[貴船神社] きふね、


貴船 住所:神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1117。
祭神:大国主神(大黒さん)
 事代主神(恵比須さん)
 少彦名神。
本殿:平入、西向。千木:内削(3)。
神紋:三巴、。
場所:JR真鶴駅東南1.5km。真鶴半島、真鶴漁港を見下ろす高台、pk有。

由緒,伝承:。
もと貴宮大明神(きのみや)、明治初年に貴船神社と改称。
(889)寛平元年創建、鳥居をくぐり上境内まで108段の石段。

山神社:大山祗神。南向き。由緒不詳、当地は奈良時代より石材の産出、古来より石材関係者の信仰篤く真鶴半島に奉祀されていたが、数次の移転改築を行い、明治初期社殿腐朽のため当地石工組合により通称愛宕山に移転改築されたところ大正7年3月28日、本村大火により類焼し同年10月組合により復旧したが、土地遠隔により翌8年4月28日貴船神社境内に奉遷した。

境内社:参道を入り階段の途中に、船玉竜神社、稲荷神社。



拝殿 貴船祭、海上渡御模型、船の並びは2+1+2雙

奉納の和船模型が上境内展示舎にある。明治12年(1879)相州真鶴邑船頭組合が郷社貴船神社に奉納。当村の船匠・田倉幸蔵作。
江戸時代から明治にかけ近郷と小田原、江戸の間を主に米穀・雑貨類の輸送にあたった帆走廻船(弁財船)の模型で、大きさは400石積み級の1/5縮尺。明治20年以降500石以上の和船は建造禁止になっている。

貴船祭り海上渡御: 貴船神社の起源は古く、今を去る1、000余年の寛平元年、平井翁が大国主・事代主・少彦名の三神を祭神として、勧請以来、明治元年に社号が改まるまで貴宮大明神として近隣漁民の崇敬をあつめてきた。
祭りの形は、縁起によれば、中世の頃男女の一日社参祝いに始まり、江戸初期までは神座船をつくり港内の漁船や運送船の祈祷をして回ったものが、その後は村内を巡行し村祭りとして定着したといわれ、現在「貴船祭り」(毎年七月二十七・二十八日)は日本三大船祭りの一つにかぞえられている。
背景画は船祭りの主体である、櫂伝馬船(かいでんま、曳き船)・小早船・神輿船・囃子船、各2雙が昭和初期の港で、祭り初日に御崎の神社から神霊を移乗させ、港内岸辺の「御旅所」へ向う伝統的祭り形式(海上渡御)を描いたものである。
(境内掲示)