代表的な食べ物としてはやはりキャバブ。ケバブが正しいのかも知れないが、私はキャバブと呼んでいる。キャバブは羊の肉とトマトを串刺しにして焼いたものを、ご飯&ナンと一緒に食べる。焦げ目が付いたトマトは、皮をむいて食べる。イラン人はトマトの皮は食べない。ご飯はパラパラな米に角切したバターがのっかっているバターライス。ご飯の熱でこの角切バターを溶かして米にからめる。これがなかなかの美味。生の玉葱も付け合わせで付いてくる。日本の玉葱と違って生でも辛くない。キャバブの肉とこの生玉葱が良くあう。
チェロの「おこげ」が付いているキャバブ
このおこげがたまらなく美味しい!
ここのキャバブは鉄の串に刺さったままで出てくる
ペルシャ語だけなので全く読めないメニュー
ペルシャ語は右から左に読む
肉は小切にしたものを串に刺しているものと、ミンチ状になっている「つくね」の様なものと2種類あるが、両者とも甲乙付けがたいくらいに美味しい。ソマーグと言うちょっと酸っぱい粉を振りかけて食べる。バターライス付きのキャバブを頼んだ場合でもナンは必ず出てくる。でもこのナンは、一般的に知られているナンとは異なり、かなり薄手で一見「ボロ布」に見える。ちなみに、ご飯をペルシャ語でチェロと言い、バターライス付きのキャバブはチェロキャバブと言う。これを略して「チェロキャバ」と呼んでいる。ケバブだと「チェロケバ」になってしまうので、やはりキャバブと呼ぶことにしょう!
小切肉のキャバブ。右に有るのが薄手のナン チェロキャバブ
町の食堂でキャバブを作る料理人。カメラを向けたら照れくさそうに笑っていた。
キャバブ以外で肉をつかった料理。奥に見えるのはパン。野菜たっぷりで栄養のバランスは抜群!