［三嶋神社］　：みしま。 住所：平塚市夕陽ケ丘60-27。 祭神：事代主命。大山祗命。 本殿：平入、東南向 千木：外削。　神紋：菊に三。 場所：ＪＲ平塚駅東南500m。ｐｋ有。 由緒,伝承： 文徳55の頃(851ｰ858)「須賀のから浜」と呼ばれ漁業を中心としていた関係で伊予・大三嶋大山祗神社から勧請、三嶋大明神と号したのが始まりと言われる。平安初期の別当寺・長楽寺の古文書には薬師が本地仏とある。 明治に入り伊豆三嶋大社から事代主を勧請、三嶋神社と改称した。 相模湾、相模川を利用した生活物資の集散地として栄え「須賀千軒」と呼ばれ、特に小田原北条氏の保護を受け殷賑を極めた。東の須賀港近くの交番角に須賀千軒の碑がある。 江戸中期以降も、大山詣・講中の海路入口として栄えている。 境内社：伊邪那岐社、疫神社(厄除・子守） 例祭（７／末）、ゑびす祭（１／１５）

＊須賀の唐浜＊ 文徳55の皇子・惟喬親王は須賀の唐浜に上陸、のち伊豆に逃れたとの伝説があり戦前までは貴の宮がと呼ばれる社があった。万田愛宕神社、伊豆の木の宮と須賀の貴の宮との間に関係があるらしい。 相模川の少し上流に前鳥神社があり、こちらの祭神は珍しく応神15の子と言われる菟道稚郎子である。皇位争いに敗れた２皇子の伝承が京より離れた相模河口にあるのは面白い。