こんどは市長自らデタラメ報告4

2007/09/25 01:34


 9月20日付「やすとログ」でご報告したとおり、奥本氏は「公文書の記述を『消した』ことは改竄には当たらない」と考えているようです。こんどは、「報告書に『書かなかった』ことは虚偽報告には当たらない」と言い出しはしないかと心配です(笑)。高槻には今、奥本氏の「口から出任せ」に反論できるのは北岡議員と吉田康人しかおらず、こういったデタラメが「定説」にならないよう楔を打ち込んでおかねばなりません。「てぇ〜せつ、です」(笑)。

 冗談はさて置き、奥本氏が今回の一件を「単なるミス」とするのを看過できない大きな理由があります。それは、「やすとログ」で何度か申し上げたきた「我が国では残念ながら、行政の不正を改める自浄作用能力は行政自身にはほとんどないと言っても過言ではありません。いや、むしろ、その不正を隠そうとする、隠すことができればそれで良しと考えている、隠しきれると妄信している、それが役所・役人体質です」ということと関連があります。

 詳細は北岡議員のホームページ( http://kitaoka.seesaa.net/article/55843022.html )で説明されているのでそちらをご覧下さい。簡単に申しますと、去る6月議会で都市産業部長は「奥本氏は平成18年、医大の理事であり報酬も得た」と「正しく」答弁したのです。しかし、これは条例で義務付けられた奥本氏の報告書の内容、つまり、「医大からは報酬をもらっていない」ことになる報告書と食い違っているわけです。

 現在開会中の9月議会の委員会でその食い違いを指摘された高槻市役所は北岡議員へ「都市産業部長の答弁が正しく、市長の資産報告のほうが間違っていました」と、委員会の場ではなく個人的に連絡をしてきました。もちろん、その時点では、新聞記者への発表も行わず議会へも報告していません。北岡議員から情報を得た新聞記者から取材されて初めて「市長の虚偽報告」を白状せざるを得なくなったというのが実態です。

 仮に「百歩譲って」奥本氏が「単なるミス」で医大からの報酬を報告漏れしたとしても、北岡議員から6月議会で指摘を受けた時に、つまり、都市産業部長が「正しく」答弁した時に、自らの誤りに気が付いたはずなのです。しかし、6月議会以来3ヶ月、奥本氏はもちろん、高槻市役所の誰ひとりとしてこの「虚偽報告」のことを発表しない、議会にも報告しない、そして、新聞記者に指摘されて泣く泣く(?)白状する。こんなことが許されていいのでしょうか?。

 最後にもう一つ。もし、都市産業部長が、奥本氏の言うことや奥本氏のデタラメ報告書を鵜呑みにして、6月議会で「平成18年は報酬をもらっていない」と「誤った」答弁をしていたらどうなったでしょうか?。奥本氏のみ冷や汗をかいてあとの誰も気が付かなかったかもしれません。都市産業部長がウソをついたら、奥本氏のウソもバレなかった。でも、都市産業部長がホントのことを言っちゃったから、奥本氏のウソがバレちゃったのです。

 都市産業部長は味方かもしれません。もちろん、市民の味方(笑)。
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