Lock in Tubes [ ロクタル管 ]    

 ロクタル管は米国[ Sylvania ]が1938年に[ Philco ]と共同で開発した
 小型ガラス管で
 日本では東芝が1941年にRD-5( UL-6305 )を製造したとされています。

 PIN は円周上に8本配置しガラス製のボタンに直接埋め込む形で
 引き出されており,半田付がありません。
 真空管下部は金属シェルで包み,弱いガラス接合部を保護すると同時に
 静電シールドを兼ね高周波特性を改善しています。
 
 また機械的には,キーロックにより振動に強いのも特長の一つです。
 着脱時には位置を決めるガイド・キーがあり、このガイドキーは
 保守の時に抜きにくいという欠点があり,少し斜めにすれば抜き易くなります。