[若宮八幡神社] :わかみやはちまん、

若宮八幡 若宮八幡
住所:神奈川県平塚市山下198 
祭神:応神天皇。
本殿:平入、南向。 千木: 。 神紋:巴。 場所:、pk可。

由緒,伝承:
新編相模風土記「若宮八幡宮、小字下山下の鎮守なり、例祭4/3」と記される。棟札によると天正19(1591)家康より社領1石。家光から社領1石3斗。享和2壬戊(1802)4/2に間口2間4尺、奥行4間3尺に社宇を改造。 石鳥居は文化乙丑9月に奉納。
明治6年7/30村社。現在社殿背後は松林でその中に明治19年7/29建立の住吉神社の碑がある、新編相模風土記に末社住吉神社とあるに当る。この場所は明治初年上地で官林になり社殿壊されたが、明治42年住吉神社神地として境内に編入された。

「境内「古祠の辞」往古此所に七尺(?丈)ばかりなる一本の針葉樹斜立せり、おんこ「アイヌ語」と云ひ北海道阿寒湖畔にありし七本の内一本と伝ふるも詳しならず、内地にては、いちい(一位)の木と呼ぶ樹下に石造りの古祠ありて尺余の石像を蔵せり敗戦後の混乱時何者かに持去られたり
神社の創建より古き祠にして像は地蔵像なりきとの假説ある之亦詳しならず何れにせよ神社の歴史解明の一つの手がかりを表ひたる憾あり、此の二つは社頭に立ちし氏子を見守りたる史跡なるが形殻今は莫きを惜しみ一札を立つむ矢。昭和五十八年八月八日」
(境内掲示)
例祭:4/3(4月第1土曜)。境内、384坪。

西800m程に「八幡神社」がある、八幡神社の主祭神が「仲哀14」で、この若宮が「応神15」である。永い年月の内に応神15−仁徳16、との取り違えの可能性もあるが。花水川河口近くの淘綾(ゆるぎ、こゆるぎ)から東北東へ延びる相模平野最大の砂丘列には「仲哀14、応神15」からみの伝承が多い、相模川傍には「前鳥神社」、川を超えて「寒川神社」「大神(応神)塚」などである。この砂丘列の根本にここ山下の「八幡」「若宮」があり、山裾は5世紀から7世紀初頭まで続く古墳(横穴墓主)の密集地帯である。


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