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◆平成20年 キャンプ

  2008年11月22日〜23日実施

 

仙人風呂キャンプ

 一昨年、昨年と「川湯温泉・仙人風呂」に行っているが、それは宿を使ったツーリングであった。今年はキャンプにて実施しようと言うことになった。
 仙人風呂には「川湯野営場 木魂の里」という、割と有名なキャンプ場がある。オフィシャルサイトらしき物にはあまり情報はないが、行かれた方がたくさん情報をアップしているので参考にした。
 大塔川に掘られた仙人風呂は11月がスタート。初日にキャンプをされた方の写真を見ると、真夏のキャンプ場のようにテントが並んでいる。まあ、初日でまだ暖かいし多いのだろうと思っていた。予約不可のキャンプ場であるが、数日前にはこの秋一番の寒気もやってきたし、こんな寒い時に一般人はキャンプなどやる訳無いだろうから、がら空きのサイトが想像できる。予約情報が見られる周辺の宿泊施設をチェックするとほぼ満室だった。ほうら、みんな宿に泊まっている。そう思った。

11月22日(土)

 本日の参加は3名。CB1300、CBR954、CB400の3台。寒いだの金が無いだの、参加者は減ってしまった。7時出発予定だったけど実際の出発は7時40分。まあこの位は問題ないでしょう。
 本日の予定は、日本一短い川として有名になった「ぶつぶつ川」を見に行って、それから仙人風呂である。ルートは国道24号→169号→国道309号→国道42号→「ぶつぶつ川」→国道42号→国道168号→「川湯野営場」。
 今回のツーリングの先頭を走るのは管理人。ちょっと方向音痴なところもあるので先頭は嫌いなのですが、メンバーがいつも“しんがり”を努めるCB1300とまだバイク歴の浅いCBR954なので、管理人が前を走るのも仕方ないですね。

 さて3人は特に問題もなく「ぶつぶつ川」に向けて順調に走る。前日までの寒さもどこかへ行って、走っていても快適だ。ただ、CB1300は手袋を間違えたらしく冬物をしていないため、グリップヒーターの力を借りても冷たそうだった。
 お昼ご飯は国道42号沿い、熊野市(たぶん)のラーメン「どさん娘」。時間は12時45分。ちゃっちゃと食べて13時06分に出発。3人だと早い!

 当初、初日の立ち寄り先が「ぶつぶつ川」だけではということでCB1300と「那智の滝」へ行くことも考えていたが、1時間ぐらい時間がプラスされそうだし、早めに仙人風呂にも行きたいし、管理人の頭の中でキャンセルしてしまった。その代わりとして42号沿いで無料の「紀宝町ウミガメ公園」に一瞬だけ立ち寄った。

 新宮の市街地を抜けると2005ツーリングマップルでは点線の「那智勝浦道路」を使って(流れも良く快適!でもホントにこんな道路が要るのかな?)「ぶつぶつ川」到着は14時28分。事前に場所をチェックしておいたのですぐわかりました。先客の家族連れが一組いました。川の長さ13.5m。源はボコボコ水が湧いているのかなと思ったら、けっこう静かに湧きだしてました。


昼食のカレーラーメン

紀宝町ウミガメ公園のかめさん

見にくいですが、下里みち散策紀行の
スタートがぶつぶつ川です


日本一短い2級河川、ぶつぶつ川

ここが端っこです

これが全長。粉白川に合流

 ここからは一路キャンプ場なんですが、やっぱり焼肉をしようということになり、すぐ近くあったホームセンターのコメリで網と炭を購入する。肉はキャンプ場の近くで買う予定。この判断が後に大変なことになったのですけど。
 とりあえず国道42号を引き返し、新宮市から168号。16時過ぎぐらいに川湯温泉エリアに到着する。ちょうど温泉への曲がり角に食料品店があったので入ったが、焼肉用の肉が1トレー1980円の物しか残っていない。これはちょっと高いと言うことで、数キロ先にあるAコープに行くことにした。しかし、Aコープを含め3軒の食料品店に入ったが、高い肉しかなかった。これはどうやらキャンプの人たちが買い占めたに違いない。仕方がないので最初の店で買うことにした。

 1980円の肉を2つ買い(おお、贅沢)、「川湯野営場 木魂の里」到着。時間は17時過ぎ。肉探しで1時間近く使ってしまった。受付で1人1,000円(800円+バイク駐車料200円)を支払い、オートキャンプ不可の芝地サイトの方にテントを設営する。翌朝の写真でわかる通りテントがいっぱいです。そういえば昨年12月に来た時、温泉の前でキャンプで旅するモンキーのライダーに会ったけど、ここはずっとお客がいるようですね。仙人風呂があるから夏だけでなく冬もシーズン。通年営業する意味がわかります。

 時間が遅くなったので、まず腹ごしらえをしてから風呂に行くことにした。ご飯を炊きながらおつまみで乾杯。ご飯が炊けたらそれを持ってカマドに行き焼肉の準備をする。カマドは薪で使うように出来ているため網までの高さが結構ある。そこで我々は写真のように飲んだ500ccの缶を足にして網を置き、炭に火をつけ焼肉開始。さすがに高い肉はおいしかったです。このぐらいの時間まではそれほど寒くは無かったです。管理人はジャケットを着てなかったくらいですから。まあ、ちょっと人より寒さに強いのかもしれませんが。


ご飯を炊いて

乾杯します

ご飯が炊けたら場所移動して焼肉

 食後、夜道を10分ほど歩いて仙人風呂到着。時間は21時頃。たくさんの人が入ってます。11月の土曜日は「湯けむり灯籠」開催中。お風呂にカメラを持って行かなかったので様子は仙人風呂HPの写真を見て下さい。温泉は気持ちいいのだけど、さすがにこの時間になるとつかっていないと寒い。あがって服に着替える時は凍えるくらい寒かった。けど、さすがに温泉。一度服を着てしまうと暖かさが長持ちする。

 テントに戻ると、今度はカップ酒を熱燗にして飲む。酒も食べ物も全部無くなったところで今夜はお開きにとなりました。
 管理人は夜中の3時にトイレに行きたくなって目が覚めたけど、テントの外も中もけっこう冷えてました。寝袋はイスカの「アルファライト 500」を持って行ったが、ギリギリという感じ。これ以上寒い時にはカイロを使うか寝袋をもっと冬用にする必要がありますね(個人差がありますので、寒さに弱い方は宿に泊まって下さい)。

11月23日(日)

 管理人は6時40分に目覚める。今日も天気は良さそうだ。朝食はご飯とカップ麺。CB1300がみそ汁とコーヒーを配給してくれる。
 テントとタープを畳んで出発は10時20分。仙人風呂の前を通るが、既にたくさんの人が入っている。

 本日の最初の予定は昨年と同じく白浜の「崎の湯」。国道311号を西へ進む。途中、白浜近くの上富田町で「近畿高等学校駅伝競争大会 in 上富田町」が開催されていた。そのため2回(男子と女子の通過のため)道路が交通規制される。この駅伝結果がどうだったか月曜日に新聞を見たが載っていないようだった。
 今年管理人はなぜか旅行中にレースに遭遇する。9月のキャンプで「第8回 2008歴史街道丹後100kmウルトラマラソン」、9月の家族旅行で「第26回中央アルプス駒ヶ根高原マラソン」、そして今回だ。


我々の装備です

朝食準備中

管理人の朝食


手前3台が我々のバイク
テントもバイクもいっぱいでした

仙人風呂は入る人も見る人もいっぱい

近畿高等学校駅伝競争大会 in 上富田町

 さて白浜市街地に入りあわやアクシデント。左から乗用車が出てきたが、こちらが近づいているのに止まりそうにない雰囲気。管理人はホーンを鳴らしてその車を止め通り過ぎる。その後、管理人の後ろでCBR954と車が接触しそうになったらしい。管理人が過ぎた後にその車は脇見状態で曲がってきたとのこと。CBR954は反対車線に押し出される形になり、さらに前から来たバスとも当たりそうになったらしい。危ない危ない。何という車だ。

 崎の湯到着は11時40分。途中で足止めを食ったが1時間20分で着いた。昨年は1時間半かかっていました。今年は日曜日に来たからお客さんがいっぱいです。昨年はちょっと熱くて水を入れたりしたけど、今年のお湯はぬるめでした。写真を撮っている人が何人もいましたけど、今回もカメラ持ち込みは遠慮しました。でも、誰も何も言わないみたいなので、次は持ち込もうかな。

 次は昨年と同じく海岸線を走って日ノ御崎、そして白崎にも行こうと言うことになった。とりあえず、そのまえに「御食事処かどや」でお昼ご飯を食べる。うどん定食・そば定食が780円。これは高くはないですね。

 まず日ノ御崎に到着。14時50分。灯台に行くつもりで国民宿舎の横から登っていくとそこは「紀伊半島最西端の地」。あれれ、灯台がない。あとで気づいたのだけど、灯台へは途中にあったバス専用駐車場から行くようだ。また来年に行くとしよう。
 気持ちのいいワインディングロード・県道24号を走り、白崎到着は15時55分。白崎はその名の通り白い岩(石灰岩)だらけである。白崎海洋公園に立ち寄る。ダイビングとオートキャンプを売りにしているようで、夏場は賑やかなんだろうと思う。帰ってからキャンプ場の料金を見たが高いですね。そうそう、海岸線を走っているとダイビングスクールらしき風景をよく目にした。昨年は月曜日なので見なかった風景だ。


白浜・崎の湯も車がいっぱい

お昼ご飯のそば定食

日ノ岬は紀伊半島最西端


最西端の風景とシルエットのCBR954君

昨年写真を撮り損ねた風景。クリック

白崎海岸で管理人のセルフショット、不必要?

 これで今回の予定終了。後は帰るだけです。高速に乗ればすぐに帰れる。そう思っていたのですが・・・。お昼過ぎに高速の渋滞情報は見ていたのですけど、あまり気にしていなかった。広川で阪和自動車道に乗ると下津まで渋滞11kmでした。側道を走るバイクもいたけど、管理人はじっとこらえて走ります。近畿自動車道、国道1号経由で帰着は18時54分。走行距離は2日とも282km。2日間で564kmでした。初キャンプのCBR954君にも楽しんで頂けたようで良かったです。

 打ち上げは20時からいつも通り「喜助どん」に集合して乾杯となる。


白崎海岸の夕陽です

白崎海洋公園、夕陽で白くないです

「喜助どん」で乾杯


 

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