[白髭神社] :しらひげ、

白髭 白髭
住所:神奈川県小田原市小竹 
祭神:猿田彦命、
本殿:平入、南向。 千木:外削 。 神紋:巴、

場所:JR東海道線国府津駅北2km、

由緒,伝承:
中村氏の根拠地、中村原に鎮座。小船、中村原、小竹、羽根尾、明沢の惣鎮守。
文治年間(鎌倉初期)に記されたという神社縁起に、行基菩薩が東国行脚の際、当地小竹山頂に地蔵堂を建立した。
その後伊勢神宮の神官玉串某なる者が仏門に入り広瀬入道実応と名乗り諸国行脚の砌り、この地蔵堂に信宿したところ、その夜白髭の夢を見たという。そこで6寸5分の御神像を彫し社殿を造営し、元慶1(877)9月9日に盛大な鎮座際を行ったのが白髭神社の起源とされている。
その後、社殿も荒廃したが、現宮司中村氏の祖といわれる松浦四郎入道綱泰が近江国滋賀郡にて白髭の霊夢に感応し、はるか相模国中村郷に来て白髭神社再興を発念した。時の中村庄司宗平は入道綱泰の支援を惜しまずついに壮麗なる社殿、楼門などを再建することができた。
建久1(1190)6月、源頼朝より神領寄進有、暦応2(1339)足利尊氏より御教書下賜など各武将の崇敬厚く、この地方の総氏神として崇信された。
当社で毎年1月7日の日の出と共に行われる大祭は五穀豊饒を祈る新年之古行事として近郷に広く知られ、古式を伝える神事として小田原市の無形民俗文化財に指定されている。(境内掲示)


神社探訪古代であそぼ