● [三ツ塚古墳] 奈良県當麻町
竹内街道を通り大阪の方に行く途中、平石峠の方に道が分がれています。
この平石峠越えの道を二百mほど進むと、北側の尾根中腹にいくつもの
古墳が築かれていますが、この場所の小字名が「三ッ塚」と呼ぱれることから、
「三ッ塚古墳群」と名付けられました。
この古墳群の発掘調査は「南阪奈道路」の建設計画にともない、昨年5月
がら行われていたもので、このほど発表された調査結果では、6世紀末から7世紀にがけて築造された、横穴式石室をともなう、方墳や円墳のほか、小石室や木棺墓など、計34基の大小の古墳が確認されています。
急峻な丘陵の南斜面の中腹に築かれたこの古墳群は、北側の山を背に南方の開けた場所に立地し、また、眼下に熊谷川の清流をのぞむ環境にあることから、調査を行った県立橿原考古学研究所からは「風水思想の影響を受けた最古の古墳群であり、当時の中央政権とかかわりを持った富麻の地に立脚する特定氏族の墓域だった可能性が高い。」と発表されています。
謝辞:取材,hahahaさん。 (掲載・責:stan)
● [飛鳥・亀石] 奈良県明日香
飛鳥、亀石、発掘説明会風景。
謝辞:取材,hahahaさん。
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