鎌倉・春の散策

10 March, 2002




歩こう会例会: 台峰緑地(芹)からフラワーセンターへ(玉縄桜)

3月も半ば前なのに、4月下旬か5月上旬の陽気!
この陽気を逃してなるかとばかり、
急遽、春のせり摘みと桜の花見をプランニング。
朝からお弁当を作り、コーヒーを入れて準備万端。

街中の道沿いや民家の庭先にはウメのピンクや白、
レンギョウやミモザの黄色、若芽の緑とあいまって春色いっぱい!
30分あまり歩くと、山の中に入っていく。

芹の群落

これが台峰緑地

めっきり緑が減ってしまった鎌倉の貴重な自然の谷戸だ。 ここに、知るひとぞ知る芹の群落がある。
春の日を浴びて、いかにもおいしそうな芹を見つけて、歩こう会はいきなり収穫採集会に移行した。
靴が泥にまみれるのもなんのその、みんな芹摘みに夢中になってしまった(^ ^;)

この辺は湿地でせせらぎにはシジミも生息しているし、
近くには谷戸池もあり、どんな山奥かという風景だ。

六国見山を望む

道なき道を辿って住宅団地へ抜けると、一気に高台に出る。 遠方に六国見山がくっきりとみえる。
しばらくいくと、ふたたび芹の群落が・・・
ここでも、夕食に春の香りをと摘み手に早変わり(^ ^;)


中央公園の周囲に、自然を保護しながら手入れしている区画もある。
(参考「山崎の谷戸を愛する会」
ちょうど、鎌倉で炭を焼く会の活動現場をとおりかかり、見せてもらう。
(鎌倉シニア通信で紹介 : 「鎌倉で炭を焼く会」
公園事業で山の整備をしている間に出た木を利用しているのだそうだ。

そして整備した山は日当たりがよくなったり、林閑地ができたりして
今まで見えなかった植物が出てきたりするそうだ。
見事なスミレの群生があった!
こんなにたくさんのスミレが一度に咲いているのを見たのは初めてで感激。
傍らには、西洋タンポポに駆逐されそうな関東タンポポが生き残っている。

スミレの群落 スミレの花
関東タンポポの花

鉄道線路と川を越えて大船フラワーセンターへ。
春爛漫、花盛り!
まっ黄色の菜の花の横で車座になって、宴会!
みんなこれが楽しみで、歩こう会は続いていると言うのだが・・・

小鳥も花見?



傍らの夾竹桃の樹には、小鳥が来ている。
ウメ、桜、モクレン、コブシ、菜の花、ミツマタ、サンシュユ、ツバキ、ボケ、マンサク、・・・ 花、花、花・・・!

玉縄桜(たまなわざくら)
県立フラワーセンター・大船植物園で、早咲きのソメイヨシノから選抜育成されたオリジナル品種で、同植物園のある玉縄の地名から命名された
大寒桜(おおかんざくら)
埼玉県の安行にあった桜で安行寒桜とも呼ばれる、染井吉野より1週間程早く咲く
白牡丹(しろぼたん)
ボケの一種、ボケには、山のように品種があるらしい
ミツマタ
和紙の原料とされるコウゾ・ミツマタのミツマタ、花のない時期には、枝が三つ又に分かれているので名前の由来がよくわかる
紫モクレン(シモクレン)
単にモクレン(木蓮)というと、紫の花なのだそうだ、白いのはハクモクレン(白木蓮)という、巷ではしろいのをモクレンと言うことが多いので、区別するために紫モクレンともいうらしい
沈丁花(ジンチョウゲ)
この花の香りがすると、いかにも春という気がする、つぼみの時は赤っぽいのが多いが、これは白くて清楚な雰囲気
木五倍子(キブシ)
花は 4 弁の釣り鐘型、果実を五倍子(ごばいし;フシ)の代用として黒色の染料にするのでこの名前があるそうだ
寒緋桜(カンヒザクラ)
小さな濃い緋色の花が下向きに咲く、台湾緋桜、緋寒桜とも呼ばれている

なお、桜のことを知りたいときには、「桜図鑑」というサイトがお勧め!桜がいっぱい!(ただし、玉縄桜は載っていない・・・)


下の文字をクリックすると
オンライン花見ができます(^ ^)


★ 玉縄桜
★ 大寒桜
★ 白牡丹(ボケ)
★ ミツマタ
★ 紫モクレン
★ 沈丁花
★ 木五倍子(キブシ)
★ 寒緋桜

花見の宴会後、園内を回って花を楽しんでから解散。
希望者は龍宝寺へ寄って帰る。

一日で、18,389歩あるいてきた!

落款





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