こんどは市長自らデタラメ報告3

2007/09/24 22:17


 JR高槻駅北口再開発や同駅線路沿い北側に現在建設中のNKビルに関連して、奥本氏と大阪医大との関係を批判する声は、民間には随分以前からありましたが、本年6月、これを追及する質問が高槻市議会で行われました。

 平成19年6月議会で、高槻市議会議員・北岡隆浩さんは奥本氏へ次の質問をしています( http://www.kensakusystem.jp/takatsuki/cgi-bin3/ResultFrame.exe?Code=izm2vke6bjde8ygf0p&fileName=H190712A&startPos=0 の97)。

 <<高槻市と大阪医科大学の間には、業務委託契約など直接の取引関係があります。大学の理念に沿って市長が理事になったとおっしゃっていましたけれども、奥本市長が私立の大学である大阪医科大学の理事になっていて、月3万円とおっしゃられましたけど、幾ばくかの金銭も受領していたと。特に、平成16年度は代表権のある理事になっておられました。これは地方公共団体の長の兼業禁止を規定する地方自治法第142条の趣旨に抵触する可能性があるのではないでしょうか。この違法性に関しては、司法が判断するものでしょうけれども、少なくとも不適切な関係と言えるのではないかと考えております。

 また、JR高槻駅北口に建設予定のNKビルには、その大阪医科大学と奥本市長の後援会会長が代表を務める高槻観光協会が入る予定だと聞いておりますけれども、そういう状態であれば、まさにあのNKビルというのは奥本ビルという感じがしてなりません。このNKビルの土地というのは、JR高槻駅のホーム拡幅に不可欠な土地ではないのかという声も市民の方から聞いております。関西大学附属小学校ができて、もし大きなランドセルを背負った小学生がホームから転落するような事故が起きたら、NKビルさえ建たなければホームの拡幅ができていたのではないかということになるのではないでしょうか。そういう不名誉を避けるためにも、大阪医科大学の入居を、大阪医科大学の理事である奥本市長がもしその話を事前にご承知であれば、とめるべきだったのではないでしょうか。また、大阪医科大学があのNKビルにテナントとして入らなければ、ビルの収益性が見込めないということで、ビルの建設もストップした可能性もあるのではないかというふうに思うんですが、その点は
いかがでしょうか>>。

 これに対して、奥本氏は次のように、半ば逆ギレして(笑)答弁しています( http://www.kensakusystem.jp/takatsuki/cgi-bin3/ResultFrame.exe?Code=izm2vke6bjde8ygf0p&fileName=H190712A&startPos=0 の98)。

<<何が人権侵害ですねん。そんなことを勝手につくって言うてもろたら困りますな。特に、NKビルの問題とか、確認申請が出てから医大が入っているということを私は認知したわけであって、あたかも何か医大とJR西日本の不動産と、私が共謀してやっているように言われますけども、そんなもん結果において出てきた話であって、私はそんなことを存知する立場ではございません。

 それから、金銭の受領というような表現をされていますが、正当な報酬として受け取っているのであり、あなたがこの議会からお受けになるのは、これは金銭の受領ですか。議員報酬として受けられるわけでしょう。ようそういうことを、聞き方によりましては非常に不愉快な表現で言われております>>。
 この論争の続きは今週の「9月議会一般質問」で戦わされる予定になっているので吉田康人は論争の中身については言及致しません。ただ、このことだけははっきり指摘しておきます。民間だけでなく議会でも取り上げられ、そして、自らも逆ギレした「奥本−大阪医大」関係疑惑がある中で、その大阪医大から受け取っていた報酬を、しかも条例違反に当たるのに、報告し忘れていたということがあり得るでしょうか?。「単なるミス」で済まされるでしょうか?。
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