鍔迫り合い
翌日、淀君、三成の豊臣側と家康、榊原康政の徳川側が伏見城にて会見を開いた。
家康は極めて不機嫌で淀君と視線を合わせようともしない。
まず、浅野義忠が経過を説明する。
「事実確認から申し上げます。当家配下の礎剣先、家臣、野萩三郎他三名が毛利領から逐電いたしました罪人、比成桔梗を捕らえましたるところこのような覚書をしたためていたため家康様、暗殺の儀が発覚いたしました」
浅野が示した覚書は桔梗の自筆で私怨から徳川家康を暗殺することになったがいかなる大名の指示も受けていない旨が記されていた。
それを一読した家康は鼻で笑った。
「このようなものを信じろというのか、馬鹿馬鹿しい」
「話は終わっておりませぬ」
家康の話を遮って、浅野は話を続けた。
「ただ、桔梗が捕まった折、豊臣家、配下、加倉秀正も同道していたため、覚書の存在を知らぬものの口から徳川方に豊臣家が家康様暗殺の情報が伝わった次第であります。ちなみに加倉秀正は桔梗の甥にあたります」
「ならばその加倉とやらも桔梗の助太刀をするつもりであったのか?」
「さにあらず」
今度、口を開いたのは三成であった。
「越後、上杉家へこの書状を届けるため、越中に立ち寄り、そこで桔梗と出会い、桔梗を守るがため抵抗し、毛利家に捕らわれました」
「その書状を見せてみよ」
書状を一読した家康はまた鼻白んだ表情で三成を見つめた。
「また、小細工しおって、こんなもの憚りの紙にしてやるわ」
家康がその書状を丸めて捨てると気色ばむ淀君は立ち上がろうとする、それを制した三成は平伏するのだった。
「かような次第にございますので徳川様におかれましては誤解を解いて戴き、お腹立ちをお納め戴きたく思います」
三成の言葉に家康はまだ納得はしていない。
「その桔梗は何故、儂に私怨を抱いておるのか?」
「桔梗の姉は楓と申して、織田信長様に捕らわれ、辱しめに遭っていた女にございます。家康様も何度かお楽しみになった由、覚えておられると思います」
「ああ、確かに信長様の宴席に招かれ、何度か見た記憶があったがそんなことで儂を殺すほど恨むのか?」
家康は納得行かぬという顔をして首を傾げた。
「では桔梗と秀正の二人をここに連れてきて貰おう。儂が直々に詮議いたす」
程なく、元直と秀正の二人が寝巻きに身を包み、後ろ手に縛り上げた桔梗を従えてその場に現れた。
自分の前に膝を折った二人を見て、家康はますます首を傾げた。
今まで、自分に恨みを持ち、命を付け狙った連中を何人もこのように詮議した経験をもつ家康が桔梗が首をうな垂れて、自分を見ようとしないことに奇異を覚えていた。
たいていそのような場合、悔しさに歯を噛み鳴らし目を吊り上げたり、命乞いをするのが今までの例であった。
「桔梗とやら、面を上げ。儂の命を付け狙ったそうじゃが何ゆえか?」
「姉、楓の恨みにございます。姉は信長様に捕らわれ、女としての誇りを木っ端微塵に砕かれるまでの辱しめを受けたのにございます。姉の身体を弄んだ、信長様、秀吉様は既にこの世には無く、残るは家康様ただひとりにございます。よって、お命を戴く事にしたのでございます」
桔梗は悔しそうな顔をして訴えた。三成に教え込まれた筋書きを必死に演じる桔梗であった。
「姉が亡くなったのはいつじゃ」
「天正11年にございます」
「随分、昔の事じゃ。それからずっと恨みを抱いておったのか」
「私もある方と夫婦になり、子を持ちもました時は恨みも忘れました。しかし、先年、夫に逐電され、多大なる借金を背負いましたため自害するより道は無く,家康様に一矢を報いて恨みを果たしてから自害しようとした次第にございます」
涙を振り絞って演技する桔梗に家康もだんだんと納得し始めていた。
「ならば加倉秀正。そちが桔梗とどのような縁戚関係にあるのだ」
「私の母と桔梗は兄弟にございます」
「では楓が母なのか?」
「いかにも、しかしながら私は家康様には恨みは抱いておりませぬ」
「桔梗と初めて会ったのはいつのことじゃ」
「越中の余燐寺にて初めて会いました。私の母の事を知るために道すがらでございますので赴きましたところ、私の行方を心配していた桔梗と偶然に出会ったのでございます」
秀正も必死に演技していた。出来すぎる偶然に家康の疑念は深まる一方である。しかし、この場は成り行きを見守ることにした。
「相判った。桔梗の私怨による謀と思うようにする」
三成は家康が緊張の表情をといたのでほっとした。
「では宴席の用意がありますので場所を変えておもてなししたいと思います。
最後の宴席
伏見城の物見櫓でその宴席は行われた。酒が入り、家康が打ち解けてきた事に淀君も三成もほっと胸をなでおろしていた。後は、桔梗にこの場で恥を晒させ冥土に送ってやればこの一件は落着すると二人は思っていた。
宴席の真中に布団が敷かれ、その上の梁に二つの滑車が取り付けられ、縄が垂れ下がっている。
「何を見せてもらえるのかな?」
家康が笑うと淀君は酔いで赤く火照らせた頬を歪めて口を開く。
「家康様の命を付け狙ったにっくき、桔梗をこの場で慰み者にし、お手討ち致します。お腹立ちを紛らせて下さいませ」
「うむ、面白そうじゃ」
家康は頷いたが腹の中ではこの女狐の思う通にはいかせぬという強い意志を抱えていた。やがて、素っ裸の桔梗が浅野に縄尻を取られて物見櫓に引き立てられてきた。秀正、元直も控えていよいよ、桔梗の最後の宴席の幕が切って落とされた。
垂れ下がる縄にしっかと繋ぎ止められた桔梗は薄く目を閉ざしたまま口を開いた。
「徳川家康様、此度は命を付け狙いましたること桔梗、ここに生まれたままの姿になりお詫び申し上げます。本日は私の恥ずかしい姿をご覧いただき、お腹立ちを紛らせて戴きたいと思います」
桔梗の見事な肉体を目の当たりにし、鼻の下を伸ばす家康を見て淀君はほくそ笑んだ。この古狸を騙してしまえると淀君は思っている。
「それでは下の毛を剃って、女の割れ口をご披露したいと思います。浅野様、お願いします」
桔梗が恥らいながら言うと浅野がようやく生え揃ったその繊毛に水を含ませて行く。
「うふふ、折角、生え揃ったものを剃り取られて冥土に行くなんてご同情申し上げるぜ」
浅野は桔梗の悔しそうな顔を見上げて楽しそうに声を掛けた。しかし、桔梗が何の反応も示さないと浅野は少し腹を立て、桔梗の女陰に指を繰り込ませたり、太腿を擦ったりと悪戯を始めた。
桔梗が苦しそうに眉を寄せそれに耐え始めると浅野は満足したように身を引いた。
この男は桔梗の命を絶つときは自分と繋がらせたまま首を跳ねさせると強行に主張し、淀君の許可を取り付けていた。その時のことを想像して浅野の股間は既に緊張している。
「それでは淀様。桔梗の恥ずかしい毛を剃って下さいまし」
淀君は懐刀を取り出し、羞恥に太腿を震えさせている桔梗の前に膝を折った。
「では剃り上げるぞ」
淀君が刀を滑らせると桔梗はその不気味な感触を堪えるように溜息を付いて目を閉ざした。早くこの羞恥の時間が過ぎて命の絶たれる瞬間を待ち望む桔梗であった。
「ここを剃られるのはどんな気持ちなのかい」
淀君は真剣に懐刀を動かしながら、震えを堪えている桔梗に尋ねた。
「と、とても恥ずかしゅうごさざいます」
桔梗が頬を染めて答えると淀君は笑みを浮かべて無残に半分近く刈り取られた繊毛と向き合った。
「もうすぐ終いじゃ。ほら出来た」
淀君ははしゃいだ声を上げると満足そうに立ち上がった。桔梗は頑なに官能味豊かな太股を擦り合わせ目を閉じ合わせる。
「ほう、随分と若返ったな」
家康は手を叩いてそんな姿にされた桔梗を揶揄している。もう、羞恥に悶えたりはせずひたすらに唇を噛み締める桔梗は全てを受け入れ、全てを耐えようと決意していた。
「では拙者が楽しませてやるか」
浅野が桔梗の背後から乳房を揉み始めても桔梗は狼狽はしなかった。その感触をむしろ楽しむかのように心持ち足を開き、熱い溜め息を洩らすのであった。
「悔しいか、なんとか言ってみろ」
浅野はまったく抵抗を示さない桔梗を却って物足りなく思い、愛撫の手を桔梗の下半身に移行させながら毒づき始める。
「ああ、そんな気持ちはございません。好きなように弄んで下さいまし」
「ならば儂に甘えてみよ。心地よい気分にしてやるぞ」
浅野に耳を嘗められた桔梗は赤みが差し始めた頬を震わせて口を開いた。
「ああ、たまらない。もっと激しく、ね。あっ」
完全に身体を浅野に預けた桔梗は憎い男の手によって身体を開かされ、喘ぐように訴えている。
「ふふふ、可愛い事を言うぜ」
浅野は調子に乗りだし、桔梗の片足をたぐり上げるとその足首に垂れ下がる縄を結び付けた。
秀正がその縄を引き始めるとそれまで冷静さをたもっていた桔梗が始めて悲鳴を上げる。
「あっ、そんな」
吊り上げられた片足は大きく横に開かれ、桔梗の肩の高さあたりで固定された。
「なんとはしたない姿ではないか、おほほほ」
淀君は袂で口を覆ったが三成も家康もその卑猥な姿勢を食い入るように見つめている。
浅野の攻撃はいよいよ本格的に拍車が掛かり始める。片手で乳房を揉み上げ、片手は桔梗の臀部を潜って局部を責め上げている。
「い、嫌にございます」
浅野の無骨な手は触覚のように蠢き始め、桔梗の菊座も刺激し始める。
「何をほざく、ここをこうされるのが好きなんじゃろ」
浅野の指がそこに侵入して来ると桔梗は身体を激しく捩じらせてその痛みに耐えている。遂に浅野が両手を使って下半身を攻撃するに及んび、桔梗は甘美な啜り泣きを洩らすようになった。
秀正に乳首をしゃぶられ、浅野の左手で前門を愛撫され、右の指を肛門に含まされた桔梗はいよいよ断末魔が近づいてきた。
「まだか、まだ、往生しないのか?」
浅野に催促され涙に潤んだ瞳を開き、乳首を吸い上げている秀正に婀娜っぽい視線を流した桔梗は小さく呻くと大きく頭を揺らした。
吊り上げられている悩ましい太腿が痙攣し、滑車がギシギシ軋むと口を真一文字に結んだ桔梗は頂点を迎えた。
浅野と秀正が身を引くと身体を吊られた縄に任せ、桔梗は半開きにした口から熱い息を吐き続けている。
家康もこの甘美な生物の虜になったよう一心不乱に桔梗の啜り泣く姿を見詰めている。
狂乱の桔梗
興奮が収まった桔梗は淀君や家康に恥ずかしい姿を目撃された事に頬を赤らめた。しかし、桔梗は更なる屈辱に身を沈ませなければならなかった。
「家康様。お気に召したでしょうか」
「ああ、儂は楓の姿も覚えとる。桔梗も楓に優るとも劣らなく美しいの」
家康は信長に見せられた楓の姿を思い出していた。あの甘美な身悶えは今でもはっきりと覚えていた。家康が楓の想い出に浸っていると不意に桔梗の声が聞こえた。
「これより、甥の加倉秀正殿と肉合戦をお目に掛けたいと思います。秀正殿はこの世に二本とない巨根の持ち主でございます」
秀正が着物を脱ぎ、その一物が飛び出して来ると家康は度肝を抜かれた。
「な、なんという巨根だ。あんなもの見た試しもない」
家康があんぐりと口を開いていると秀正は吊り上げられたままの桔梗の背後から迫った。顔を横に向けさせると秀正は桔梗の唇を塞ぎ、荒々しく縄に締め上げられた乳房を揉み始めるのだ。
秀正は今生の別れになると思い、桔梗を精一杯乱れさせようと思っていた。そして、それが旅立つ桔梗の供養になると自分に言い聞かせていたのだ。
「伯母上、今日は遠慮無しに行きますゆえ」
「構いませぬ。好きなようにして下さいませ」
桔梗に囁かれた秀正は片足を吊り上げられ無防備なその双臀の下に下半身を押し入れた。桔梗の股間から聳え立つ秀正の一物を見て、淀君は笑い声を上げた。
秀正は腰を落としたまま桔梗の乳房や太股を愛撫する。秀正の一物は桔梗の前で大きくゆれ、時折、それはその柔肌に触れて来る。桔梗は否が応でもその巨大さを目にすることになった。
「ではいきますぞ」
秀正は腰を落とし、手探りで的を狙い始めた。そして、一気に刺し貫いた。
「うぐっ」
秀正の巨根を埋められた桔梗は大きく呻き、髪を振り乱した。次の瞬間、桔梗は引き裂くような悲鳴を上げた。なんと、秀正はその巨根だけで桔梗の全身を持ち上げたのだ。
見ている者はその異常な力に目を瞠っている。
片足を吊られ、秀正の巨根を埋め込まれている桔梗の下腹部は膨らんでその形をはっきりと外部に伝えている。
元直か桔梗の足を吊り上げている縄を緩めると桔梗の足は床から一寸近くも浮き上がったまま震えていたのだ。桔梗は今にも達しそうな灼熱の感覚を味合わされている。
秀正が桔梗の陰核を軽く擦ると桔梗は忽ちにして頂点に達してしまった。
全身を硬直させた後、桔梗は両足を痙攣させている。秀正はそのまま腰を下ろすと搦め手の手管を発揮し始めた。
淀君に耳打ちされた家康は桔梗の腰あたりに座り、剃毛されたためその先端を覗かせる桔梗の陰核を抓み上げると二、三度激しく揺さぶった。
「うっ」
小さく呻いた桔梗は再び頂点を味わってしまう。
家康が面白がってそれに再び指を触れさせて来ると桔梗は大きく髪を振り乱して哀願の声を放った。
「後生でございます。もう、嫌にございます」
「儂の命を付け狙った罰だ。それ、それ」
「あわわわわー」
家康が抓み上げたそれを激しく揉み上げると桔梗はわけの分からない言葉を口走り、全身を硬直させ、目を閉ざした。
縛り上げられた身体を秀正の上で汗みどろになって悶える桔梗は忽ち達する頂点を繰り返しながら意識が混濁してきた。正に肉の拷問にあって失神寸前の桔梗であった。
桔梗が遂に失神したことで秀正はこの拷問を中止した。
秀正が桔梗の胎内から一物を引き出すと白濁がそこから溢れ出して布団を濡らしている。
ここに居並ぶ悪鬼たちはそんな惨めな桔梗の姿を見ながら酒を酌み交わした。
秀正も家康に酌をしてもらって酒を飲んでいる。
「いや、秀正のそれには恐れ入った。随分たくさんの女を泣かせて来たであろう」
「郭に行ってもまともに相手をしてくれる女がいません」
秀正の言葉に家康が笑うと淀君も口を挟んだ。
「秀正の巨根は豊臣家の家宝にございます。これだけは幾ら金を積まれてもお渡しできません」
「もっともでござる」
秀正は酒を口に含むと桔梗の傍らに身を寄せ、その顔に酒を吹きかけた。
不快感に目を覚ました桔梗はうっとりしたような表情になって秀正を見た。
「伯母上、まだ、続けられますか?」
秀正に聞かれた桔梗は恥ずかしそうにその胸板に頬を寄せる。
「厭いませぬ。私の息の根が止まるまで続けてくださいまし」
桔梗は死が近いことに自棄になって、更なる愛戯を要求した。実際、桔梗はこのまま息の根が止まるまで秀正に愛されたいと思っていた。
桔梗の乳首に軽く口吻した秀正は自ら仰臥し、その上に桔梗を乗せ上げようとする。この体勢のまま秀正の巨根に貫かれたら子壷が突き破られそうな恐怖を感じ、桔梗は静かにそれを含み始める。
慎重にそして大胆に腰をくねらせながらそれを桔梗が呑み込むと秀正はその汗みどろの裸身をしっかと抱きしめ、口を合わせた。
貪るように秀正の舌を吸い上げた桔梗は口を離すと腰を激しく上下させ、激しい息遣いを響かせながら官能の炎に支配され始める。
「えへへ、手伝って進ぜよう」
もう、見ているだけではつまらぬと浅野がしゃしゃり出てきて、桔梗の乳房を揉み上げ始める。
「うぐっ」
低く呻き声を上げた桔梗は官能の芯を焼き尽くされ、激しい啜り泣きの声を上げた。
深く官能を貪るように腰を落とし込んだ桔梗に刺激され、秀正も自失する。
「き、桔梗」
激しく痙攣する桔梗の裸体を再び抱き留めた秀正は熱い口付けを交わすのである。
快楽の余韻に浸っていた桔梗がむずかるように首を振って弱々しい声を放った。
「い、嫌にございます」
浅野が桔梗は上体をを倒したためにくっきりと露わにされた菊座に指を繰り込ませたからだ。
「冥土の土産じゃ、味合って見よ」
再び、秀正の腰に跳ね上げられ始めた桔梗は既に心は要求しても身体は疲労の極にあった。秀正のそれを含まされている個所は痺れのようなものさえ生じ始めている。しかし、放出しても一向に衰えを見せない秀正に挑むかのように激しく腰をうねらせ、汗に塗れた全身を奮い立たせ、悲しい身悶えと啜り泣きを織り交ぜながら頂点に向かって桔梗は加速してゆく。
「あっあああ」
またもや、快楽源を突き破られた桔梗が絶息するような叫びを上げて、秀正に覆い被さっても、秀正は動きを止めなかった。
余韻に浸る暇もなく責め立てられる不快感に桔梗は思わず悲鳴を上げ、乱れに乱れた髪の毛を打ち振って懊悩する。
浅野に乳首と肛門を愛撫され、秀正の巨根を含まされ、自分の意志とは無関係に律動を繰り返す我が身に煽られ、桔梗は噛み締めた歯の隙間から涎を滴らせながらまたもや頂点を迎えた。
激しく泣きじゃくる桔梗に舌を吸い上げられると秀正はその感極まった懊悩ぶりに煽られ緊張を解放する。
しっかりとその打ち震える裸身を抱き留めた秀正は頬を擦り合わせながら心の中で桔梗に別れを告げるのであった。
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