いのか・・・?いや、もう怖かった。
血湧き肉踊って騙まし討ちみたいに怖がらせるんじゃなくて、ジワ―っと湧いてくる様な恐怖がほろっとあって、
怖いんだけど、これ位なら耐えられて、かつやっぱり怖い感じ。
最後はハーレーJオスメント君は、霊媒師さんみたくなってましたね・・・世界の幽霊さんを救え!てな・・
この世に思いを残した幽霊さんは、ホントにゴロゴロいてそうだ。
2004/09/01(Wed)
キング・アーサー
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キーング、キーング、キング・ゲイナー!
じゃなくて、「キング・アーサー」見てきましたよ。
・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
すいませんが皆さん名前をもっと呼んでください・・・!!
なんかね、顔と名前が一致できませんでした!
多分台詞では実際にはもうちょっと名前を呼んでそうな気配でしたが、
字幕には出ないので・・・・わ・か・ら・ん!!!
という訳で、トリスタン(仮)が1番好みでした。
カッコイイ・・・vvv
いや、多分奴はトリスタンです。鳥従えてるの。名前がわ・か・ら・ん。
まあ、なかなか面白かったし感動致しました。
雪の景色とか美しかった。でもちょっと登場人物が多くて、皆が気配が希薄で、ちょっと勿体無かったかなあ・・・と。
グウィネさん(ごめん名前が正確に覚えられない・・・!)は不思議でした、そのお洋服どこから出してきたの・・・!!
魔道士マーリンなんて、ホントに何処の爺だテメエ、程度の扱いだった・・・(涙)
「指輪物語」もそうですが、やはり本場では昔からのお伽噺として、ちょっと位は前知識と言うモノがあると、
もちょっと理解しやすかったと思いますが、如何せん日本人なので馴染みが薄いですね。
「アーサー王と円卓の騎士」は名前は知っててもあんまり内容知らなかったので・・・本でも読んでみますかねえ・・・。
逆に、日本文化的なものは自然に日本にすんでると身についてるものもありますので、
日本映画が海外で評価されてても、また向うの人と日本人とでは見方と感慨が違ったりするのでしょう。
・・・「千と千尋の神隠し」とか。
「ハウル」は向こうさんに優しい映画なんだろうか。キムタクだけど(や、それは関係無い)
2004/08/02
NINNIN 忍者ハットリ君
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『NINNIN忍者ハットリ君』見てきました。
・・・今更かい!という感じに・・・。
思った以上にバカ映画で、とても楽しかったですがこれってアレだな、
「こんな企画あるんだけどどーよ?」「お、いーねいいんじゃない?」で実際に決まったら
「え、あの企画通っちゃったの?マジで?」的ノリなんでは無いかと疑ってしまった。元はサタスマの1コーナーっすよ・・・ね・・・?
ケンイチ氏も可愛かったけど、慎吾ちゃんも可愛かった。よく見ろあれはそこそこイイ歳した成人男子(リバウンド済)が
例のアホ満載な恰好(全国の服部さん及び忍者の皆さんすみません)をして「ニン♪」とか言いながら繰り広げる
アホワールドだぞ!と思いながらも可愛かった。
冒頭とか見たら充分カッコ良い仕上がりに出来そうな気配を感じさせつつもわざとアホぽんにしてるのだ・・・すげー可愛い。
・・・ケムマキも結構可愛いなあ・・・よく見ろあれはゴリだぞ!!しっかりしろワシ!
これだけアホ映画にしつつも全体の作りとEDが面白かったりカッコつけてたりするあたりがまたアホさ満載。
冗談のような企画を金掛けてやっちゃいました、という気配でした。いやまあ、ホントにアホさを極めた作品と言うのは他にもっとありそうですが、
大衆向け(ん?慎吾ちゃんファン向けか?単に)これだけやってくれたら満足でございますよ。
EDは都合で最後まで見れなかったんですが面白かった。ちょっとちゃんと最後まで見たかったなあ・・・。
2004/10/11(Mon)
ローマの休日
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金曜ロードショーで改めて視聴したローマの休日。もう何回見たでしょう。
やはりよい・・・オードリーの可愛い事美しい事ったら無い。何度見ても泣ける。
この映画をはじめて見た時、思いが叶う事ばかりが幸せなのではないという物の考え方の様な物を知って、
一つオトナになった気がした・・・気がしただけだったですが・・。
恋愛映画は苦手なので、めったに見ませんが、これだけは私にとってもいつまでも美しく心に残る映画です。
2004/10/31(Sun)
短い・・・短すぎる・・・
ハウルの動く城
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おらおったまげた
『ハウルの動く城』見てきました。
以下ネタバレはなるべく避けますが、気になる方は見ないでおいてくださいませ。
いやー、おったまげただ。
もの凄かった。美しかった。そんなに美しくていいの!?ちょっとねえ。って位美しかった。色々。
とにかく美しかった・・・ハウルが。
光物の威力は凄いな、と思ったが、きっと身につける本人も美しくなければ、光らないのだ。
本当に美しかった・・・はからずともドキドキした。いや、思い切り図られているはずだ。
これでもか〜という位、ハウルを美しく(そしてそれでいて情けない)描く事にいっぱいになった映画だ・・・。
絵に描いた様な美しさだ(絵です)
キムタクだという事もぶっとんだ。あーあまりに美しく、そしてまた美しく描こうとしている事が解りすぎて
もうドキドキを通り越して大笑いしたくもなった。
ソフィと一緒になって、ドキドキしつつ「うわ、もうどうしようもねえ野郎だコイツ」と
母性本能というものらしいのがワサワサ騒いだ。
これまでにここまでギャグではなく「美しいんです」という事が全面に出まくったキャラはいたんだろうか・・・。
たぶんいない。ワシ的「美しさ自己主張キャラNO.1」。だ。
勿論景色ももうどうしようかと思うくらい美しかった。ソフィがお洗濯した湖のほとりが、特に綺麗だった。
ソフィは、生き方そのものが、つつましくも美しかったなあ・・・。元気なおばあちゃん姿はとても楽しかった。
要約すれば、ソフィの一人勝ちだったよな、内容的には(笑)みんなソフィが大好きだ。私も好きだ。
ちょっと意外だったのは、今までの宮崎アニメに無い顔っぽかった(でも最後は結構いつもの宮崎キャラぽかった・・・)
キャッチコピーまさにそのままに、生きる楽しさだ・・。
生きるってすばらしい。そして日本人でよかった。(なんとなく自慢できますやん・・・)
宮崎駿さん以下制作に関わった人様達ありがとう。宮崎作品だったら何でも素晴らしいというのとはまた違いますが、
これだけひとつの作品として世に出てこれると言う事は、やはり素晴らしい。
(やはり昔の宮崎作品に比べれば・・・とか、どうとかこうとか、っていうのはどうしてもあるんですが)
城は美しくないですよ、一見。
あれは男性視点の「城」だよな。なんだかもうよく解らないけどごちゃごちゃとしたガラクタのような
宝物で出来ているんだな・・。ガショガショ動く様は楽しかった。
と、ベタボメしている様ですが、まあ、内容は、まだ良く解らなかったりツッコミたい所もあったりしたのですが。
でも何かがとても心を揺さぶった。感動したという事の様です。
劇場を出る時に、周りの人は結構「なんかよく解らなかったなあ〜」と言ってましたが、
正直私もよく解らなかった(笑)でもそういうのも包めて、好きだなあと思う作品です。
多分、一生のうちにまた何回も見たくなる映画になると思います。
期待もしつつも原作付きだし、どうかなーとも思いましたが、
原作付きと言いつつも、かなり違うとの事らしいのですが、原作も読んでみたいです。
映画予告では。
「ターミナル」という映画が、かなり良さそうな気がします。スピルバーグ作品だったかな。
この日記で「美しい」とか15回程言っている・・・。
2004/11/20(Sat)
カンフーハッスル
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『カンフーハッスル』見てきました。
感想としては・・・ううーあんまり好きにはなれんな。
といいますか・・・『小林サッカー』を期待して行くと、見事に自分のアマさに打ちのめされる感じの映画です。
『小林サッカー』でもかなりエゲついなあと思われる描写や言葉は多々あったのですが、
題材がサッカーですから、所詮そこでやりとりされるのは勝負の勝ち負け、地位と名声と金、
で済んだのですが、今度はそこにタマの取り合いが絡んでくるので、もう容赦が無い・・・
ずっこんばっこん死にます。刃物が痛いです。
銃に撃たれた事は無いが刃物に切られた事はあるので(包丁で指切ったーとか)、刃物の方が痛く感じるのは私だけだろうか・・・。
そして数あるブラックユーモアとも言うべきネタの数々が・・・笑っていいのか微妙だ。
笑っていいのか?日本人はこれは笑えないんじゃないのか?いやいや文化の違いなのか?
そもそも中国の人はこのシーンで笑ってるのか?
笑えないと思うのが失礼なのか文化の違いだと決めるのが失礼なのか理解出来ないと思うのが失礼なのか・・・わからん・・・
この映画を見ながら、はたして日中間の親睦の今後は上手くいくのかを考えた。時期的に今、関係が宜しくないからだろうか・・。
勿論「笑いのツボ」が一緒じゃないかもしれない事を心配するだけではありませんけども・・・
と、一つの作品で政治的観点を無理に当てはめるのも変な話なので、単に好みの問題とした方が良いですね。
・・・私的には苦手な感じでした、と;
充分すぎる位、この映画を見ながら衝撃も受けたのですが、それでもこの映画には、まだマイルドにしてくれている中和剤がありました。
それは勿論あの『小林サッカー』です。
これを先に見ているからこそ、決して美しいとは言い難いキャスト達や
(どうも洋画を見慣れていると、映画というのは美しい見目の人々が繰り広げる物の様な先入観がある)
居た堪れなさを感じさせる描写や言葉、そして容赦ないドカバキドガッという表現も、
あの笑いでもって消化され、今回の『カンフー』を見る上で、よい中和剤になっておりました・・・。
『カンフー』だけを見たら、更に私は異文化協調の未来にに不安を募らせていたかもしれません・・・。
あ、でもこの映画のラストの描写、結構好きです。(本との最後に出てくる洟垂れ小僧じゃないよ)
そしてアクションには流石に目を見張る、うっかり惹き付けられるものがあります。
あんまりギャグじゃないよ、というのを念頭に見ると、もっと良いかもしれません。
2005/01/16(Sun)
ターミナル
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『ターミナル』見てきました。
大作に見えた(宣伝具合から)割にはやや小粒の、しかしそこそこの良作・・・という感じです、
好きか嫌いかといえば私は好きです。
小粒、というのは、ドラマチックな冒頭(アメリカの空港についたと思いきや、祖国でクーデターが勃発し、
国籍を失い入国許可ももらえない)の割には、結末が結構静かに平穏に終えてしまったあたり・・・でしょうか。
カタルシスも無ければ喝采できる程のハッピーエンドでもなく。
ちょっと切ないまま、主人公のビクターは空港を、アメリカを後にする事になりました。
ビクターはずっと祖国の戦争が終る事を、そして入国許可を得る事を待ち続けて、
意地悪なオッサンが何とか空港から追い出そうとする(わざと不法入国できる様にしてやっかい払いしようとしたり)のにも負けず
空港で待ち続けるのには、どうしてもニューヨークに行かなければならない理由があったんですが、
その理由も、ワーっと驚かせられたり納得したりする物・・・では無く(と私は思っただけですが;)、
しかも地味にその理由も明かされて、そして叶う瞬間も地味にじんわりと叶って噛締めて・・という感じで。
解りやすく凄い理由があって、感動的な展開をする訳でもなく(いや、要所に感動的な展開はあるのですが)
どうもしんみりと展開していくのが、ややハリウッド的な物になれた映画観には物足りない感じもしました。
全体的にはこじんまりとした印象を受けたのですが、
それでもかなり面白くて思わず笑ってしまうシーンやじんわり泣きそうになるシーン、
思わず幸せそうで笑顔になってしまうシーンもたくさんありました。
トム・ハンクスがとても良いですね・・・宣伝でも使われていた、
クーデターを知って空港で呆然とするシーンは宣伝を見るだけでも凄いドラマを感じさせました、
劇中でもあのシーンは思わずつられ泣けました・・・。
途中の、ビクターが一躍空港の中のヒーローになる出来事も、とても良かった。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズも美しかった・・・。
ビクターは9ヶ月空港で待ち続け、その間に色々なドラマがある訳ですが、しかしそれでも最後には
ビクターはただの旅人であり、空港は通過点です。空港には人が行き交い、そしてその人々の人生も一瞬交わって、
そして行き交ってしまった・・・という感じです。
しんみりした・・・まさに『ターミナル』でした・・・。
この映画、実はとてもこの設定に惹かれたので、凄く楽しみにしていたんで、
本音を言うと、もっと泣いて笑って感動して、という様な大衆娯楽的大作的映画にしたて上げられた『ターミナル』で、
ブワーっと感動してみたかった気もするのですが、それでもちょっとしんみりしたこの『ターミナル』も好きです。
2005/01/29(Sat)
いぬのえいが
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日曜日に見て来た映画は「いぬのえいが」という、なんだかかなりマイナーそうな映画でした。
結構有名所のタレントも出ているのに、全然知らなかった・・・。
あれですね。ある意味「18禁」みたいな感じで、「愛犬家禁」映画です 。
いや、犬スキーしか見に来ないよタイトルからして・・・。
愛犬家には危険です。デンジャラス映画です。だだ泣き覚悟です。
私は犬マスターでは有りませんが鼻水と涙で凄い事になりました。
暗めのホールを備えた映画館が大変よいと思われる。
犬に関する短編集を寄せ集めた様な形の、一風変わった映画でした。
ミュージカル有りモノローグ短編あり笑いあり恋愛あり涙あり。いや、ホントに変な映画だ・・
OPからしてイキナリ可愛いポップイラストタッチのアニメーションで始るし・・・。
私のお気に入りは柴犬のポチです。ちょっと太め。
どうして太めの柴犬ってあんなに可愛いんだろう・・ドキューン!可愛すぎる・・!!
で、そろそろ映画も終盤に・・・と思われた頃に、OPで「何じゃコリャ―」と思った、
今風イラストタッチのアニメーションがまた始って、OPでは仲良し飼い主&わんこだったのが、
一遍して可愛い絵柄そのままに、わんこは捨てられて、保健所送りにされて、睡眠ガスで眠らされて、
新しい流行の犬種(?)に改造されそうになって・・・という、恐ろしい展開なのですよ・・・ギョエー!
これは言うまでもなく、現実にも普通に行われている事です。(改造はできませぬが)
愛犬家の人は「信じられない!」「許せない!」と勿論思われると思いますが、
貴方や私が選んであげないあのペットショップや保健所の犬達も(ネコとかもだ)、
同じ様な運命なんですよね・・・
それを忘れずに、ホントはそんな事は本当に許されないのですが、
せめて選んだ可愛い子だけは、一生責任を持って幸せにしてあげて欲しい。と、痛切に思いました・・・。
とか何とか言っておきながら私は犬は飼っておりません。
小学生の時に、迷い犬を暫く飼いましたが、既に成犬で子供の私は持て余してしまって、
しかも我が家が犬を買うには相応しい環境では無く、責任を取る事は出来ずに、
新たな飼い主さんを無事見つけてもらい、遠くへ行ってしまいました。
悲しくてワンワン泣いた後に、親が「これなら飼えるから」と何故は九官鳥を飼って、
(未だに何故九官鳥だったのかは謎)でもその子もお亡くなりになってしまって、またワンワン泣いて、
もうこんな悲しい思いをするなら、犬も九官鳥も飼えない、飼いたくなんか無い!
と、 どこかで思っているのですが、(でも飼いたいなあ〜とも凄く思ってたりもする)
(ウチに唯一今居るのはカメ子です。飼い主より長生きすんぞ・・・責任取れねえ)
この映画の最後の『ねえ、マリモ』は、
まさに「こんな悲しい思いをするなら、もう犬なんて二度と飼わない!」
と思ってしまうミホちゃんの話なんです。
でも、マリモ(わんこ)はミホちゃんと居れて、もの凄く幸せだった・・・というお話です。
で、ミホちゃんは「また犬が飼いたい」と思う訳です、
マリモとの思い出を大事にしながら。
犬に限らず、人でもどんな物でも別れは悲しいけど、それよりも大事なのは、
出会って一緒に幸せだった時間なんですよねえ・・・。
と思いつつも、別れはやっぱりもの凄く怖いなあ。
ペットのオーナーというのは、ホントに大変だ・・・。
でも幸せな時間を堪能しつつ、お宅の子の一生を、
一日でも多く幸せな日にしてあげて欲しいですよと思う訳です。
私も思い出を大事にしようと思います。で、いつの日かまた責任を追う事になったら、頑張ろう。
(カメ子は一応姉の責任だからな・・・)