屈辱の痙攣
固く繋ぎ止められている太腿が震えているのを目にした仙次は面白そうに楓のひきっつた表情を振り仰いだ。
「怖いのか楓」
「ああ、そのような場所を悪戯なさるたぞあまりにも無体にございます。どうか御容赦を」
楓の哀訴も二人の淫鬼には通じるはずもない。仙次は笑って取り合わない。
「今更殊勝なことを言っても遅い。儂らの恐ろしさを骨身に応えるほど思い知らせてやる」
いきなり小平太が孤んだ楓の陰核の先端を仙次がいつの間にか手にしていた小さな木片を使って強く挟みつけた、
「あーっ」
息も止まるような衝撃に楓は大袈裟な悲鳴を放ち、雁字柄目に縛りつけられている全身を揺さぶった。
「小平太。木片のうえからこ生意気な女のおさねを括りつけてしまえ」
懐から太い糸を取り出した小平太が無残にも木片に挟みつけられている楓の陰核に巻きつけ始めると楓の身悶えはより一層激しくなる。
「小平太。根元までがっちりと縛りつけてしまえ」
楓のうろたえぶりにすっかり気を良くした小平太が楓の陰核の根元にまで太い糸をきつく巻きつけると進退極まった楓は遂に火を押し付けられたような啜り泣きの声を上げ始める。
「どうだ、楓、何とか言ってみろ」
勝ち誇ったように小平太が楓の髪の毛をしごくと楓は涙を溜めた瞳を開いて精一杯の哀願をする、
「あーは、早く糸を外してくださいまし。気が変になりそうにございます」
「俺を蹴り飛ばした元気はどうした。しばらくそうしていろ」
喜色満面の小平太が苦痛に身悶える楓の全裸像をじっくりと楽しむために腰を降ろすと仙次も隣りに座り酒を汲み交わし始める、
「ああ、お願いでございます」
切れ切れの哀願を繰り返す楓を笑った仙次は食い入るように楓の姿を見つめている小平太に声を掛けた。
「どうだ。小平太。怒りは納まったか」
「あ、兄貴。女を苦しめるのにこんな方法があるとは知らなかった。おらあ病みつきになりそうだぜ」
興奮に声をうわずらせている小平太に苦笑した仙次は立ち上がると全身汗まみれになり苦痛と必死に戦っている楓の上気した顔を覗き込んだ。
「楓。寒くはなくなったか」
「ああ、寒くはありませぬ、糸を、糸を外してくださいまし」
完全に淫鬼二人の支配下に置かれた楓は悔しさも恥ずかしさも忘れ懇願する。しかし心の底にまで奴隷の烙印を押そうとする仙次はまだ許さなかった。
「ならばこの場で気をやる姿を見せて小平太の怒りを鎮めて貰うしか手はあるまい。小平太。張り形を使って楓を歓ばせてやれ」
仙次に乳房を愛撫され、口まで吸われた楓はもう自分がどういう状態か分らない。ただ一刻も早くこの灼熱の地獄から逃れたい一心で小平太が突き進めてきた矛先を必死で受け止めるのであった。
「こんなにたれ流しゃがって、淫な女だ」
愛液が脛の辺りにまで流れているのを小平太に指摘されても楓の耳には入らない、ただ一途に燃え上がることしか楓の頭にはなかった。
小平太もここぞとばかりに張り形を激しく使い始め楓に頂点を究める瞬間が近付いた。
「うぐ」
くぐもった声で大きくうなじを見せた楓は全身が押し潰されるような感触の中で頂点を究めたのであった。
「うふふ。ざまあみろ」
恨みを晴らし、心の底から楓をあざ笑った小平太は淫情に破れた楓の惨めな姿を爽快な気分で見つめている。
快楽の余韻に目を閉ざしていた楓は仙次に肩を揺さぶられうっとり目を開く。
「下を見てみろ。おかしくて腹がよじれそうだ」
喜色満面の小平太が指差す先には木片に挟まれた陰核が楓の意志とは無関係にプルプルと震えを見せている。楓は気の遠くなるほどの屈辱感に頬を赤らめると再び火が付いたような啜り泣きを始めるのであった。
楓は柱から外されるとその場に腰を降ろさせられた、しかし、股間に食い込む憎らしい糸はそのままであった。
「は、早く糸を外してくださいまし」
泣きじゃくりながら訴える楓を鬼のような仙次はまだ解放しようとはしない。
「小平太に詫びを入れ。男をしゃぷり抜くのだ。そうすれば糸を外してやる」
(ああ、まだこの身を痛ぶり抜くつもりなのだ)
楓は一瞬血の気が失せ、気が遠くなりかけた、しかし、鬼のような男たちは何が何でもそれをしないかぎりこのおぞましい糸を外すことはない。楓は涙を飲み込むと目前に醜悪な肉塊を晒している小平太に詫びを入れるのであった。
「こ、小平太様。先程の無粋な振る舞い、どうかお許しください。お詫びの印に今一度小平太様をお慰め申し上げます」
「そんな、色気のない挨拶なぞするな。もっと男に甘えろ」
楓の乳房を柔らかく愛撫しながら仙次に脅された楓は苦しみから解放がされたいため媚びを売るのだった。
「ああ、違しいお方。楓にしゃぶらせてくださいまし」
小平太の毛むくじゃらの太腿に頬を擦り寄せ甘え掛かるような楓のしぐさに小平太は淫情を刺激されそそるような屹立を見せ始める。
「さあ、楓。小平太がその気になったようだ。慰めてやれ」
仙次に促された楓はやるせない下半身の疼きに耐えかね、一つ溜息を付くと唇を開き小平太のそれを喉深くにまで飲み込むのであった。
「うふふ、楓。小平太の味はどうじゃ、精一杯しゃぶるのだぞ」
仙次のからかいも楓の耳には届かない。顔をくななく動かし、楓は一刻も早く地獄の苦しみから逃れたいがためその悲しい所作を続けるのであった。
京へ
それから三日間、仙次は小屋に戻ってこなかった、足首を挫いた楓を小平太は好きなように扱い身も心も完全に隷従させられていた。
そして、仙次が戻ると次の朝には楓は小平太に背負われて五日ぶりに小屋を出るのであった。あの菊乃が待つ京に向かうために。
今津から船に乗り、舞鶴を経由して京の町に入ったのは三日目の夕方であった。
道中、宿に泊まれば仙次と小平太の肉の相手をさせられ、昼間は小平太の背中に揺られるという強行軍に楓は疲労しきっていた。
洛北の静かな町の片隅にその屋敷はあった。
明智方に付いた武将の下屋敷を召し上げた秀吉が新之助を捕らえた恩賞として菊乃に与えたものであった。
菊乃は普段はここに女中と二人で住んでいる。忘れた頃、秀吉が訪ねるぐらいの静かな日々を菊乃は送っていたがその屋敷が最近とみに賑やかになったという。
小平太が門を叩くと先発していた仙次がのっそりと姿を現わした、
「おお、菊乃がさっきからお待ち兼ねだぞ。小平太、土蔵に運べ」
小平太の背中に揺られながら楓は深いため息を付いた。強欲で悪辣な男たちの姦計にはまった自らの定めを恨む楓であった。
土蔵の前に豪著な着物を身に着けた女が立っていた。それが菊乃と分ると小平太の背中に揺られる楓は敗北感に胸が張り切れそうな思いに見舞われた。元はといえば醜悪な見世物にされる女奴隷、それがこうにも身分の違いを見せつけられると楓といえども戦の及ぼす力を思い知らされる結果となった。
「よく、帰ってきたね」
小平太の背中から降ろされ土の上に崩れるように座った楓に菊乃は勝ち誇ったように声を掛けた。
「これからは私の慰み者になって暮すんだよ、いいかい」
菊乃は首をうなだれ微動だにしない楓に向かってがなり立てる。
「お前さんに赤恥を掻かされたからね。あの時の恨みを一生掛けて思い知らせてやるよ。今夜は長旅で疲れただろうから休ませてやるよ。だけど明日は朝から脂を搾り取ってやるよ。覚悟しといで。いずれ、秀吉様もお見えになるからその時お喜びになれるようにあたしにも考えがある。新乃助を捕まえただけで、こんな暮らしをさせていただちゃ悪いからね」
菊乃が新乃助の事に触れたとたんそれまで蒼ざめていた楓の頬に赤味が差し、菊乃の顔を振り仰いだ。
「し、新乃助はいかが致しましたか。教えてくださいまし」
取りすがるような視線で自分を見つめる楓に苦笑した菊乃は懐かしい物を思い出すように語り始める。
「新乃助を捕らえて見たら秀吉様の御沙汰は即、打ち首。しかし、あたいが取り成してお前たちをおびき寄せるために四条の河原での晒し刑に変えさせたのさ。丸裸にされ磔に掛けられたまま何日生きたのかね。磔が低いもんのだから河原の夜鷹にさんざんおもちゃにされていたよ。水も飯も与えられずに死んでいった新乃助は哀れなものさ、それもなにもお前さんのせいだよ。これからは新乃助の霊を弔うためにもあたいの言うことを聞くんだよ」
楓は菊乃の話を最後まで聞いていなかった。哀れで無残な最後を遂げた新乃助に対するすまない気持ちで号泣の声を張り上げていた。
地面に這い付くばり土をかきむしるように泣きじゃくる楓に楽しそうに見つめていた菊乃は舌を出して仙次達の方を見ると楓を土蔵に運ぶよう命令するのだった。
「おや、この女、足が悪いのかい」
仙次と小平太の二人に支えられるように歩き始めた楓を見て菊乃はそれに初めて気が付いた。
「逃げようとして、足を挫いたんでさあ」
「ふふふ、いい気味だよ」
泣きじゃくりながら土蔵に運ばれる楓の背中に菊乃のあざ笑いが追討ちを掛けた、
鬼女への反発
楓は浅い眠りを繰り返しながら朝を迎えていた。新乃助の悲惨な死に涙したあとこれから自分に起るであろう羞恥と屈辱の日々、越前に残してきた妹の桔梗、茶々姫、珍呑丸、葵と考えが巡り、熟睡することはできなかった。しかし、運日の強行軍の疲れには勝てずいつしかまどろむように鍵の掛かった土蔵のなかで眠りについてしまった楓であった。
「おい、朝だぜいつまで眠っているんだ」
聞き覚えのあるダミ声に楓が目を開くと仙次がにやけた笑いを浮かべながら朝の光のなかに立っていた。
「起きな。朝飯を食ってから菊乃がお前さんを慰みものにする。顔を洗わせてやるから背中に乗りな」
楓が顔を洗い、厠を済ませて戻ってくると小平太が楓の使った布団をかたずけ、朝の膳を運んできた所だった、`
醒めた表情で黙々と箸を使う楓の傍らに座った仙次が諭すように語り掛ける。
「儂は今日の昼過ぎにはここを出て、秀吉様の待つ長浜城に入らねばならない。小平太は当分ここに置いておき、お前の身の回りの世話をさせる。菊乃と小平太の言うことを聞くのだぞ」
菊乃の名を聞いたとたん楓の箸が止まった。そして、箸を持つ手がブルブル震え始める。「どうした怖いのか」
「ああ、あの女の手に掛かったら死んだほうがましでございます。何卒、お許しを」
楓の瞳に見る見る涙が溢れてきた。しかし、仙次は慰めの言葉さえ掛けずに立ち上がるのであった。
楓が食事を終え、一休みをすると仙次が縄を手にして近付いてきた。それまで死んだようになっていた楓の表情が一変した。
「さあ、楓、裸になるのだ」
「嫌、嫌にございます」
不自由な足ながらあとずさる楓を仙次は許さない。
「聞分けのないことを言うと後が怖いぞ」
小平太が楓の肩に組み付いたが必死の抵抗を示す楓に振り解かれる。
「朝から何をがたがた騒いでいるんだ。うるさいよ」
楓を辱めるのを待ち切れなくなった菊乃が姿を現わした。仙次から騒動の原因を聞いた菊乃は楓に近付くとやにわに優美な頬を平手打ちにした。
「何を甘えてるんだ。私はお前を慰み物にするためにこの男たちから買ったんだよ、今更、二の語を抜かすんじゃないよ」
鬼のような形相になって自分を睨みつける菊乃に対して楓も負けてはいない。
「お前のような女に辱められるくらいなら死んでやる」
壁を背にした楓が振り絞るように言い放った言葉に真実を見た菊乃は懐に手を入れ何かを楓の膝元に落した。
それを目にした楓の表情が一瞬、凍り付いて動かなくなった。
「分ったようだね。それは浅井の紋所の付いた印篭さ。茶々姫様が肌身離さず持っていたものさ。姫様たちはここの離れで暮らしているよ。まだ盾つく気かい」
姫たちのことを取引にして、自分を辱めた仙次を楓は恨めしく思った。仙次の方に恨めしそうな視線を送る楓に菊乃の怒鳴り声が降り注いだ。
「お前が舌を噛めば、姫様を秀吉様に献上するよ。それでもいいのかい」
楓が遂に観念の鳴咽を洩らし始めると菊乃は印篭を拾い上げ勝ち誇ったように笑うのだった。
「承知したんだね。仙次さん、暴れた罰にこの女の下の毛を剃りあげておくれ」
それを聞いた仙次はすっ頓狂な声を出した。
「それりゃ無理だ。この前、逃げようとした仕置きで剃りあげちまった」
「なんだそうかい」
高らかに笑う菊乃はむせび泣く楓を目にしてすこぶる機嫌がよい。
「そうかい、それじゃ仕方無いね。裸縛りしてしまいな」
復讐の鬼
抵抗を諦めた楓は仙次と小平太によって後ろ手に縛り上げられ床の上に膝を付いていた。すべの望みをたたれた楓はがっくりと首を垂れているだけであった。
「可愛いね。まるでおぼこ娘みたいじゃないか」
楓の傍らに座り菊乃はその青々とした下腹部を撫でさするのであった。
楓の股間に延ばそうとした菊乃の指先を楓は思わず両腿で締め付けてしまった。
「痛いじゃないか。何するんだ」
突然、陰険な表情になった菊乃は楓の頬を平手打ちにした。
「触られたくらいでなんだい。これからあたいにそこの襞の一枚一枚をめくられながらお前は泣きながら詫びを入れなけれぱならないんだよ」
勝ち誇ったように立ち上がった菊乃の前で楓は唇を噛むしか術がなかった。
そんな楓の姿に新めて勝利の味を噛み締めた菊乃は仙次の顔を見た。
「この女を私の手管で泣かせてみたいんだ。大股開きに仕上ておくれ」
さっそく仙次が楓の上体を倒し、小平太が用意していた三尺棒に楓の両足を繋ぎ止めるために足首を手にとっても楓は抗がらいはしなかった。菊乃の前にそのような姿を晒すことは楓にとっては死ぬより辛いことだった。しかし、そのために姫に難儀が降りかかることになってはと楓は悲壮な覚悟を固めたのであった。
「あはは、とうとう逃げも隠れもできなくなったね。後はいい声で泣いてもらうだけだよ」
楓の白い臍の辺りに手を置いた菊乃がけたたましい声で笑うと血が出るほど唇を噛み締めた楓の太腿が耐えられぬ屈辱に痙攣を見せ始める。
「どれ中身を見てやるとするか」
菊乃がぴっちりと締まったままの肉の合わせ目に指を這わしても極度の緊張状態に陥っている楓は何の反応も示さない、
いくら擦ってもまるで潤みを持たないそこに業を煮やした菊乃は楓に毒づき始めた。
「何、意地張ってるんだ。私の手管じゃその気にならないのかい」
楓の太腿を抓り上げ、鬼のような形相になって睨みつける菊乃を仙次がなだめた、
「姐さん、女の身体は脅しても駄目さ。俺と小平太が道を付けてやるから楓の乳を優しく揉んでやってくれ」
菊乃がぱつの悪そうな顔で楓の胸の辺りに座り直すと仙次と小平太は楓のしなやかな太腿辺りに取り付き隠微な愛撫を開始する。
眉を寄せ、唇を噛み締め、身体の奥底から込み上がってくる甘い感覚を必死に堪えている楓を面白そうに見つめていた菊乃はその柔らかそうな乳房に手を掛ける。
不意に楓は涙に濡れた目を開くと悲鳴に近い声を上げた。
「ああ、手を手をお離し下さいませ」
「何を慌ててるんだい、まだ、恥を晒すとこ迄いってないじゃないか」
楓の取り乱した姿に甘い疼きを覚えた菊乃はここぞとばかり楓の乳房を激しく揉み上げる。
楓の足の指を口に含んだり、太腿を愛撫していた仙次の指先も徐々に核心に迫ってくると楓は激しく腰を揺さぶり仙次の手を跳ね除けようとする、
「暴れてはならん。可愛い女になったところを見せぬかぎり菊乃さんの怒りは鎮まらんぞ」
仙次に腰を抱き取られ最奥の羞恥に指を滑り込まされると楓は傷ついた獣のような呻き声を上げた。そこはすでに十分に潤みをもち仙次の指先を深々と咥え込んだ。
「楽しいね、こんな愉快なことはないよ。楓」
菊乃は有頂天になり楓の耳たぶを軽く噛み、乳頭を優しく抓み上げたりと楓をさらに追い詰めようとあらゆる刺激を与え始める。
遂に楓がはっきり情感に煽られ、甘美な啜り泣きの声をはっきり上げ始めると仙次は菊乃を呼び寄せた。
「ここまでにしてしまえば大丈夫。後は姐さんが留めを刺せばいい」
菊乃は妖しい期待に胸をときめかせながら羞恥に小刻みな痙攣を見せる太腿、さらにその付け根にある剃り後も青々とした楓の濡れた亀裂を見つめていた。
やがて楓の顔が苦悶に歪み始めた。遂に菊乃の指先が楓の亀裂を割り始めたのだ。
「子供を産んだ割りには綺麗じゃないか。あはは、この蕾も可愛いね」
楓が大きく頭を打ち振った菊乃が楓の陰核を弾いて遊んでいるのだ。この女を辱しめを与えるために二度までも敗北にまみれ、逆に屈辱を味合わされた菊乃は天にも昇る気持ちで楓を辱しめている。
「余程気持ちがいいんだね。こんなに尖らかせてさ」
菊乃は右の指をを楓の内部に挿入し、左指を微妙な屹立を見せる陰核をしっかり孤み、その表皮を剥きあげた。
「ああ」
たまらない屈辱感にさいなまれている楓の心臓は早鐘の様に脈打ち、口からは苦しげな溜息を洩らしている。
「さあこれで留めを刺しておやりなさい」
仙次から受け取った張り形を手にした菊乃は目をぎらつかせて楓に迫った。
「さあ、覚悟し。私が受けた辱めを味合わせてやるよ」
「お、お止め下さいまし。あまりに楓が惨め過ぎまする」
無駄とは知りつつ菊乃に辱められると悟った楓は引きつった声を上げた。
「往生際が悪いよ。私の積もり積もった恨みを受けてみろ」
菊乃は楓の哀願に耳を貸さず一気にそのしろどに潤んだ快楽源に張り形を突き立てた。
「つっーむ」
その瞬間、楓は上体を大きくのけぞらせ全身が瘧に掛かったように震え始めた。
一年前まで同じ女奴隷の菊乃に味合わされる屈辱は一体何に例えようがあろう。悔しさ、情けなさ、楓の胸のなかは張り裂けんばかりの思いが充満していた。
「こうなったらこっちのもんさ。恨みを思い切り晴らしてやる」
菊乃は満面笑みをたたえ、張り形を巧妙に操作する。
血が出るほど唇を噛み締め、菊乃の繰り出す矛先を必死に堪えてきた楓ではあったが仙次と小平太にも刺激を与えられ続け、女体は嫌が応でも反応する、菊乃は自分が繰り出す張り形の動きにつられ楓の腰が揺れ動いているのを見つけて苦笑する。
「うふふ。そうだよ。身体は正直だよ。楽しまなくちゃ損だよ」
菊乃に腰の動きを指摘され、楓の頬は火が付いたように恥ずかしさのため紅潮した。
しかし、仙次に激しく乳房を採み上げられ、小平太に耳を愛撫される楓にとって身体の中から突き上げてくる衝動は抑えようにも抑えられないものになっていた。
「さあ、姐さん。もうすぐ敵の砦は陥落するよ。激しく使ってやんな」
仙次に声を掛けられた菊乃はここぞとばかりに張り形に調子を付け始めた。
「あ、あああ」
悲しい叫びを咆哮のように轟かせて楓は頂点に駆け登った。全身に激しい痙攣が走り、半開きにされた唇からは舌がうねるように舞い踊っている。
小平太がすかさず楓の口を吸い上げると菊乃は張り形を楓の身体の奥底までに届かせ、激しくうねらせる。三人掛で味合わされたこの世のものとは思えない快楽の渦のなかで楓は意識が薄らいでいった。
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