[八幡神社] :はちまん、

八幡 境内住吉神社
住所:神奈川県平塚市山下4018 
祭神:仲哀天皇、
本殿:平入。南向。 千木: 。 神紋:巴、場所:、pk可。

由緒,伝承:
徳川氏の崇敬篤く、新編相模風土記巻41村里部陶綾郡之山下村の項に「八幡宮小字山下の鎮守とす。天正19(1591)11月、家康より社領1石の御朱印、慶安2(1649)家光より1石8斗加増。
b鐘楼は文化2(1805)再鋳の鐘を掛ける」とあったが昭和18年お上へ供出、建物現存(鐘楼有)。文化12(1815)9月建立の鳥居、天保12(1841)の手洗鉢、安政2(1855)幕府寄進により社殿修築。安政3奉納の幟あり毎年祭典にたてられる。
明治6年7/30村社。昭和27年5/20住吉神社を合併し境内社とする。昭和51氏子の熱意で本社屋根茅葺を銅板葺に替え。氏子30戸。

この社の由緒も古く享保2(1717)社殿再建の記録がある。「住吉神社の元社地の近くには片葉の葦が茂っていた」と土地の多勢の老人が語っている。

境内:住吉神社(西向)。例祭4/15(4月第2土曜)1棟1宇。境内511坪。 (神奈川県神社史)

湘南平北麓の平地に在る、西にほぼ隣接して鎌倉時代の曽我兄弟で名高い「虎女住庵跡」「山下長者屋敷跡」がある、どちらも個人宅で見学にはむかないが小路、土塁など残り往時を髣髴とさせる。この八幡神社は南面し湘南平付近の最高峰・浅間山(標高181m)を向く、浅間山の東隣の峰が高麗山(167m)と呼ばれる。浅間山の山麓、八幡神社との間に虎女が得度したと言う荘厳寺がある。
珍しくこの社の主祭神は「仲哀14天皇」である。東800m程花水川に程近い「若宮八幡神社」は、これも珍しく主祭神が「応神15天皇」になっている。往昔この地は二宮町、大磯町と続く余綾(餘綾)の地であり北へ花水川まで続く平地は格好の水田地帯であった。この余綾の地にまぜか大住郡を主とした相武の国造を祀る「相武国造神社」がある、仲哀14を祭神とする理由がこのあたりだと。。。


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