[前鳥神社] :さきとり、四之宮。


住所:平塚市四宮
祭神:菟道稚郎子尊(うぢのわきいらつこのみこと)
大山咋命。日本武尊命。
本殿:平入、南向
千木: 神紋:菊、(輪宝)

場所:JR平塚駅北口よりバス前鳥神社前下車。pk有。

由緒,伝承:「式内」、相模国四宮。
菟道稚郎子は応神末子、阿直岐に論語と千字文、その後百済から王仁についた。兄弟で天皇位を譲り合い稚郎子は宇治川に身を投げ、その後やっと兄仁徳は天皇になった。
前鳥では身を投げたのでではなくひっそりと当地に身を隠しここで学問を教え導いたと伝わる。

・大山咋命・おおやまくい、明治の合祀。日本武尊命、昭和の合祀。

境内社:
奨学神社:阿直岐命・あちき、王仁・わに、菅原道真公。
八坂神社:四宮の隣に八幡部落があってこの本社が八幡神社。

祭事: 1/15「奨学神社祭・学業祭」。5/5「国府祭」。6/30「夏越の大祓」。
7/14「八坂神社例祭・神輿渡御」。9/28「例大祭・神輿還御」。

(由緒書)



西鳥居 南鳥居
・養老年間(717ー24)に相模の国の国府祭がはじまったといわれ、その頃から四之宮の称を生じ四之宮大明神ともいわれた。
・天平7(735)の相模国封戸租交易帳に「大住郡埼取郷おおすみのこおりさきとりごう」の記載があり、延喜式には「前鳥神社」と載り「埼取・前取・左喜登利」などとも表記表記されている。
相模国封戸交易帳の埼取郷は戸数50、水田面積178町歩、内従4位下三嶋王(舎人親王の子)の食封(じきふ)は129町歩・租1943束。
・前取庄:四宮・八幡・真土・田村は平安末期、八条院を本家とし仁和寺子院蓮華心院を領家とする荘園となった。

・日本武尊木面:前鳥神社、明治42四宮大火で焼失。
・杉の古木で有名だったが昭和10頃より枯死。