今月の特集   ここをクリックすると絵本「はくちょう」の6場面がみられます。

2004年4月26日

朝一で届いた絵本『おかあさんになるってどんなこと』120冊にひたむきにサインし、封筒に詰め、宅急便で出しました。ほんとうはムジナと一緒に引越しの準備をしなければならないのですが。すまぬ。
 そのあとは例のごとく小ダヌキと本屋さんと不二家へ。ギャグマンガにけらけら笑っているその横顔に、東大はアキラメマシタ。引越しのためしばらく日記は休みます。

『はれときどきぶた』の矢玉四郎さんのHPとリンクしました。矢玉さんの過激さは少年ゴコロだとおもっています。

2004年4月25日

終日、引越し準備をしていました。つまり……ばてました。

2004年4月24日

お か あ さ ん に  な る っ て  ど ん な こ と

2004年4月23日


 市ヶ谷のくもん出版へ。絵本『かたちのおしゃべり』に挟み込む対談を絵の本信公久さんと。ようするに、つまり、結局……「この本は遊びですよねえ」という結論に。
……おしゃれな遊び絵本です。
 そのあと編集者の堤嘉代子さんと上司のAさん(なぜか男の人は名前がありません)と四人でご馳走を頂きました。めでたし、めでたし。

吉祥寺でふる〜い友だちと「ダジャレ」本の打ち合わせをしました。まるごと一冊ダジャレ本は絵本『うそつきのつき』以来なので、ちとワクワクしています。

帰宅したら絵本『おかあさんに なるって どんなこと』の著者献本が届いていました。そのなかに担当してくださった大久保徳久子さんのひとことが。「社内においておくとものすごく人気です。いい文といい絵に恵まれました!!」。「ものすごく」に「やったね!」となっています。作者からいうのはなんですが、ながく読まれていく絵本になるでしょう。

         絵/中村悦子 PHP研究所 定価1200円+税

 
「おかあさんになるってことは……」 ミミちゃんは いいました。「しんぱいして おもわず ぎゅっと だきしめて おもわず なみだがでることよ」

 

4月28日水)午後5時15分〜7時NHKテレビ静岡放送局「たっぷり静岡」(しずおか文化堂)で絵本『ワニぼうのこいのぼり』が紹介されます。紹介してくださるのは絵本研究家・滝井なみきさんです。

 絵本『がたごとがたごと』が18刷に。ありがとうございました。

2004年4月22日

 今日から某新聞に一ヶ月連載の仕事に入りました。一日一話。すべてダジャレで終わるものです。一話840字の30話。
 初日は「ダチョウ」でした。あと29話。わーっ、オッソロシイ〜

 そんなわたくしを慰めるように、絵本ワニぼうのかいすいよく
(絵/高畠純/文溪堂)の大増刷のお知らせがありました。うれしいです。高畠さんには久々の童話『ふしぎな森のヤーヤー』(金の星社)の挿絵も描いていただいています。

小ダヌキのところへ行きましたら、遠足の疲れでぐったりしておりました。夏並みの暑さでしたからねえ。それで「また来るよ」と帰ってきたら、母親からメールが。布団の中で「はぁ〜、落ち着く、落ち着く」といいながら将棋の本を読んでいるそうです。

今日の日経新聞(九州版)に石風社代表・福元満治さんがわたくしのことを書いてくださっています。ハズカシナガラそのなかから。─私は麟太郎さんのことを「少年の心をもったアナキスト」と思っている─。うーん。「助平ごころにみちみちた童話作家」ともいわれたことがあるんだよなあ。

2004年4月21日

 宅急便各社へ転居通知のFAXをしましたら、佐川急便から「わたくしどももほしかったんです」と感謝のFAXを頂きました。郵便局の転居通知は当然になっていますが、まだ宅急便やさんへは……なんですねぇ。

くもん出版の堤嘉代さんから絵本『かたちのおしゃべり』(絵/本信公久/5月15日発売予定)初校が届きました。扉のピエロとタイトル文字のレイアウトの美しさに「さすがだなぁ」となっています。

『だじゃれゆうえんち』を書いていました。まだ絵本を出したことのない出版社なので「もしかしたら……」などと悩みがつきません。そのなかからひとつ。

さんたの さんぽは たったの さんぽ

あの戦争の時代。詩人金子光晴が戦ったのは権力ではなく世間だったと、おっしゃったのはたしか阿部謹也さんではなかったでしょうか。その世間はいま「自己責任」の大合唱をしています。「非国民」の大合唱です。どこまでも非国民だった竹久夢二さんとともに、わたくしはつぶやきたくおもいます。「沢口靖子さんはいいなあ」。

2004年4月20日

 塾日なので予習でもない復習でもないものをして、「さて、出かけるか」と立ち上がったら電話がちりりん。「先生がご病気で……」。すってんころりん。仕方がないのであとはダジャレをダレながら。

イオングループのPR誌「MOM」5月号が届きました。「絵本の部屋」に登場しています。取材して書いてくださったのは杉山由美子さんです。見出しがハズカシイのですが“葛藤から解放されて描いた母の愛”となっています。きっと『おかあさんに なるって どんなこと』のことでしょう。発売前のこの本をどこで見られたのか、フリーの編集者苅田澄子さんが絶賛してくださいました。感謝。

絵本『はくちょう』が増刷となりました。靖子さん、景子さん、美恵子さん。ありがとう。

2004年4月19日

 今日も今日とて、終日、ダジャレを書いていました。あほなことをひたすら考えているオノレが、ふと真のアホに思えてくる瞬間があります。そのなかから、おひとつ。

      
とんまな えんまは ほんまは さんま

 朝。イーエスブックの内田麟太郎個人ランクを開きましたら‥‥。絵本『くろねこニヤニヤ』がトップに。もしかしたらとネット絵本
おはなし絵本クラブ > トップをクリックしましたら、やっぱり。某矢玉四郎さんが絶版本をこちらから流してもらって復刊させるんだとおっしゃっていましたが、さすがです。『くろねこニヤニヤ』も半絶版状態。楽天でお探しいただけると幸いです。

 いよいよ26日。絵本『おかあさんになるって どんなこと』が全国書店で発売になります。ちなまに、わたくしの手元には、まだ届いていません。

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 オメデトウゴザイマス 村上しいこさんの
『かめきちのおまかせ自由研究(挿絵/長谷川義史 岩崎書店)が本年度の日本児童文学者協会新人賞に選ばれました。その脱臼するユーモアに笑っていたひとりとして喜んでいます。
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2004年4月18日


 二日酔いの残響の三日酔いでしょうか。二度も昼寝をしました。それでもなんとなく疲れ深く……。床屋へ行ったり、ふる〜い友に頼まれたダジャレの仕事をしたり。そのなかから、ひとつ。

ししまい めまい もうおしまい
 

2004年4月17日

 二日酔いだよ、なあ、ムジナ。
 きらさんへ。5万人目のご訪問ありがとうございました。プレゼントをお待ちください。                

2004年4月16日

 東京国立近代美術館で国吉康雄展を観て、詩の同人誌「騒」の合評会へ。終わっていつものNでお酒を飲みつつ詩人どものアホ騒ぎをしておりましたら‥‥。驚愕!絶句!驚倒!面罵!わたくしが日ごろお世話になっている出版社の方たちがつぎつぎと。ご都合もあるでしょうから名は明かせませんが、いやぁ、もうびっくりしました。こちらはむくつけきおじさんばかりでしたが、あちらの席にはミリキテキなお嬢さんたちが。席を移りたかったなあ。そのお嬢さんたちのお二人から名刺を頂きました。作家の高橋うららさんと深山さくらさんです。
‥‥春。
 ニューヨークにビルがつぎつぎと建っていた“高揚時代”。それを一切描かず、心に虚無を抱えた女たちばかりを描いていた国吉康雄をさらに好きになりました。

 「自己責任、自己責任」とおっしゃる方たちは、もっとはっきりおっしゃればいいのではないでしょうか。「イラク人が殺されているのは、米日軍力派のせいではなく、武力に劣るアホなイラク人の自己責任だ!」と。

2004年4月15日

 21時10分。三人が釈放さとネットのニュースで読んでいます。うれしいです。ブッシュさんは泥沼というよりも、もう敗退の構図の中にあるのではないでしょうか。なにびとも世界支配の野望は実現しないのだと……わたくしたちはもしかしたら感じ始めているのかもしれません。

午前中は引越し前の雑用でムジナとあちこちに。午後は受贈本の礼状やお悔やみなどを書き、小ダヌキのところへ。すっと手をつないでくる子ダヌキ、9歳。いつ、それを恥ずかしがるようになるでしょうか。たぶん、おたがいに気がつかない間に……。

 すずき出版から
絵本が届きました。絵は山口マオさんです。ずっとずっと大昔の「月刊絵本こどものくに」の上製本です。その絵と文のおとぼけぶりに「へー」となっています。「意外と面白いじゃん」。

 
おっとりナンセンス絵本 定価 本体1000円+税

大宰府での講演会の参加費を訂正させていただきました。(12日の日記です)

2004年4月14日

 
散歩がてらにアートinはむらW(羽村市郷土博物館)をのぞいてきました。入り口で出品者の原田光代さんにばったり。作品が前とはすこし変わっておられました。

岩崎書店の妖怪もの「生きている死者」を推敲し送りました。5月末が締切りなのですが、ちょっと大きいものにも追われていて、どうしても気持ちが前へ前へと倒れこんでおります。

 鬼の小山菜穂子さんから、絵本『おじいさんの木』の初校が届きました。この楽しき瞬間。絵詞作家冥利に尽きます。「いいなあ、村上さん(康成)」。絵本作りはいつも初恋気分です。

 絵本『うそつきのつき』の装丁をしてくださった小野明さんにお願いしていた名刺が届きました。なぜか三味線の音が。ちんとんしゃん。夕方、最上一平さんちでおしゃべり。

2004年4月13日

午前中は引越し屋さんとの見積もりや打ち合わせでした。午後は予約してあったマッサージへ(講演旅行後の定番です)行き、塾日ですのでもにもにして乗り継ぎ1回4駅の塾へ。それにしてもマッサージが気持ちよくて「このまま眠ったら気持ちいいだろうなあ」とつくづく思いました。塾もなにもかもすべて忘れ……。

2004年4月12日

きのうのこと。仙台駅には西垣裕子さんと絵本の店ポランさんが迎えに来てくださってました。その西垣さんの運転される車で岩沼市へ。会場の高橋邸(鴨居に日本刀と薙刀が)は桜が満開でした。されど!その桜さえ身を引くようなお召しのご婦人が二人。武者たまきさんと渡辺彦乃さんです。「おお、大正ロマン!」。ひととき夢二さん(夢路さんではありません)にさせていただきました。講演の様子は……本日頂いたメールをご参照ください。

今日もまた 爛漫の笑い声
  あなたは もしかして 花咲さか麟太郎


 夜は岩沼おやこ劇場(会長・森朋子さん)のみなさんと、日本三稲荷・竹駒神社(中林悟竹の大きな額がありました)に近い桃幸で楽しき懇親会を。ひさびさにお酒を頂きました。たまきさんも彦乃さんもおられて、大ダヌキはにゃろめろに……。

きょうのこと。渡辺あゆみさんと彦乃さんに送られて牛タンも元気な仙台駅へ。二日酔いなれども無事帰宅しました。

小ダヌキの母からまたメールが。

なかなか解放されませんなぁ。
 身代金を要求されているなら、バンバン払っちゃえ!
 横田基地の土地をデベロッパーに売れば、身代金なんてスグできちゃうぞ。

このユーモア。米日軍力派に抗するわれら断じて無力派が失いたくないものですネ。

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 大宰府講演の詳細がわかりました。
  ●5月13日(木)10時〜12時/大宰府中央公民館・多目的ホール 
   ●主宰/大宰府子ども劇場/092-924-7603/
参加費 800円(会員外1500円)
   8月7日(土)帯広市 とかちプラザで講演します。
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2004年4月11日

 うれしいです。

 午前4時55分。三邦人24時間内釈放のニュースを読んでいます。うれしいです。

2004年4月10日

 小ダヌキの母親から「自衛隊の即時撤退を求める署名」のホームページが送られてきました。わたくしも署名しました。いまこそゆるがぬ絶対平和主義をと思っています。

今日の午後8時まで、自衛隊の即時撤退を求める署名をやってます。
http://mj.mahito-production.com/sign/add_form.php

 岩崎書店の妖怪の推敲をしていました。明日は岩沼市で講演をします。主催は岩沼おやこ劇場。でも60人限定でチケットはすでに完売しております。スンマセン。

2004年4月9日

 引越し先のリフォームの打ち合わせや、受贈本のお礼や、あれやこれやと本業ならぬもので過ごしていました。
 そこへ! 岩崎書店の島岡理恵子さんから『ねがいぼし かなえぼし』のA校が。山本さんの天の川とカササギと濁流にもうびっくりです。どうして? 教えられません。ひたすら6月をお待ちください。

 小柏香さんからも昨日送った「ともだち せんりゅう」(仮題)のご感想が。これが面白くなくって……とありました。そして「ともだちやトランプ」の途中経過と、『あいつもともだち』のミミズクのおじさんの絵が。冬ですからマフラーをされてましたが、これがなかなか。あとは……また秘密です。

 大宰府市での講演は5月13日の午前と決まりました。

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 以下の文章は,今朝、公明党の神崎武法さんのホームページへ送ったわたくしの意見です。

わざわざサマワまで行って「大丈夫」といった公明党の神崎武法さんを思い出しています。ブッシュ・小泉・神崎。公明党は、いま、重大な岐路に立っているのではないでしょうか。

これはそのまま絵本・童話の「内田麟太郎・公式ホームページ」で公開されています。

この度は、神崎武法へのご意見をたまわり、誠にありがとうございました。確かにお受けいたしました。
いただきましたご意見につきましては、今後の活動に十分生かして参ります。誠にありがとうございました。
衆議院議員 神崎武法

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                    テロに怯えよう テロに屈しよう アメリカと小泉と金のために 死にたくない

2004年4月8日

 朝、起きましたら9時間も眠っておりました。目覚め際の夢もはなはだ疲れるものばかりで……。(疲れておるんじゃなぁ)。それでもなんとか仕事部屋までたどり着きましたが、ご老体とてもとても使い物にはなりません。で、午後2時までぐちゃら〜んとしていました。それから気分転換にと立川へ。パソコン用のはがきを買いJRに乗って子ダヌキのところへ。小ダヌキは買ったマンガに声を立てて笑っていました。まあ、これが慰めだったでしょうか。

 PHPの大久保徳久子さんから、絵本『おかあさんになるって どんなこと』が15日に出来ますとメールが届きました。発売は24日でしょうか。ご予約をお勧めいたします。

 このところ非公開の講演を三つほどお引き受けいたしました。呼んで下さるのはいずれも学校の先生方です。つまり、すこーしツライモノデス。太宰府市で5月10日〜13日のあいだに講演をします。まだ日時場所とも未確定です。詳しくは大宰府子ども劇場か、子どもの本の店エルマーさん(春日市/TEL092-582-8639)におたずねください。

2004年4月7日
 岩崎書店の妖怪ものを推敲し、あとは雑用をやっていました。朝から頭痛がしていたからです。でも、仕事部屋を出たとたん「頭痛薬を飲めばいいんだ」と気づき……。効きますなあ。いまはら〜くになっています。朝から飲めばよかった。

 岩崎書店の島岡理恵子さんからうれしいメールが届きました。紹介させてください。

すごいです。山本(孝)さんの絵が! なんだか今までと全く違う世界を構築されたそんなすごさを感じました。カササギのシーンがすごくいいですよ。どうぞお楽しみに・・・

 七夕絵本『ねがいぼし かなえぼし』の原画のことでございます。

2004年4月6日

 
 子ダヌキ母子は今日が始業式なのに‥‥。母子でそれは明日と思いこみ遅刻されそうだったとか。あははははは。これはまぎれもなく内田家の遺伝子でございましょう。別名・はるうらら。
 
 塾は先生のお子さんが体調不良でお休みでした。その代わりにというわけではありませんが、昨日に続き岩崎書店の妖怪を書いていました。初稿八枚、なんとか終了。明日からは推敲が始まります。
 
 長野ヒデ子さんから絵本『ともだちほしいの』(文・柴田愛子/ポプラ社)をいただきました。「あそび島シリーズ」5です。ともだちがほしいふうこちゃん。そのさびしさ。胸がきゅんとなります。そしてうれしさがはじけます。絵のポーズに気持ちがよく出ています。一見雑な絵のようで、なかなかこまかいココロ描写です。

 8月13日。板橋区立美術館で絵本のことをおしゃべりします。詳しくは、また。

 イーエスブックの『はくちょう』をクリックしたら、えんちゃ堂さんの感想がありました。その一部を紹介させてください。(略)小二の息子は何度か自分で読んで、「芸術だね〜。」「これって芸術でしょう。」と今まで読んだ絵本との違いを感じている様子。本当に絵は、筆のタッチまで見られるすばらしさ。(略)

2004年4月5日

 ♪きょうも〜 きょうとて〜♪ 受贈本の山を横目にしながら、八枚ものの妖怪を書いていました。最初のアイデアは「まぼろし書店」でしたが、いざ書き出したら亡き妹のまぼろしを追う少年の物語になってきています。どうなりますことやら。
 それにしても受贈本の山を築くのはセツナイモノデス。仕事の約束とご老体の休養を優先すれば山はいよいよ高くなり‥‥。情におぼれれば締切りは守られず‥‥。♪親方さぁんに〜 芸がまずいと〜 しかられてぇ〜♪
 本日もひばりさんでした。

2004年4月4日

 一昨日、電車で立ってたら高校生(男子)に席を譲られました。♪歌〜も 悲しい〜や 東京キッド〜♪ ああ、歳月は流れたのです。ひばりさーん。

2004年4月3日

 羽村の堰は桜が満開です。今日は「dandan」の双子の言葉を書いていました。そうしたら詩の種がふと浮かんできて‥‥、10行ほど書き留めました。どうやらわたくしの詩はゆるやかに変わってきているようです。喪失と敗北の方へ。

 平凡社の別冊太陽「この絵本が好き!」2004年版でベスト10に入ったせいでしょうか。イーエス・ブック・内田麟太郎
(個人ランク)で『はくちょう』が上位に入ってきました。『ともだちや』のつぎの第2位です。というわけでに『はくちょう』案内を再登場させていただきました。

2004年4月2日

 雑事のあと『夏目&呉の復活!大人まんが』(編・著/夏目房之介/呉智英)を読んでいました。先週は『谷岡ヤスジのメッタメタ ガキ道講座』を読んでいましたが。長新太さんはもちろんでしたが東海林さだお・園山俊二・滝田ゆう・久里洋二・砂川しげひさ、そして天才谷岡ヤスジさんなど涎がとまらない作品群がつぎつぎと。なかでも「へー」とさせられたのは矢玉四郎さんのものです。『はれぶた』の作者からはとても想像できない繊細な描線でした。 そういえばまだ娘たちが子どもだったころ「おとうの本棚にはエロ本がある」といわれ困惑したことを思い出しています。天才谷岡ヤスジさんのささやかなコレクションだったからです。もちろん!エロ本も断固として所蔵されておりましたが。……たぶん、いまも、そのような。

2004年4月1日〜3月29日

 え〜春うらら。小ダヌキとカワウソとムジナとわたくしの4人で、ヤマハリゾートつま恋へ行っておりました。小ダヌキの春休みです。リゾートは家族連れもさることながら、合宿の中高校生でいっぱいでした。早朝から駆け足したりサッカーをやったりテニスをしたり。つまり……ちーとも色気のないところでしたよ。

 高裁で「週刊文春」販売差し止めが取り消されて喜んでいます。PTAなんとかかんとかがジョージ秋山のマンガ「アシュラ」や天才谷岡ヤスジのマンガ、そして「8時だよ 全員集合!」を追放せよと叫んだその眼力のあまりの低さについては、すでに歴史が「あんたの負け」と判決を下していますが、むかしっから下品の追放にはアブナイモノがあります。「ゴッホの絵は下品だ」。わ、わたしがいったんじゃありませんよ。と、当時のアカデミーのえらーいおっさんが……ね。

 PTAなんとかかんとかが怖くって、子どもの本が書けるかってんだ。ああ、いっちゃった。でも俗悪映画の「丹下左膳」と「鞍馬天狗」はおもしろかったなあ。

2004年3月29日

 27日28日の両日。矢部村の世界子ども愛樹祭コンクール受賞式へ行っておりました。スリランカとラオスからも絵画の部の受賞者が招かれていました。ラオスのSengdao BOUNSAWAN(14歳)さんのことばの響きにはうっとり。ラオスのことばは世界でも一番美しいものだそうです。オーストラリア・シドニー日本人学校からは小林亮太さん(14歳)が作文の部門(森の大賞)で招かれていました。その豊かな釣り体験から、海にとって森の養分がいかに大切さかを語っていました。69pのカツオを釣り上げた少年(もう大人かな?)です。

 というわけで本日は予約しておりましたマッサージ屋さんでもみもみを。また明日からは3日ほど旅の空です。

2004年3月26日

 明日から二日間。長野ヒデ子さんと福岡県八女郡矢部村へ行ってきます。世界子ども愛樹祭です。その挨拶の詩を書いていました。子どもたちに長々とした挨拶は野暮にして迷惑!短い詩で笑ってもらいます。

 午後からは「ともだちや川柳」もこつこつと。そんなわけでまたもやばて気味でございます。さあ帰ってのんびりするぞ〜 じゃまするな〜〜〜

                                                          

                                                                
                    テロに怯えよう テロに屈しよう アメリカと小泉と金のために 死にたくない

2004年3月25日

 目が覚めたら‥‥9時間30分も眠っていました。疲れてたんでござんしょうね。それでも昼間は転居の雑用であちこちし、夕方からは小ダヌキに翻弄されておりました。ぐっちゃり。

 某社のドリルに「ともだちや」をと。うーん、子どもたちにはただただ笑ってもらいたいので、鬼の内田になってお断りさせていただきました。B社さん、すんません。

 「週刊文春」の発売差し止めには反対だなあ。言論のことはあくまでも言論で。自律と相互批判によって解決されるべきことではないでしょうか。そうじゃないとかなりアブナイ社会になりそうです。よしんばそれがプライバシーを侵したとしても、それは基本的には発売後に争うべきことでしょう。下品も、エロも、グロもない社会は不気味です。あの権力による“清潔な北朝鮮”よりも、新宿歌舞伎町の猥雑な日本が好きです。

 やまねこ翻訳クラブのみなさんが絵本『ふくはうちおにもうち』を英文で紹介してくださいました。日本語版もあります。こちらからどうぞ。

Japanese Children's Books 英語版
http://www.yamaneko.org/einfo/mgzn/jcb_e0204.htm

Japanese Children's Books 日本語版
http://www.yamaneko.org/mgzn/eng/jcb_j0204.htm

2004年3月24日

 国分寺で高校時代の友人・井形泰行さんの篆刻(コニカOB展)を見て東京駅へ。びっくり。この人、人、人の大都会で偶然にもその井形泰行さんにばったり。同じく高校仲間の筒井喜代子さんもご一緒でした。「じゃあ」とわたくしはそのまま東京ステーションギャラリーの香月泰男展へ。それから八重洲ブックセンターをのぞいたりしながら飯田橋・出版会館の四者懇へ。鞄本著作権輸出センターの吉田ゆりかさんから「翻訳出版の実務」のレクチャーを受けました。二次会は和歌山静子、浜田桂子、吉田ゆりか、いわむらかずお、矢玉四郎、甘木さんなど。美しい浜田さんににじり寄られてたじたじと。
オマケ。矢玉さんの「あいついはバカだ!」は本日も元気に炸裂しておりました。

2004年3月23日

 昨夜、『ぼくたちのしごと』(たなかよしひろ/解放出版社)と『きむら式 童話のつくり方』(木村裕一/講談社現代新書)を読みました。人間の老人ホームへボランティアに行くヘビの設定もおかしいけど、そのヘビのトシオは「おまえ、キヨシじゃろ?」とおばあちゃんに呼びかけられます。キヨシは戦死した息子さんの名前です。泣き笑いしている自分にふと気づかされる童話です。
 『きむら式』は理想論をぶたない正直さが爽快でした。理想論は……ねえ。

 絵本『がたごとがたごと』(絵/西村繁男)もネットで見れるようになりました。こちらからどうぞ。おはなし絵本クラブ > トップ
 
 村上康成さんのラフが鬼の菜穂子さんより届きました。心境は渋谷の女子高生です。「めっちゃ、かわいい」。

 塾日でした。老人の冷や水。がっくりと疲れております。

 「子どもたちへの君が代斉唱強制に反対」する決議に、都議会自民党と公明党が反対したのはよ〜くわかりますが、民主党も下駄の泥だったとは。

2004年3月22日

 引っ越すマンションを見に行ったり、市役所へ行ったり、霙の町をあちこちと。それにしてもちっちゃいマンションでした。建築家の安藤忠雄さんが怒られるわけです。私たちの国の文化は貧しい。木も樹も広場もありません。

 で、その前後にアワタダシク赤ちゃんとママ社の江藤晴子さんに頼んでいただいたエッセイを。書いたのは「思い出せない母だけど」。28歳で逝った母のことです。月刊「赤ちゃんとママ」に掲載されます。何月号かはまだわかりませ〜ん。

 明日、佼成出版社の鬼の小山菜穂子さんからラフが届きます。絵本『おじいちゃんの木』。村上康成さんです。前にもこのこと出てたじゃないかって。当たりの外れです。新たに書き直されたラフです。村上さん、気合が入っています。

2004年3月21日

 昨日、いかりや長介さんが亡くなられました。72歳。

  もしかしたらお母さんになるというのは文化でもあるのではないでしょうか。子どもの虐待の多くはその実母によって加えられています。これは壊れた母性本能というよりも「文化としての母」の習得につまずいてしまったのではないでしょうか。子どもの人生にとって母の力は偉大です。たとえ母の顔を思い出せなくても、その母が遺した温かいものは脳に記憶され、その子の人生を助けます(他者との親和力として、とわたくしは経験的に思います。これは平和への希求の根源でもあるでしょう)。ぎゅっと抱っこされ愛されて育った子は歩いていけます。自分を必要な人間と感じながら。その願いをこめてこの本を書きました。ちとマジメ? ♪ひがし〜 むらやぁ〜ま にわさきゃ〜 たまぁこ〜♪

 これはですねぇ、絵本『おかあさんになるってどんなこと』(絵・中村悦子/PHP/4月24日発売予定)のPR文のつもりだったのですが……いつのまにか道に迷ったようで。あらあらアラ。

2004年3月20日

 
………………雪……さん

2004年3月19日

 いよいよボケが‥‥。下北沢のお隣の東北沢へ行ってまいりました。石井麻木さんの写真展に。♪ああ それなのに それなのに♪ ギャラリーは閉まっておりました。「‥‥どうして?」。よくよく案内状を読み返しましたら午後3時オープンでした。ギャラリーは11時からという思い込みが原因でしたが‥‥いささかびみょ〜うボケな感じも‥‥。その午後3時からは「騒」の同人会でAさんからランボーの翻訳についてレクチャーを受けました。上田敏・鈴木信太郎・渋沢孝輔‥‥。帰宅すると切手を貼り忘れた手紙が「基本料金不足」で戻ってきていました。もうこれは確実なボケで。明日は二日酔いで完全無欠な確定ボケをしております。

2003年3月18日

 「ともだちや」川柳をやって、いつものように小ダヌキと本屋へ寄り不二家へ。本屋ではマンガとあかね書房のなにやらを買っておられました。

 久留米絣作家の吉田秀子さんより『古布に魅せられた暮らし』Gakken Interior Mookを頂きました。工房(藍木野/あきの)や作品が美しいレイアウトで紹介されています。いまや久留米絣作家といえば“吉田秀子”となっておられますが‥‥。わたくしが初めてお会いしたころは、まだ海のものとも山のものともつかぬ小娘で。あれは二人がまだ小学生のときでした。

                                                          

                                                                
                    テロに怯えよう テロに屈しよう アメリカと小泉と金のために 死にたくない

2004年3月17日
 
 遠路はるばる文京区から羽村まで杉山由美子さんにお越し頂きました。イオングループ会員誌「MOM」のインタビューです。はじめはやや緊張しておりましたがそのお人柄に引き出されるようにあれこれと。とはいってもいつも話しているようなことでしたが、今回は『おかあさんになるってどんなこと』がメインだったでしょうか。‥‥それともうそつき絵本『おひまなら花らっきょう』。杉山さんにお任せするしかありません。掲載号は5月初旬に出るそうです。

 長野ヒデ子さんから
『おちねん』(文/星川遥・小学館)をいただきました。長野さん、お化けにのりのりです。水が合っているというのでしょうか、それとも隠していた本性が丸出しにというのでしょうか。ともかく「おばけ、だ〜いすき!」と生き生きとされているヒデ子さんがおられます。それもそのはず、月刊「おひさま」の2003年度人気ナンバー1に輝いた作品です。このご陽気なご妖気さは、他人事ながら売れそうでございます。

 くもん出版の堤嘉代さんから“形”の絵本のことば遊びにご感想が届きました。もじゃもじゃ、うずまき、ふわふわ、にぷっとなられたそうです。ふわふわは自信作だったのでにんまりしています。

2004年3月16日

 今日は塾日なので朝からもにもにと。そこへ岩崎書店の島岡理恵子さんから絵本『ねがいぼし かなえぼし』の原画コピーが6枚ほど届きました。またまた絵の山本孝さんの工夫(演出)に感動しております。そういえば七夕は空もまた役者さんとは知らぬではありませんでしたが……。その空の色の七変化には絵本のめくるという機能を自在に楽しんでおられれる山本さんがおられました。まるでショーの照明に酔っているようです。これ以上の褒め言葉は控えましょう。あと三月もすればお手元に届くのですから。

 山本孝さんといえば“やまねこ翻訳クラブ”のみなさんが『ふくはうち おにもうち』を英文(和文でも)で紹介してくださることになりました。25日から見られるそうです。もちろん冬号はいまでも見られます。こちらからどうぞ。▼"Japanese Children's Books"
http://www.yamaneko.org/mgzn/eng/index.htm

 なんなのかなこれは? PHPから4月下旬に出る絵本『おかあさんになるってどんなこと』(絵/中村悦子)の書店ご予約をお勧めします。たぶん……になるでしょうから。

2004年3月15日


 くもん出版の“形”に言葉を付ける作業がなんとか終わり、編集者の堤嘉代さんへ送らせていただきました。なかでも「ふわふわ」が自信作です。「ぎざぎざ」も笑えます。出版は夏頃でしょうか? 絵は本信公久さんです。

 12日の日記に紹介した山茶花究さんの芸名の由来は、さざんがきゅう(3×3=9)からだそうです。この自分の扱い方の軽さ、その軽みが(子どもの)わたくしを魅了していたんですね。ネット検索で知りました。

 スペインであったことが日本の新幹線でもと心配するのは、わたくしだけでしょうか。「テロに屈するな!」と声高に叫ぶ人たちはアメリカのイスラエル政策には沈黙します。

2004年3月14日

 多摩川の土手を散歩していたらウソがいました(嘘ではありません)。「ああ、ウソだ!」。久しぶりの出会いに感動しました。冬は山から平地に降りてくる漂鳥です。春。まもなく山へ帰ることでしょう。

 くもん出版のかたちの絵本のことば遊び。なんとか初稿を終了しました。ほっとしてお隣りの最上一平さんちへ。久しぶりでだべってきました。
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写真展 石井麻木 22の記憶  永遠のかけらを探して

2004.3.11→23(木曜定休) 現代HEIGHTS GALLERY DEN  tel 03-3469-1659

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2004年3月12日

 古い邦画を観ていて、ふと「あのころは楽しい時間をありがとうございました」と心のなかでつぶやいているときがあります。それは主役というよりも脇役の人、または大部屋の人に。山茶花究さんや田中春夫さん。そしてこの方にも。日本一の斬られ役『福元清三 どこかで誰かが見ていてくれる』(集英社文庫)を読みました。笑いました。哀しくて笑うというものでしょう。でも、その哀しさを超えさわやかな風がふいていました。聞き手の小田豊二さんはそれを「含羞の人 福元清三」といっておられます。小田さんの略歴を読んで驚きました。わたくしはこの方の『幇間(たいこもち)の遺言』と『のり平のパーッといきましょう』を読んでいたからです。『どこかで誰かが─』。おすすめの一冊です。

 夕方、ムジナと奥多摩へ。満開の梅を眺めながらぷらりぷらり。古里(こり)の丹三郎屋敷で蕎麦掻を頂いてきました。

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「世界中のこどもたちが」(詞/新沢としひこ・曲/中川ひろたか)をもとに一冊の絵本を作ります

平和を作ろう! 
絵本作家たちのアクション

日・時/3月20日(土・祝)11:00〜16:00 
場所/聖学院小学校体育館/JR山手線・地下鉄南北線/駒込駅下車徒歩6分

 入場/無料

実行委員会/代表・杉浦範茂/委員・田島征三・浜田桂子・和歌山静子・太田大八

お問い合わせ:講談社児童局「平和絵本」担当・野口満之 MAIL heiwa-ehon@kodansha.co.jp

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2004年3月12日

 昨日のくもん出版の仕事を推敲して立川へ。三口川研究会のMさんから「目黒の秋刀魚」の由来についてお聞きしました。なんでも目黒川で水浴びしていた三馬が正しいそうです。三馬=三頭の馬とのことでした。あまりの珍説にしばしぼ〜ぜん。(いくらなんでも、こりゃあ書けないわ)。さすがのわたくしも“おも”を頂いただけですごすごと帰ってきました。まだ頭がくらくらしています。

 今日から『うそつきのつき』(絵/荒井良二)がこちらで見られます。おはなし絵本クラブ > トップ

2004年3月11日

 くもん出版の仕事で苦悶していました。かたちの絵本のことば遊びです。遊びに苦しむ? でも、ときどきは笑いながら。「これ、いいじゃん」。
 土井章史さんへ『くろねこにやにや』と『あれってしってる』を送りました。インターネットで流れるおはなし絵本クラブ > トップにしていただくためです。そういえば両書の復刊は立ち消えに‥‥? 出版社も大変なんでしょう。個人でやっておられたようですから。

 『この絵本が好き!2004年版』(平凡社)が届きました。わたくしはエッセイ「接近遭遇 ホルモン焼」を書いています。それはともかく2003年・国内絵本ベスト10に『はくちょう』が、そして惜しくも11位に『ありがとうともだち』が入っていました。近日中には書店に並ぶことでしょう。ぎっしりと元気の詰まった編集ぶりです。

 子ダヌキと本屋へ寄り不二家へ。そしてご本人の描かれたなんじゃもんじゃな絵を拝領してまいりました。

                             

                                                                

2004年3月10日

 朝からずっと雑用をしておりました。なにも考えず体ばかりを動かしているのはいいものす。気晴らしになりました。春うらら。東京は一番暖かい日になっています。南西向きの仕事部屋の室温は、ただいま19℃(午後3時24分)です。

 待ちに待っていた絵がおとといから壁に掛けてあります(仕事部屋)。うっとり〜 うっとり〜。命の豊饒。どなたの絵かはいえません。うっとり〜

 訂正・昨日の「おかあさん だいすき」「だいすき かあさん」でした。すんません。

 オマケ・一昨夜も昨夜も最上一平さんが釣り上げられた山女を焼いていただきました。

2004年3月9日

 
本日は塾日でございましたので……、復習ともつかぬ予習ともつかぬものをもにょもにょと。

 PHPの大久保徳久子さんよりメールが。絵本『おかあさんにあるってどんなこと』を発売してすぐに「母の日」ということで帯がつくことになりました。色はピンク。コピーは「おかあさん だいすき」です。いいなあ。

 イーエスブック絵本ランキング50(昨日)のトップはなんと『ありがとうともだち』でした。4位「ともだちや」5位「はくちょう」……と7冊が。きっと静岡・長泉町のみなさんが注文してくださったのでしょう。はら、講演でたぶらかしてきましたから。……反省。

2004年3月8日

 
東京書籍の国語教科書・小学二年生用に掲載される『あしたも友だち』のPR。つまり先生向けのエッセイをやっと書き上げました。やっとというのはわずか2枚半なのに先日から暗闇を彷徨っていたからです。昼寝のあと気分一新。「えい、やーっ!」とばかりにそれまでのものを消去し、肩の力を抜いたらすらすらすら。思い切って捨てることが大切だなとまた知りました。

 ないしょ。お隣りの最上一平さんは昨日今日と奥多摩です。鱒解禁。なかなかの腕なんですよ。

2004年3月7日

 
静岡県長泉町で絵本の話をしてきました。呼んで下さったのは生涯学習課と長泉町子どもの読書習慣づくり実行委員会です。町役場の神山さんは講演会がうまくいくようにさりげなくお世話をしてくださってました。会長の後藤ふみ子さんは裾さばきというのでしょか着物姿がなんとも美しくほれぼれ。お茶とお花の先生をなさっておられるとあとで聞いて「さすがは」。もうこれだけでも昔男のわたくしにはたいへんな眼福でした。講演会?漫談ですよ、漫談。でもよく笑っていただけて楽しかったなあ。準備をしてくださった会のみなさんありがとうございます。見上げる雪の富士山のとっぺんにクジラがちょこん。もう春です。

2004年3月6日

 
頭もこころもとんちんかん。ぼ〜け〜

 夜。次女のカワウソ夫婦と鮨屋さんへ。社会人学生であるカワウソの進級祝いです。凡父としては体を壊さないようにと願うだけです。

2004年3月5日

 PHPの大久保徳久子さんから絵本『おかあさんになるってどんなこと』
(4月下旬発売)の色校が届きました。絵は中村悦子さんです。真っ白い表紙の子持ち罫のなかにしずかに細身のタイトルとウサギの絵が‥‥。この話を書き終えたとき思わず泣いてしまった自分を思い出しました(オョ!)。─あの家出少年はまさか半世紀後にこんな絵本を出すとは思っていなかったでしょうネ。少年が願っていたことはもっとつつましいことでしたから。ただこころやすらげる家が‥‥それだけのことでした。
 これからお母さんになる人に、そしていまお母さんである人に、読んでほしい絵本です。

 学研の「読み物特集号 (上)2年 」の詩を書いていました。夏なので「みちしお ひきしお」という海の詩です。

 本日の子ダヌキはムジナとタヌキを呼びつけすこぶるご機嫌のようでした。いいことです。

2004年3月4日

 
吉祥寺の土井章史さんの事務所でインターネットで(読める)絵本を見てきました。作品は『がたごとがたごと』(絵・西村繁男)『うそつきのつき』です。見せてくださったのはSOFT BANKの加藤梓さん。3月中旬頃に「おはなし絵本クラブ」に登場するとのことです。現在でも他の作品は読める無料体験版があります。こちらからどうぞ。おはなし絵本クラブ > トップ

 偕成社のホームページ「キャラクターミュージアム」に、もうすぐ「おれたちともだち」シリーズのキツネとおおかみが登場します。内容は、なかま・本・最新情報です。入り口はこちらから。
http://www.kaiseisha.co.jp/ribron/chara/chara.html

2004年3月3日

 
銀座・文藝春秋画廊で伊勢英子・小玉清流「時のかたち」展を観てきました。伊勢さんのお仕事は絵本『秋桜』(作・さだまさし)の原画です。といっても100号の大きさ。コスモスの花ををじっくり楽しめました。小玉さんのお仕事は木の実や蓮の実などを使った造形でした。そのお二人に写真家のリーさんも加わられて四人でお茶を頂きながら、もっぱらわたくしの漫談を。小玉さんが絵本『はくちょう』に泣かれたとおっしゃったので、文を書いたわたくしは「あなたは馬鹿です」と申し上げました。でも、こころのなかでは……。
 モデルの石井麻木さんと、この春卒業されるお姉さんも居られました。とても感じのいい方でした。

 そのあと市ヶ谷のくもん出版により、編集長の甘木さんと堤嘉代子さんとかたちの絵本であれこれ。本信公久さんの絵にへんてこなことばをつける仕事です。おしゃれな原画を見ているうちに、じわじわと緊張が……。

 と、昨日はここまで書いたもののうっかり消してしまい、がっくり。一日遅れでまた書いています。

2004年3月2日

 
絵本『おひなさまをどうぞ』を推敲したり、昼寝したり……。

                             

                                                                


 お詫び 長泉町(静岡)のみなさんへ

 3月7日のコミュニティながいずみでの私の講演「絵本があってよかったね」のことでお詫びがひとつあります。チラシには“当日はサイン会も予定しています。ご希望の方は本・色紙等をご持参ください”とありますが、色紙等へのサインはどうかごかんべんください。これまでの講演会で色紙等にサインしたことはまだ一度もないのです。このあたりの事情をご賢察の上お赦しいただければ幸いです。もちろん本には喜んでサインさせていただきます。               内田麟太郎


2004年3月1日

 
弥生三月。雨の多摩川を散歩していましたら、以前から頭の中であれこれと転がしていたひな祭りの話に、パッと光が差しこんできました。「いいかもしれない」。急遽、仕事の予定を変更し下書きの作業をしました。後日の回せばせっかくのアイデアを忘れそうだったからです。ひな祭りの本って?もちろん山本孝さんとの行事絵本です。おばあちゃんの言葉が気に入っています。

 情報・村上康成さんとの絵本『おじいちゃんのき』(「おかをこえたら」を改題/佼成出版社)は5月発売に決まりました。