[ 阿夫利神社 ]石尊 、あふり、

阿夫利 住所:千葉県印西市高西新田字石尊(印旛郡)
祭神:石凝留命、石裂命、日本武尊、根裂命。
本殿:流、東南向。頂上社は東向。 千木: 。 神紋:巴、棕櫚。 :pk有(少)。

由緒、伝承:
 明和元年海上郡銚子海岸より青石2個を取上げたところ、その石に奇怪のことあり、その土地の人が尊敬しその後も願いに応じ利益少なくなかった。のち之を名づけて世直し石尊と尊称した。
そのうち我村の鎮守としたいとか相模の石尊社への話となり論議し、神輿をつくりその中に納め、占いにより方角を決め各駅村を巡行し、近隣誉田村・清戸村に、それから浦部村鳥見社に着き、暫く安置した。次に相馬郡布佐村へ送ろうとしたが同村で受けず、引き返した。 その夜村吏が青衣の老人二名が”我らを高西新田鎮守両社の内へ合祭せよ”との夢を見た。夜が開け同新田兼帯浦部白幡両村一同集議して、神意に任せ同二年六月二十七日右両社境内の凸地の頂に奉納した。

祭日:初囃1/24(宮内)25日(本郷・白幡両区)、渡御の道程に於ける部落各当屋にて御神輿の梯子立てをし囃す。
例大祭:7/27、浦部区鎮守鳥見社より初輿し、宮内、本郷を渡御し、白幡区鎮守八幡宮に奉じ、阿夫利神社に至る。提灯をかざし、境内に至る石段を登りくる雄姿と境内における梯子立てなど行う。
7/28、遠方各地より講中講員多数参拝す。尚当日神楽殿に於ては千葉県指定無形文化財「浦部の神楽」が奉納される。

別殿  別殿
少し離れているが白井−印西線に大きな華表と案内がある。台地上の境内地の北は入組んだ入江状で対岸(北)に浦部の大地がある。浦部で大六天(墳頂かも)を探している時、ご老人に神社の位置を尋ねたら「石尊さんは・・・」と第一声だった。大六天と浦部鳥見の場所を尋ねたが農事の手を休め丁寧に教えて戴き暫し50年ほど溯った話をしていただいた。この地区では神社というと一般(外来者)には石尊さん、お寺では浦部の弁天さん、について聞かれる事が多いらしい。


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