[八剣神社]下吉沢 :やつるぎ、

八剣 八剣
住所:神奈川県平塚市下吉沢712
祭神:日本武尊、素盞嗚命、宇迦之御魂命、猿田彦命、大宮比売命、市杵島姫命。
本殿:流、東向。 千木: 。 神紋:巴、
場所:松岩寺の南200m、pk有。

由緒,伝承:
下吉沢の鎮守、上下両吉沢村は往古吉沢郷と称し、八剣神社も元は1社であったがのち分村により上下八剣神社の2社となった。明治時代当地に祀られていた牛頭天王社その他を合祀し現在の数多い祭神となった。現在境内下段の広場は昔の通し馬場または鉄砲馬場と呼ばれた一部で往時はここで流鏑馬の祭事がなされた。
(境内掲示)

国指定重要文化財、木造不動明王立像、1躰。一木造、像高95.8cm。
平安時代後期の作風を備え、左脚を踏みだしわずかにひねっているものの、殆ど正面を向いて磐石座に直立し均整の取れた静かな姿勢をとる。右手に利剣(りけん)を左手に絹索(けんじゃく)を持ち。
頭髪(直毛の総髪)を中央で左右に分け渦巻状の頭飾(とうしょく)(髪止め、通常は花冠)を付け、その表情は不動明王らしく忿怒相で額にしわを刻み、左目を細めて右目は見開き(天地眼)、口の両端に右上と左下の牙をのぞかせていますが拝む人に恐ろしさを感じさせません。全体的におとなしく温和な感じがする像です。
造られた場所については明かになっていないが畿内説と東国説があります。もともとは下吉沢北西の不動平にあった不動尊に安置されていたと伝えられています、その後、大光寺(現廃寺)、八剣神社、松岩寺と安置場所が移りましたが、現在はここの収蔵施設に安置されています。地元では「かんまん不動」あるいは「がんまん不動」の名で呼ばれています。
(境内案内:平塚教育委員会)

 場所は、小田原厚木道路料金所の西。国道から西へ入る道は車には狭い、旧参道を自然道(霧降渓流の道)横切り松岩寺が北に在る。
社殿から参道を見ると正面に根坂間の八剣神社の丘が見える。


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