■ オタクに関する考察 ■



「オタク」

もしこうやって自分が呼ばれたら、あなたは恥ずかしいだろうか。僕は逆にあまり恥ずかしくは無い。
(って、自分がオタクである、と言っているわけじゃないです。そこんとこよろしく)

そもそも「オタク」ってどこから生まれた言葉なのだろうか?よくわからないが「宅八郎」とかその辺からメジャーに なった言葉だと思う。その頃のオタクの定義は、僕のイメージとしては美少女コミック、アニメ、人形、そういった あまり一般的ではない分野が好きな人、かつ、見かけやファッション等から不衛生さをイメージさせるような人、 というものだ。少なくても、こういったものには自分は当たらないと思う。

だが、これは初期の「オタク」のイメージであり、現在のものではない。現在は、ある特定の分野の「知識」に秀でていると それだけで「オタク」となるようだ。映画オタク、サッカーオタク、競馬オタクといったものだ。その近年では特にファッション 等危険じゃない人もたくさんいる(危険な人もたくさんいる)。だが、ことファッションに関して言えば僕は何も言える立場 ではないので、ここでは特には何も言わない。

ここまでは、正しいでしょうか?

人は、自分と他人がいたら上の立場に立ちたい、優越感を持ちたいという自然な欲求があるみたいです。
だから、何かしら他人の劣っている部分を探す。たとえば、毎週のように週刊少年ジャンプを買っている人に対して、漫画の 週刊誌を読んでいない人は、「こいつ、いい年してジャンプなんか読んでやがる。」と思い、「僕は読んでないけんね」という 優越感を持つはずだ。ちなみに私は友達から3週間に一度くらい古いジャンプをもらって読んでいる。この「3週間に一度でタダで 読んでいる」ということを武器に、彼らに対して「君らのようにガツガツしてないもんね」という優越感を得ていることは内緒です。 で、逆にジャンプを読んでない人は、熱烈なギターマニア。だけど、自分では、「ギターは音楽だし別にオタクとかじゃない」みたいに思って いたり。熱烈じゃなかったとしても、「何だよ、ギターって。バカらしー」と思っている人の眼には、オタクとして映るであろう。 こういうように、人は人に対して見下すような要素があるはずだ、と僕は思っている。(ギターはちょっと微妙だけど、競馬とかね)

では、次に「オタクのレベル」について。オタクにもレベルがある。また、ジャンプのネタを持ち出すと、

レベル0:漫画に一切興味をもっていない。
レベル1:漫画を読むが、家でビジネスジャンプしか読まない。
レベル2:ビジネスジャンプを公共の場(例:電車の中)で読む。
レベル3:週刊少年ジャンプを読む。
レベル4:ジャンプコミックスを集めている。
レベル5:ジャンプ関連のアニメも見る。
レベル6:作者を先生(例:鳥山明先生)と呼んでいる。→この辺から危険ゾーン
レベル7:ジャンプ放送局に投稿している。
レベル8:コミックマーケットに行く。
レベル9:コミックマーケットでコスプレ。

よくわからないけど、こんなものだろう。レベルが低い人は高い人に対して、おそらくオタクと認識するのだろうし、してもいいのかもしれない。 レベル3の人はレベル8の人に対して「コミックマーケットに行ってるのか、危険なやつ・・・」と思っているが、レベル0の人は、レベル3の人に対して、 「おいおい、ガキじゃあるまいし、ジャンプかよ」と思っているはずです。レベルごとに自分を正当化しちゃっているけど、低いレベルの人から見ると それは普通じゃなく、オタクになってしまうのだと思います。

で、最終的に僕が何を言いたいのかというと、オタクは別に恥じることではないということ。どのジャンルでも、こういう差別みたいのものは生じるし、 キリがないかなと思うのです。だから、好きなことはやったほうがいい。まぁ、ある程度までいったら自分は普通じゃないのだと認識したほうがいいと 思うけど(自信満々で公共の場でコスプレされても困っちゃうしね)。僕がどこのレベルでのオタクかわからないけど、あるところから見たらオタクに なりえるから、自分をオタクと言われても別にいいかなと(個人的にはオタクではないと思っているのだけどね)。

まぁ、好き好んで「オタク」と呼ばれたくないしね。別にオタクじゃないし。オタクと認めたら、それこそヤバイよ。

そんだけです。