[上粕谷神社] :かみかすや、

上粕谷 上粕谷
住所:伊勢原市上粕屋1334 
祭神:大山咋神、他8柱
本殿:平入(神明)、南向。 千木:外削 。 神紋:巴、
場所:大山道より東へ200m、pk可能。

由緒,伝承:
大同弘仁の頃(806-824)、近江国日吉神を移し勧請と伝わる。社号を山王社と唱え、明治以降に日枝神社と改め、後、近隣社を合祀し社名を上粕屋神社と改める。

住宅に囲まれているが境内は広く、手水舎・鐘楼なども残る。この辺りは江戸時代まで糟屋庄といい、その北を上糟屋と呼んでいた。糟屋荘は左大臣藤原冬嗣の子・良方の時始るという、冬嗣5世孫如丘(ゆきたか)は相模国司として下向し任期満了後も帰京せず私領の拡大を計り、その子元方は糟屋太郎と名乗り子孫は糟屋氏を称す。糟屋荘の総鎮守は南にある[部屋神社]。
 文明18(1486)7/26、太田道灌が上杉定正の糟屋館に招かれ暗殺された。南に道灌の墓、境内の東に「七人塚」がある。(道灌に供し、上杉方の攻撃を受け討死した道灌の家臣7名の墓。上粕谷神社の境内の杉林の中に7つ並んでいたが、現在の碑は明治の末に開墾する時一つ残された伴頭(ともがしら)のものといわれ今でも七人塚と呼ばれている。)


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