2010年3月の日記:[以前の日記]
各処より接続。宇宙語は適度にスルー推奨。
3月20日(土)
二日も遅れて5君おめでとうでした。 去年の続きもだし、とにかく今年のお話をと思っていたのですが、辿り着けませんでした・・・・・・。 そのうちリベンジを。
Twitterをはじめてみたのですが、青と赤のbotが楽しいです。 こんな台詞あったよね、とか言ってそうとか色々眺めるのが良い。
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3月13日(土)
連日でウザーでしょうが、とりあえず後悔しないためにも色々。 mixi内だと見えない人もいるかもなので、転載です。
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すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、2月24日に、東京都青少年健全育成条例の改正案が出され、その中に、「非実在青少年」(つまり実写でなく、マンガ・アニメ・ゲームに出てくる青少年)への規制が盛り込まれています。 これは、 「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」と規定されており、つまり設定が18才以上になっていても、「18歳以下に見えれば」ダメ、ということです。 つまり、国の方で何度も改正(改悪)が話題に上りながらも、反対が多く先に進まないでいる「児童ポルノ法」における、「単純所持規制」(=とくに売買する意思を持っていなくとも、「児童ポルノにあたるもの」を単純に「持っている」だけで逮捕)、「マンガ・アニメ・ゲームその他、画像として描かれる青少年の姿にも児童ポルノ法を適用する」というもくろみを、都の条例で先に決め、規制してしまおうという法律です。 なので、今のところ罰則はありませんが、「単純所持」も禁止されています。 おまけに、上記に規定された意味での「児童ポルノ」(つまり非実在青少年を含む)の根絶に向けて努力し、都に協力するのが「都民の義務」と規定されています。
第十八条の六の四 何人も、児童ポルノをみだりに所持しない責務を有する。 2 都民は、都が実施する児童ポルノの根絶に関する施策に協力するように努めるものとする。 3 都民は、青少年をみだりに性的対象として扱う風潮を助長すべきでないことについて理解を深め、青少年性的視覚描写物が青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害するおそれがあることに留意し、青少年が容易にこれを閲覧又は観覧することのないように努めるものとする。
これだけ読むと、青少年が読まないよう留意すればいいのかと思うかもしれませんが、成人が読むものもすべて、規制の対象になります。 都条例の改正案の全文は以下で読めます。 このうち、後半の、とくに赤で反転してあるところが重要な部分です。 http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html
また、今日、いままさに行われている緊急集会のお知らせ http://icc-japan.blogspot.com/2010/02/blog-post_27.html も含め、この問題に関する基本情報をまとめたサイトは以下です。 http://mitb.bufsiz.jp/
「18歳以下に見える」とか、「不健全」とか、いくらでも恣意的に解釈できる条文の上に、これらの規制を推進しようとする都に対し、全面的に協力するのが「都民の義務」とするなど、これは戦前戦中のファシズムか? 「非国民」!とどこが違うの? と言いたくなるくらい問題のある法律なのですが、問題は、
今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!
ということです。 そして、出版社のほとんどすべてが東京に集中している中で、この法律が通ることは、国の法律ができたのと同じ効果を持ちます。 にもかかわらず、不思議なことに、ネットでも、マイミクさんの日記やMLでも、この問題はほとんどまともには話題になっていません。おそらく、あまりにもばかばかしい規定ゆえに「半笑い」的なコメントが多く、みんな「こんなばかばかしい規定、通るはずない、と思っているのだと思います。なぜかネットでも、個人のブログや痛いニュース以外に、信頼できるとされる一般メディア(新聞系のニュースなど)でこれを取り上げているところはないし、新聞でも報道されていないので、みんな冗談だと思っているのだと思います。 けれど、繰り返しますが、
今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!
2月24日に案が発表されて、都民が意見が言えるのは25日まで(つまり1日だけ)。 議会での質問が許されるのは3月4日(代表質問)・5日(一般質問)だけで、これも数日前には質問を提出していなければならない。(つまり議員でさえ、検討できるのは3日程度) で、18日の13:00の付託議案審査がもっとも重要で、今月末には投票、決定、ということになります。
現在、都議会の会派は石原都政与党(自民、公明、平成維新の会)が62議席、石原都政野党(民主、生活者ネットワーク、共産、自治市民)が65 議席という構成です。 野党が全員反対にまわれば、否決できるのですが、今のところ、民主党内ですら、意見統一がとれていない。知人によれば、
@都議では野党の民主議員が全部法案可決に反対しても過半数に満たず、 民主自体もきれいに可決反対で意見がまとまっているわけではない。 A今回はこの法案はケイタイ・ネットに関する法案とセットで提出されており、 このケイタイ・ネット関係の法案はちょっと現段階ではあまりに穴がありすぎ、ほぼ通らない ということになっていて、それが災いする可能性も高い。つまり二つあげたもののうち二つともが 否決されることは珍しく、ひとつを通さない代わりにひとつを通すということは議会ではよくある。 こうしたことから、この法案は何もしないでいると通る可能性が高いだろう」
ということです。 けれど、先日、もう賛成を決めているからダメだろう…と言われていた、「生活者ネットワーク」の議員さんにヤマダさんたちと一緒にお話をしに行ってきたら、ちゃんと聞いてもらえた、という感触を持ちました。そして、この法案の危険性を訴えたのが、ほぼ私たちが初めてのようだったのが印象的でした。 都議の方たちも、あまりにも現場から何も反対の声が上がってこないので、不思議に思う状況のようです。現場から反対の声があがらないとどうしようもない、との声も聞かれました。 私もあまりにみんな騒いでいないので、半信半疑だったのですが、各方面に確かめても、「このままだと通る」ことは確実です。 まだ間に合うかもしれません。広報の手段を持っている方は、この法案の危険性を、早く、広く、伝えていただければと思います。
また、今いちばん効果があるのは、議員さんへの直接の働きかけです。 次の日記に方法と気をつける点がまとめてありますのでご参照ください。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1433129260&owner_id=160185
*********** 編集者/評論家 藤本 由香里http://mixi.jp/show_friend.pl?id=160185&from=navi
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3月12日(金)
ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。 ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、社会主義者ではなかったから何もしなかった。 ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。 ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。
– 『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』,マルティン・ニーメラー
ほぼ書き上げていた長文日記がさっくり消えたので....orzとなりながら書き直し。
前項に引き続き「東京都の青少年健全育成条例」の件です。 いや、私もできるだけ政治から遠く離れた所で地味にオタクをしていたかったんですが、このままではオタクライフが脅かされそうなので。
正直この条例を初めて聞いた時はアホかと笑って流してたんですが、「え? もしかしてやばいの・・・?」と思ったのは、偶然BL作家さんの日記を見た時でした。日記の中で「この条例が通ったらうちの作品のあれとこれとそれが違反になって読めません」と書かれていて、 「え? 普通に持ってる本・・・しかも薄味ですよね?」「あれ? これがダメならもしかしてあれとかこれとかあっちとか・・・てか同人誌!」と気がついたからです。 騎士でいうと続きを待望している某子青×赤小説本はアウト、青赤神作品の青×子赤は勿論、CPでいうとシュウ主とかジョウイ主も引っかかりますよね。 最近はまりつつあるAPHも原作絵柄でエロ描いた場合「菊さんは2600歳です☆」と主張しても、「18歳以下のショタに見えます」判定されたら場合アウトですし、大体皆そんなリスク犯してまで同人なんてしません・・・。 少なくとも私は絶賛隠れオタなので、法律破って実生活を危険に犯してまで同人活動をする勇気はありませんし、多分大部分の人もそうだと思います。 見せしめで一部ジャンルにでも圧力でもかかったら同人サイトは一斉に消えるでしょうし、私もサイトを畳むんじゃないかな。
大げさな・・・と思う向きもあるかもしれませんが(書いてて私も思うんですが)、実際に1999年の「児童買春ポルノ禁止法」施行の時には紀伊国屋事件が起きています。 http://svcm.moemoe.gr.jp/001.html#05
あの当時はネット上の作品については言及がなかったですが、今回はもっと踏み込んでくるしBLや同人関係も狩る気満々のようですから最終的に根絶やしにされてもおかしくない気がします。 というか実生活で狩る気満々の敵と延々攻防を続けた経験上、ああいう人種は自分の「正義」を振りかざしてくるので手に負えないというか・・・とことんやるのは分かってる・・・。
ともあれ色々巡って一番納得したのがこちらの言葉。
「やらない」と「できない」はまったく違います。 今回の改正案はその壁を壊します。 本質は「思想規制」を認めるか、認めないかです。 http://nenkansyokudou.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/75-f98a.html
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3月11日(木)
えーとんでもない法案がこのままだと確実に通りそうだというので、眠い目をこすりながら打っております。
一部作家さんなどの日記で目にされた方もおられるかもしれませんが、「東京都の青少年健全育成条例」についてです。 詳しい話は、こことかここ(mixi内)とかに。
簡単にまとめると、今月の都議会に条例が出されて、「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識される」キャラクターの性描写が含まれた作品のうち、都当局から「不健全」と裁定されたものは「不健全図書」として規制を受ける事になるというものです。
ポイントは、
・設定が18才以上になっていても、「18歳以下に見えれば」ダメ
・「不健全」と裁定されたものは持ってるだけでアウト
・「認識される」だから、認定する側が勝手に決めることができる
・都の条例だから殆どの出版社が軒並みアウト→全国流通ストップ
という所。 ついでに性描写もですが、暴力描写などの反社会的表現を含んだ作品への規制強化とあるので、普通にジャンプとかの作品も規制しようと思えばできるのではないかと思われます。 ワンピースなんて未成年が海賊行為してますからな・・・。その時点でアウトだろう・・・。銀魂も色々アウトな気が。
昨日ちらっとネットニュースで見かけた時は、あまりにも莫迦莫迦しくて通るはずがないと思ってたんですが、どうやらこのままでは通るんじゃないかということらしいので、びっくりです。 そんな法案通ったら、普通にうちの蔵書はやばいのでは・・・。てか、難癖つけられたらうちのサイトもやばいですよ。(大人ですから! と書いてても判定は相手の胸三寸ですし)
なによりもこのままだと普通に商業誌はもちろん、コミケで同人誌も買えなくなるレベルです。 (なんせ可決されたらこの7月から実施だそうですから、8月のコミケでがさいれでも入ったら殆ど条例違反で売れなくなる買えなくなる。売る方は勿論、持ってるだけでアウトー!)
この話を聞いて思い出したのが「図書館戦争」の世界だというのが我ながらオタクだと自覚もあるのですが、しかしこのままだと「誰も知らない間」に勝手に「ありえない法案」を通されて、言論の自由を徐々に規制されていくという「図書館戦争」の世界になりそうなので、とりあえず日記で書いてみました。 どうやら知らない人が多いようなので。 (私も昨日ひっそり一件ニュースで見ただけで、それ以外ではどこでもこの件はニュースとして出てきていないようです)
ぎりぎりですがまだ時間はあるようですので、蔵書に危機感のある方は動かれるといいかもしれません。
* 追記 *
とか書いてふと「図書館戦争」の作者の日記に行ったら、出版界の人たちも知らなかったという情報を見てびびりました・・・。
(作者名でぐぐって 作者公認の「非」公式サイトの日記を参照)
ついでに議事録では、同人誌の規制やらネット上のサイトで公開されている作品の規制ができないものかという発言やら。
とりあえず議事録も読んでみると良いと思います。普通に気持ち悪い発言オンパレードです。てか「表現の自由」っていう言葉知ってるんだろうか・・・。
ちなみに、
* 同人誌について
「業界団体への指導、監督」という文脈において、同人誌における「団体」とは「おそらく主催者を指すのでは」とのことだった。つまり、コミケであればコミックマーケット準備会である。今回の法案で念頭にあるのは「少女コミック」が一番のようだが、同人業界も同様らしい。なので、この法案が通ればおそらく大中規模の同人即売会は最優先でターゲットにされると思う。
<3日坊主のメイドさん「「緊急集会!どうなる都条例!?」に行ってみた・その1」より。>
「都条例になったものは、全国の条例に波及 → 将来的に国の法律になる公算大」だそうなので、家に一冊でもBL物がある人は我が身のことだと思った方が良いようです。
BLやら同人やらがっつりターゲットにされてる模様ですから。
私は友人の同人誌などを手放す気はさらさらないので、とりあえずメールを送ってみようと思います。
さすがに黙って静観するにはリスクが大きすぎる気がします。(だって設定が18歳以上でも、アウトといわれたら駄目って・・・やろうと思えばどんな本でも狩られるわけですよ)
まとめサイトの「初心者向け反対活動の方法(簡易版)」を参考に。
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3月8日(月)
週末から食い倒れの街をさまよって、さきほど帰ってきました・・・! 帰ってきて早々に仕事にでかけたので、途中でふらふらでした。 まぁ遊びすぎた自分が悪い。でも会いたい友人達にも会えたので悔いはありませぬ。(心当たりのあるお友だちさん達ありがとうございました!) ということで色々滞っておりますがもう寝ます・・・。連絡来てない!な方は今暫くお待ちください。すみません。
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3月2日(火)
女子フィギュアに夢中になっているうちにいつの間にか2月が終わってしまいました。 大阪でKさんに真央ちゃんの本を読むがいいよ、と貸してもらっていらい彼女のファンなので、今回彼女が自分で満足できない演技だったということが残念でなりませんでした。まぁきっとこの経験も彼女にとって意味のあることだったんだと思います。お天道様は頑張ってる人の味方さ! まだまだ成長できる逸材だとおもうので(4回転挑戦って!)、トリプルアクセルの女王がどこまで成長してくれるか楽しみです。 点数システムやらにうーん・・・と思わされる競技ですが、選手は皆それぞれの立場で頑張ってやってるんだから、それがちゃんと反映されるようになればいいなと思います。 しかしプルシェンコ・・・素敵過ぎだ。過去のエキシヴィジョンを視聴して大笑いです。才能と変態度(失礼)が正比例している素晴らしい逸材ですな。彼は素晴らしいエンターテーナーだ。 次回のソチまで現役続投という話も出ているようなので、まだまだ彼のスケーティングが見られるのか。嬉しいなぁ。
最近の近況。 猫の日の次の日があんまりめでたくもない誕生日だったんですが、ものすごく忙しい一日で終わってしまい、今年一年こんな感じなのかと先が見えたようでした(苦笑) 最近すごく良いこととびっくりがっかりなことの振れ幅が激しく、ジェットコースター気分です。 職場関係もいきなり所属換えになるとの話が出て、あれよあれよの間にまたぞろ会社が変わることになるし。働く場所自体は変わらないのに、この落ち着かなさは一体・・・。 職場のお引越しも年度末と被りなんだかばたばたする予定だったり、来年度からスタッフが倍増するのでどうなるのか色んな意味でドキドキです。
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