[御霊神社] :ごれい、ごりょう

御霊 御霊
住所:神奈川県平塚市田村900 
祭神:大己貴命。
本殿:平入(流)、南向。 千木:外削 。 神紋:菊。
場所:田村十字路より西へ新幹線手前,社殿背後は新幹線高架。pk有境内地。

由緒,伝承:
延暦(782-806)以前の旧社で、往古は戸田、吉際、大神、横内、田村の総鎮守だったが、中世以降横内のみの鎮守となる。
永久1(1219)将軍頼経鎌倉下向の際、当地に滞留し幣帛を供えた。貞応の頃、領主三浦義村当地に山荘を経営し、時々鎌倉より来往し神仏を崇信し社寺を造営した。当社も之に預る。
徳川の時、榊原、本田、渡辺、高井、竹尾、渥美、楢井、石川、鵜殿、大久保、間部等之諸旗本相次いでこの地を米食し各々旧例により造営、寄進、参詣す。(神奈川県神社史)

大山から流れる渋田川、歌川、玉川の合流する場所にあり境内も広く御霊の名に相応しい。渋田川は下流で2川を合せ花水川となり相模湾に注ぐ。
北東1.8kmに寄木神社があるが、これはこの地の大領・大神朝臣がその祖神大己貴を祀っている、この御霊神社の祭神も大己貴。大領との関りが深いことは間違いないだろう。たしか大同1に諸国に命じ祭祀をさせているが御霊会ではなく「桓武50」への祀りではないだろうか。大同の始めは京都・賀茂がやっと公祭になった頃で都でも御霊でが流行るのは貞観(859-)頃から、この頃にはこの地の御霊の名も定着と思われる。 延暦以前の創祀となると、祭祀の対象は。。気になるところです。


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