霞ケ浦・牛久沼水系保全条例
牛久市は、牛久沼と霞ヶ浦という深刻な汚染に悩む二つの大きな湖沼の水源地として特別な位置を占めており、それらの水系を保全させることを、環境政策の重要な柱の一つにすえていく必要があります。
谷津田と里山を生かした町づくり
牛久沼と霞ヶ浦の水系を保全させるためには、谷津田と里山の保全を進めていく必要があります。
飯島博さん(牛久の自然を守る会)は、「谷津田は流域のそれぞれの源流部に位置し、その周囲に水源である森林をもった水供 給の基本単位である。谷津田はまた長い農耕の歴史をもつ一帯である。それは、谷津田が、台地と低地の組み合わせにより地形の変化に富み、安定した水供給と同時に水田、畑地、山林がまとめて立地できる条件を備えているためである。大地を樹脂状に刻む谷津田は水系をより複雑にし、生物の移動分散に必要なネットワークをつくる。谷津田は集落形成の場であり、同時に地域生態系をつくる基本単位である。」と指摘しています。
燃料電池・自然エネルギーの促進
石油などの化石エネルギーや原発による原子力エネルギーなどから脱して、人類は今、燃料電池による水素エネルギーの時代を迎えようとしています。
原理は単純で、水を電気分解して酸素と水素にする反応の逆を行うわけです。水素と酸素を反応させることによって生まれるのは電気と水だけ。すでにホンダやトヨタを始め世界の自動車会社が燃料電池車の開発・販売にしのぎをけずっていますが、家庭用電力や携帯電話の電源まで、燃料電池に変わっていくだろうといわれています。
そして、燃料電池を補完するためのエネルギーとして、風力・太陽光・バイオマスなどの自然エネルギーも期待されます。
牛久市を省エネルギーと燃料電池や自然エネルギーの開発・普及促進地域として発展させるために、杉森弘之は力を注ぎます。
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