Fujitsu

FM-7
CPU 6809 CLOCK MEMORY 64KB
FMシリーズの遠いご先祖様である。 初代のFM-8がビジネス色が濃かったのに対して、この FM-7は富士通初の家庭向けパソコンと言える。 当時のライバルはNECのPC-8801で、グラフィック、 サウンド、価格ともに優れていたので当時はとても心 揺すぶられたものである。 たぶん誰も覚えていないと思うが、あのタモリが宣伝して いたのである。ちなみにFMとはFujitsu-Microの略である ことは覚えておこう。
FMR-50NB1
CPU 80286 CLOCK 12MHZ MEMORY 1MB
FMRシリーズの初期型ノートである。とにかく軽い。 HDは内臓出来ない設計なので、その分軽量化に徹底して いる。FD1基と、RAMDISKでFD2デッキ分のドライブとなる MEMORY−CARDのFM-OASYSでワープロ専用機としても 使える。液晶はモノクロSTNで、とても見づらい。 MS-DOSにはFM-MENUというのが付属し、簡単なスケジュール 管理やデータベースソフトを使って、PDA代わりに 使用出来る。
FMR-50NBX
CPU 80486SX CLOCK 20MHZ MEMORY 3MB
FMR-NOTEのシリーズの中では、このNBXはカラーTFTを搭載 した高級ノートである。 しかし、メインメモリーが3MBと中途半端なので、 Windows3.1は動作出来ない。 しかたないので、私は幻のWindows3.0を入れた。ちょっと スピードが不満だが、ソリティアをやるには十分である。 液晶はカラーTFTにしては全体的に暗いので、FMRは バックライトが弱点のようだ。
FM-TOWNS
CPU 80386 CLOCK 16MHZ MEMORY 2MB
1989年マルチメディアパソコンの先駆けとなった名機で ある。しかし、当時はサウンドやグラフィック機能は ゲーム目的という認識しかなかったため、高級おもちゃ として(30万円)中途半端なパソコンであった。 付属のTOWNS-OSは、和製MacintoshといえるほどMAC-OSに 似ていた。HDは当時とても高価だったのでOSやアプリ ケーションはCD-ROMから直接実行していたため、アクセス が遅かった。
FM-TOWNS2 HR20
CPU 80486SX CLOCK 20MHZ MEMORY 4MB
FM-TOWNSが進化してこうなった。 本体は横型になり、CDドライブが電動トレイになった CPUも486でそれなりである。標準でSCSIが付いているので 外付けのHDドライブにMSDOSとWINDOWS3.1を入れて見た。 んー、なんともこのスペックではギリギリかもしれない。 メモリーを増設したいが、手に入らないだろうなあ... でも、とりあえずWindowsが動くので現役で使える。 モニターはトリニトロンなのでとても美しい。
FM-R50FD
CPU 80286 CLOCK 12MHZ MEMORY 1MB
NECのPC-9801全盛期のころ、真っ向から立ち向かったビジネスパソコン
である。PC-9801RXに相当するだろう。しかし、なんとFM-OASYSという
富士通がトップシェアを築いたワープロ専用機がソフトウエアとして
動作するのだ。そのため、キーボードは親指シフトキーボードが付く。
ワープロという日本独自の文化には魅力的な存在だった。しかし、
機能的には劣る一太郎には勝てず、98には勝てなかった。
メインメモリーは1MBなので640KBしかない98より優れていると,自信を
持っていたようだが、MS-DOSが640KBしか使えないので、のこりは
RAMディスクとして使うしかなかった。ははは
FMV-575DE2
CPU PentiumMMX CLOCK 150MHZ MEMORY 48MB
FMRという独自路線を捨て、とうとうDOS/Vに乗り換えた最初のころの
FMVである。たしか、もともとは486の100MHZぐらいだったと思う。
5インチべいには何もなかったので、バルクのCDドライブとスピーカーを
内臓してみた。CPUはODPでMMXの150MHZに変えたらめちゃめちゃ早く
なった。LANカードも実装していたのでWindows98を入れて、仕事で
バリバリ使えた。ハードディスクはなぜか2GBまでしかBIOSが認識
しなかったのが残念である。