[黒部神社] :くろべ、黒部宮 住所:神奈川県平塚市黒部丘 祭神:天児屋根?、 本殿:平入、南向。 千木:外削 。 神紋:巴。 場所:pk無。 由緒,伝承: 花水川左岸河口にあたり砂丘の小高い端地で社地は砂地。対岸には高来神社(高麗寺)がある。撫子ヶ原の地名もありこの一帯は更級日記に「もろこしが原に大和撫子しも咲きけるこそなど」とある唐土ヶ原にあたる。 創建は源頼朝の勧請によるとされる。風が強く度々波に洗われたので鎌倉時代に北方に社を移したこれが今の平塚市平塚の春日神社になる。 社地傍に旧鎌倉街道が通っていた、渡し場でもあり入り込んだ港でもあり鍛治屋跡らしいカナクソも近くより出土、交通・物資中継の要地の時代があったと考えられる。 隣地の見付山からは戦時中、開通元宝(621-唐高祖)から永楽通宝(1403-1424,明,成祖)にわたる各種の古銭が300枚を遥かに超え出土している。 黒部丘の名の由来のひとつに「呉部」丘ではないかという論がある。戦前(太平洋)まで呉・渡来人のかかわり伝承を残していた地、らしい。 |