ジムおじさんのイギリス便り   −2004年11月−


 動植物

早く暗くなるというのが異常に感じられるくらいに現在は気温が非常に高い。
しかしながら、ほんの2〜3週間前の2月28日には2003年12月23日以来という記録的な寒さ、−7.1℃であったし、さる3月4日には−6.8℃でもあった。もし、雪が12月とか1月に降っていたならば、疑いもなく積もっただろうし長く溶けないでいただろうけれど、3月に降った雪では、夜中にそれほど寒い気温だったとしても日中には溶けてしまいました。

この寒い気温の後の暖かい陽気は、巻かれたコイルが元に戻るかのような作用を及ぼしています。
木々や低木はみな芽吹いていますし、鳥達は皆カップルを作って声高に鳴いています。
ブラックバード(訳注:おかしいですがこれが名称)はかつて無いほど興奮していますし、野鳥の為の餌台に忙しく群がっています(訳者注、そういえば訳者の庭にもおおきなブラックバードがつがいで群がっていたのはこのためですね)
一匹のキバシリ(tree creeper)が家のあたりで死んでいるのを見つけました。2匹目でした

今月の鳥: タゲリ(Lapwing
この辺の野原で8匹位を見かけています。声高く鳴き、旋回し、急降下する、それは求愛行為なのですが非常に興味深いものです。

今月の植物:クサノオウ(Celandine
この花は非常に明るい黄色の色をしています。葉は緑みどり色をしており、川沿いや道路際に生えています。


 デイジー:Bellis perennis(ヒナギク)

デイジーは紹介する必要もないでしょう。イラクサ(nettle)やタンポポ(dandelion)と同様に、よく知られた植物の一つです。
しかし、私にはここ2年ほど、例年に比べて少ないように思えます。
デイジーは刈られた草々の間に生えたり、とくに芝生に生えたりします。そして、春にはもっとたくさん見かけることになります。
私の家の芝に生えた最初の花がデイジーでした。他には同様の花はありませんでしたので間違いはありません。
いくつかは花びらの端が赤くなっています。この現象は幾分に変わります。茎は大変に毛むくじゃらです。
この花は、この国自生のもので歴史の記述にも現れてきます。チョーサー(訳注:Chaucer:英国の詩人。カンタベリー物語の著者)やシェリー(訳注:Shelley:19世紀の英国の詩人)の好む花でした。

デイジーという花の名前は、"day's eye"ということから来ています。中心部が黄色でちょうど小さい太陽のようです。そして同種の花と同様に夜にはしぼみます。

17世紀の植物学者であったカルペパー(訳注:Nicholas Culpeper、近代薬草学の父と呼ばれ、「Culpeper’s Complete Herbal」という著書(1652年出版だが以来重版)がある)曰く、非常に有用なので広く広まったのだと述べているが、現に、「牛乳で煮立たせて飲むと、肺病に非常に効果的」と記載しています。
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(注) 参考サイト(英語):
Nicholas Culpeper, Herbalist of the Peopls : ニコラス・カルペパーの生涯が掲載されています。