「“ローライの母”って何ですのん?」(何故関西弁?)と最初の頃思っておりましたが、全然意味が違いましたね。コンバージョンレンズのことでした。 ローライのコンバージョンレンズは、テレ、ワイドの2種類があります。使用されているレンズのメーカーはツァイスで、テレが1.5倍、ワイドが0.7倍となっています。(ハッセル用なんかもそうみたいですが…) 某書籍で、「望遠や広角が使いたい時、レンズ交換の出来ないローライでテレローライ、ワイドローライをそれぞれもって歩くより、コンバージョンレンズで済めばその方が大幅に機材を軽く出来るので、あれば重宝」というような記述を見た気がしますが…、いやいや、十分重いっすよ、コレ。(笑) もちろん、丸々1台よりは軽いですが、やはりこれだけの口径のレンズというものは、それなりに重量があります。しかも、それをただでさえフロントヘビーなボディバランスのローライに付けるわけですから、取り回しにも馴れが必要です。 造りはさすがに考えられています。前玉がかなりテレ、ワイドともに前の方に出ているのでハレ切りには気を使いそうですが、かなり大型のフードが付いていて、一定の効果はありそうです。カメラ本体への取り付けも、上下のバヨネット部を利用して、安定した装着が出来るように工夫されており、「なるほど」と感心します。 ふと気が付きましたが、これをクセノタールに付ければ、ツァイス、シュナイダー夢の競演(?)になるわけですね。(笑) |