二度目の放尿
ミチルと洋輔がお互いの欲求を満足させて納戸部屋を出てみると相変わらず全裸で後ろ手に縛られている和美は一哉に組み敷かれているところだった。
「早く、終れよ。まだ、撮影が残ってるぜ」
洋輔に言われた一哉は腰の動きを早めると和美の白い腹部に射精した。
和美は目を見開いたまま天井の一点を見つめている。最早、犯されることには何の抵抗も感じない和美であった。
「立ちな。先生」
洋輔は和美の身体を引き起こすとソファに座らせた。入れ替わりに卓が片付けられ、ビニールシートが床に敷き詰められる。和美の表情が曇り出す。また、排尿させられるのだと思うと和美は暗い気持ちになった。
「またなのね」
「ああ、今日は邪魔な毛も剃ったことだし、立ったままして貰います。撮影するからちゃんと挨拶するんですよ」
洋輔は縋り付くような瞳を投げ掛ける和美の耳に口を寄せるとセリフを教え込む。ほんの数行のセリフだったが和美の頬は見る見る赤く染まっていく。これだけ陵辱の限りを尽くされている和美が初々しい羞恥の色を滲ませるのを洋輔は楽しげに見守っていた。
そこにシャワーを浴びていたミチルが戻ってきた。ミチルはすっきりした表情で和美の前に座り込んだ。和美は慌てて視線を逸らす。
「それにしても先生。いい身体してるね。女の私でもくらくら来ちゃうね。ねえ、今度は何するの?」
ミチルが洋輔の方を向くと洋輔は和美を立ち上がらせた。
「先生に立小便をさせるんだ。それを撮影する」
「まあ、愉快。先生がどんな顔してお出しになるのかじっくり見物させてもらうわ」
尻を叩いてミチルが囃し立てても和美は表情を変えずにバケツの置かれたビニールシートの中央に歩を進めてゆく。見られることぐらいなんでもないと言い聞かせても和美の心の震えは止まなかった。
ライトが灯され、洋輔がビデオを構えると和美を屈辱に彷徨わせる舞台は整った。
「さあ、先生。始めて下さい。これが済めば休ませて上げますから」
洋輔の声が掛かると和美は思い切ったように頬に垂れかかる髪を跳ね上げると真っ直ぐとレンズに目を向けた。
「これより女奴隷の立小便をお目に掛けます。邪魔なものを剃り上げて準備してまいりました。見事、的に入りましたらご喝采をお願いします」
心を石にして屈辱の口上を言い終えた和美は軽く一礼すると視線を下に向け、バケツを見つめ始めた。後は緊張を解いて恥を晒せばいい。和美は慄きそうになる自分を叱咤しながら両足を大きく開いた。
「さあ、始めてよ。先生」
ミチルが声を上げて和美を囃し立てる。和美は息を止め、唇を噛み締め、最後の緊張を解こうとするのだが、女の本能がそれを阻止するのか中々踏み切れない。
「ああ、またかよ」
和美が啜り上げ始めたのを見て一哉が不満の声を上げ、空のビール缶を投げ捨て立ち上がった。
「始めないといつまで経っても終んないぞ」
一哉は背後から和美の乳房を揉み上げて脅しをかける。
「す、するわ」
再び、息を止めた和美だったがカメラの廻る音や、彼らの視線を意識すると躊躇してしまう。
「よし、手伝ってやるぜ」
そう言うと一哉はタバコに火を付け、二、三回ふかすとそれを和美の股間を通して女陰の前に配置した。
「な、何をするの」
こともあろうにそんな場所にタバコの火を近づける一哉の行為に和美の表情は引きつった。
「嘘じゃねえよ。先生が発射して消さない限り、ここに押し当ててやるぜ」
「や、止めて」
和美が腰を引こうとしても一哉はがっちりと掴まえてそれを許さない。刻一刻とタバコの火は綺麗に剃毛された女の割れ口に接近し、和美は熱さを感じた。
「い、嫌」
切羽詰った和美は知らず知らずのうちに緊張を解き放っていた。 激しい水流に巻き込まれたタバコはバケツの中に落下した。
「まあ、先生。何て恥知らずなの?立ったままおしっこするなんて」
ミチルは手を叩いて笑い転げている。和美は頬を震わせ、一哉に身体を預けたまま水しぶきを上げ続けていた。
水音が途切れ和美はようやっと屈辱の放尿を終えた。
「見てみろ」
和美はいきなり一哉に首を掴まれ下を向けさせられた。
「あんなに溢しちまってるじゃないか」
かなりの量がバケツに入らず周囲に飛び散っているのを目にして和美の瞳からは大粒の涙が溢れ始めた。
「ごめんなさい。ごめんなさい」
「ぴったりと入れられるように毎日、練習するんだな」
何か罪悪感に苛まれているかのように涙を流し続ける和美に見て一哉は満足な笑みを浮かべてその場を去った。奴隷の刻印が毎日少しずつ、和美の身体に刻まれたように感じたからだ。和美が裕司に引き立てられるように浴室に消えるとミチルがしたり顔で洋輔を見た。
「ねえ、明日は橘に三人続けて飲ませてやりなよ。私はどんな顔して橘が洋輔を愛撫するのか見てやりたいんだよ」
「ミチルも随分と残酷だな」
ビールを手にして戻って来た一哉が茶化すとミチルは真顔になった。
「あたいを馬鹿にした報いさ。たっぷりと返してやりたいのさ」
洋輔はミチルの表情を見てこの女の空恐ろしさを実感した気分になっていた。
奴隷の朝食
昨夜もビデオ編集のためにほとんど徹夜状態であった洋輔はミチルの来訪でたたき起こされた。まだ睡眠が足りない洋輔は不機嫌であった。
「もう、少し寝かしてくれよ。まだ十時前だぜ」
「今日は色々と忙しいのさ、皆、揃ってるよ」
一哉と裕司も眠そうな顔をしてミチルの背後に突っ立っていた。二人ともミチルに電話で起こされ、連れて来られたのであった。
「さて、先生のご機嫌でも伺うか」
一哉は大きく伸びをすると乱暴に納戸のドアを開き中へと入っていた。既に目覚めていた和美と由香里は布団の中で寄り添うようにして横になっていた。
「起きな、もう朝だぜ」
一哉は乱暴に布団を引っ剥がすと和美の腕を取って立ち上がらせた。
「えへへ、綺麗さっぱり剥ぎ取られてすっきりしただろう」
一哉が座り込んで翳りを失った下腹部を撫で回しても和美は微動だにしなかった。連日の淫逆な責めにのたうっているうちに和美にある種の免疫が生じてきたことは事実だった。
手錠で繋がれた和美と由香里が部屋を出ると浴室から戻ってきたミチルと出くわした。ミチルは和美の裸身を見つけると下腹部を指差して笑いこけた。
「先生。おはよう。随分と若返ったじゃない」
さすがにミチルの前だと和美も悔しさが募るようなか恥ずかしげな表情を浮かべ身を揉むのであった。
一哉が二人にトイレを使わせるために浴室に追い立てるとミチルは洋輔に不満そうな顔を見せた。
「あら、トイレに行かせてやってんだ。この場でやらせて皆で笑ってやればいいのに」
「朝だけは使わしてやってるのさ」
ようやっと頭が回転し始めた洋輔はタバコに火を付けてミチルの申し出を拒絶した。
「さあ、先生。ここに座って」
トイレから戻ってきた和美は由香里と手錠に繋がれたままミチルによって床に腰を据えさせられた。何か隠微な空気が漂い始めたのを感じ、和美は表情を硬くしている。
「ねえ、先生」
ミチルは和美の肩に手を置いてから腰を下ろした。
「今朝はまずおしゃぶりのお稽古よ。昨日、見させて貰ったけど先生のは激しく突き動かすだけで男を楽しませるなんていう所までは行ってないわ。三人も若い男がいるんだから稽古台にして上達してよ」
ミチルが含み笑いをしてそんな事を話しかけると三人の少年たちは既に下半身を露わにして和美と由香里のの廻りを取り囲んだ。
和美はとてもそんな物を直視する勇気はない。しかし、ミチルに促されると和美は悲しげに瞳をしばたかせて眼前に目を向けるのであった。
「いい、良く見てて」
ミチルはそう言うと裕司の一物を無造作に掴み上げるとそれにしゃぶりついた。片手で垂れ袋を弄り、口中深く咥え込んだそれをしなやかに愛撫する。その動きは的確に裕司を興奮させていった。
十七歳の少女に性戯を教えられる事に和美は惨めさを通り越して戦慄を覚えていた。
「しっかり見てなきゃ駄目じゃねえか」
下を向いて慟哭を堪えていた和美の髪の毛を掴まえた一哉は顔を上げさせた。
「も、もう許してよ。これ以上、惨めにしないで」
和美の心からの叫びだった。生徒たちに肉体を犯され、精神を蹂躙される毎日に抑えていた感情が溢れ出たのだ。
「あなたたちのした事は全て私の胸に仕舞っておくから、自由にして」
いきなり、一哉は和美の頬を打ち叩いた。
「まだ、判らないのか?先生は奴隷になったんだよ」
「だったら殺してよ」
髪の毛を持って一哉に揺さぶられた和美は捨て鉢になったように叫んだ。
「まあ、待て」
洋輔は一哉を押しのけると和美の前に仁王立ちになって力を漲らせ始めている凶器を突き付けた。
「僕のをしゃぶって下さい。話はそれからです」
いったんは顔を背けた和美だったが洋輔の言葉に従った。
「僕たちは先生に恨みなんかはありませんよ」
洋輔は和美の舌の愛撫を受けながら口を開いた。
「でも先生は運が悪かった。こいつらが悪事を働いている現場を目撃したんだ。僕たちの未来を守るために先生の未来を犠牲にすることにしたんですよ」
「そ、そんな、酷いわ」
和美は口を離すと大粒の涙を流しながら洋輔を見上げる。洋輔は続けるように促すと口を開いた。
「永遠じゃありません。先生が心と身体、全てを隷属する時がくれば学校にも行けますしも自由にします。僕たちは卒業したら先生に遭うこともありません。まずは僕たちの奴隷になりきることです」
洋輔の言葉は知らず知らずのうちに和美の奥深くに浸透していった、和美は淫婦のような大胆さを発揮して洋輔を追い詰めてゆく。
和美の愛撫が熱を帯び始めたのに気を良くしたミチルはピッタリ身を寄せるとその頬を突付いて口を開いた。
「洋輔が発射したら残らず全部飲み込むんだよ。これが先生の朝食なんだからね」
ミチルの言葉に頷いた和美は自由な左手をも使って洋輔を愛撫する。
やがて、洋輔が和美の愛撫に耐え切れず、緊張を解き放つと和美は眉をしかめながらもその迸りを舌先に受け止める。
「洋輔のはそんなに苦くないから楽に飲み込めるよ」
ミチルは頬を膨らませたまま洋輔に吸い付くようにして動かなくなった和美の肩を叩いて笑い声を上げるのだった。
「さあ、今度は俺のを頼むぜ」
洋輔の欲望を処理して息つく暇も無く一哉が凶器を揺らせながら和美の前に立った。和美は胸を突いて溢れそうになる慟哭を堪えながら再び隠微な奉仕を開始する。
「先生の朝食は毎日これだよ。誰か一本、必ず飲むんだよ」
ミチルは惨めな奉仕を続ける和美を横目に狂気めいた笑い声を上げ、快心の笑みを浮かべるのであった。
略奪
起き抜けに三人の生き血を続けざまに飲まされた和美はがっくりと肩を落とし、テーブルの前に座っていた。目の前には彼らが買って来たサンドイッチが置かれているが舌に残る不快感と長時間による愛撫で顎が疲れてしまった和美はとても手を出す気分ではなかった。
小悪魔たちは和美の財布から抜き出した金で食料を買って、わいわい騒ぎながら食事を続けている。
「食べないのか?先生」
一哉が口先にサンドイッチを差し出しても和美は弱々しく首を振ってそれを拒否した。
「もう、金がないぜ」
裕司が和美の財布を覗き込んで小銭にしかないのを確認するとミチルはキャッシュカードを抜いて和美の前に置いた。
「先生。暗証番号を教えて、私が引き出して来るわ」
それまで感情を押し殺しているような表情を浮かべていた和美の頬に緊張が走った。銀行口座には百万以上の金が残っている。彼らはそれをも狙おうとしているのだ。
「ねえ、教えなさいよ」
黙ったままの和美に業を煮やしたミチルは刺々しい声を発すると無防備な乳房を爪で弾いた。
「まだ、私から奪うつもりなの。お金だけは勘弁して」
「まだ、判らないの?先生は身も心も全て私たちに尽くすんだよ」
ミチルは激しい平手打ちを和美の頬に見舞うと一気にまくし立てた。
「先生の身の回りをするんだからこっちもお金が掛かるんだ」
今度は一哉は背後から手を廻し、乳房を揉み上げながら真っ赤になった和美の耳元に囁いた。
和美は連中の執拗さを嫌と言うほど知っている。最後はタバコの火を押し付けてでも自分を屈服させる事は容易に予測できた。
「おい、暗証番号を言わないと酷い目を見るぜ」
一哉に乳房を強い力で掴み上げられると和美の頬を涙が伝わった。
「判ったわ。好きにして、暗証番号は5673よ」
振り絞るように告げた和美の暗証番号をしっかりとメモしたミチルはキャッシュカードを手にして立ち上がった。
「よし、今度は俺たちが先生を楽しませてやろうぜ」
ミチルが着替えのために納戸部屋に入ると一哉は手錠で繋がれたままの和美と由香里を床に押し倒した。
和美の自由な手を自らの股間に導くと一哉は性急な愛撫を開始する。始終全裸の和美は間断なく刺激を受けるため、その肌はすぐに火照り始めてくるのだ。
「えへへ、もう、受け入れ態勢十分っていう感じだな」
一哉は和美の両足の間に身を入れると一気に刺し貫いた。
「あら、面白そうな事が始まってるのね」
ちゃっかり和美の服を着込んだミチルは又も始まった痴態の現場を目にして口を押さえて笑った。
「どう、先生に見えるかしら?」
和美のワンピースを着てつばの広い帽子を被ったミチルは荒い息を吐き始めた和美に話し掛ける。ミチルの姿をちらっと目にした和美はすぐに目を伏せてしまう。若い悪魔たちに翻弄される運命を呪うかのように和美は唾を飲み込んだ。
「じゃあ、すぐ帰ってくるね。今度は顔に吐き出してやればいいじゃん」
ミチルはそんな事を楽しげに言うと部屋を出て行った。