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柴犬は日本犬の中では唯一の小型犬で、体高はオスで38〜41cm、メスで35〜38cmです。体重はオ
スで9〜11kg、メスで7〜9kgになります。
日本犬は一般に、耳が三角でピンと立ち、均整のとれた体つきで毛は短く、くるりとした巻き尾(または
差し尾)をもっています。その中でも柴犬は、りりしい姿と飼いやすさなどから人気のある犬種で、今では 日本犬の8割を占めています。
柴犬というと「こんがりしたキツネ色の犬」というイメージがあります。なにしろ「柴犬」という名前の由来
はこの枯芝に似た毛色のためという説があるくらいです。
この茶色の毛色は一般に「赤」とよばれ、柴犬全体の8割を占めています。しかし柴犬には他にも
「黒」や「胡麻」などの毛色もあるのです。
「黒」は洋犬のようなつやのある黒ではなく鉄錆色で、なかなか精悍な感じです。また、「胡麻」という
のは全体に「赤」と「黒」が混じりあった毛色で、その配分によって「赤胡麻」「黒胡麻」があります。また、 まれに全身が「白」の柴犬もいます。
どの毛色の柴犬も、あごから首、胸、腹、脚と尾の裏側は白色で、これを「裏白」といいます。
体の表面は固めの直毛で、もともと短いのでカットは不要。その下側にふかふかの綿毛があります。
柴犬の目は濃い茶褐色で、三角形の奥目。目じりがちょっと上がっています。近眼で、色を見分ける
事はできません。でも視野は人間より広く、動くものによく反応します。 だから大声や子供のさわぐ声などは柴犬にとってはうるさすぎることもあります。
鼻はもっともすぐれた感覚器官で、どんな犬もすばらしい嗅覚をもっています。柴犬の鼻は黒くつやつ
やしているのが特徴。乾いたときには健康に赤信号です。
尻尾はくるりと巻いているものが多いですが、すっと伸びた「差し尾」とよばれる尾をもつ柴犬もいま
す。感情が表れやすく、うれしいときにはパタパタ振りますし、こわいときには後ろ脚の間に巻きこんで います。
日本犬保存会では、日本犬の特徴を「悍威(かんい:気迫があって威厳があること)」「良性(人になれ
て素直で忠実なこと)」「素朴(飾り気のない生まれながらの気品があること)」としています。柴犬はこの ような日本犬の中でも最も小型で飼いやすく、昔から日本人とともにてきた犬です。
飼い主に忠実な反面、警戒心も強く、番犬としても適しています。賢くてしつけもしやすく、素直な性格
ですがちょっと頑固なところも。飼い主にいつもベタベタするようなこともありません。
また、野性味を残しているので外で走りまわるのが大好き。体質的にも丈夫で我慢強く、日本の風土
に適しているので病気も比較的少なく、室内でも室外でも飼えます。
子犬のときはかわいく、成犬になるとりりしい柴犬は、ペットというより良き家族として、多くのファンを
惹きつけています。
参考文献:「柴犬の気持ちが100%わかる本」(青春出版社)/「柴犬の飼い方」(成美堂出版)
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