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第28〜30回
 
第30回 第29回 第28回
 
    第30回【秋天の山の巻】('05/9/27〜11/6)            
 
    初折表六句
      1発句   秋天の山澄みなして真青なり
      2脇句       是非にも観たし古都のもみじ葉

      3第三   月いづる錦の山も暮れにけり
      4四句       池の畔で今宵乾杯

      5五句   虎キチも道頓堀に飛び込めず
      6折端       万歳の声蟇はね泳ぐ

    初折裏十二句
      7折立   河鹿鳴く川面に霧の立ち込める
      8二句       寄り添う影にせゝらぎの音

      9三句   はじらひてうつむく女の口を吸ひ
      10四句       俺も男と胸を張るなり

      11五句   坂道を大手を振って降りをり
      12六句       栄光の椅子に一歩近づく

      13七句   鍋料理議会休んでトークショー
      14八句       宴の席に入る隙間風

      15九句   新婚や悪がきそっと襖開け
      16十句       何事もなくガッカリとして

      17十一句  寝るときにはたと気がつく万愚節
      18折端       春の七草今もそらんず

    名残表十二句
      19折立   若菜摘む野辺に明るき陽の満ちて
      20二句       かえりみすれば団地広がる

      21三句   秋の陽を楽しむごとく布団干し
      22四句       芝刈る夫と子らの声聞く

      23五句   振り抜けば夏空に上がる球と芝
      24六句       湯上がりあとのビールの美味さ

      25七句   柔肌にほのかに残るシャボンの香
      26八句       いつも待ってた銭湯の前

      27九句   告白の返事はいつになるのやら
      28十句       一人もだえて独房の中

      29十一句  西行も旅路の果ての月を見る
      30折端       山影さやに雁の飛び来る

    名残裏六句
      31折立   百舌啼いて霧のしじまの深さかな
      32二句       江戸屋猫八ものまね上手

      33三句   口笛を吹いて誘ふて伊達気取る
      34四句       銀座で待ってるカンカン娘

      35五句   つばめ飛び花売りの瞳に淡き夢
      36挙句       青い背広と桜の下に

いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら


鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら

鵜雪
如水

いくら
南圃


如水
鵜雪

南圃
いくら

鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら


鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪
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   1 暑さ寒さも彼岸まで。空は青く澄み、頭を垂れる稲穂の黄金、
     畦には深紅の曼珠沙華。田舎は中秋のまっただなか。
     
   2 写真集で見る京都の紅葉。今年こそ実物を観たいと思うが叶うか否か。
 
   3 11月11日の千葉の帰りでは、まだ早いですね。平日がお奨めです。
 
   4 【阪神優勝おめでとう】月を肴に、今宵は夜もすがら飲み干そうではないか。
     昔の名前の男が構えているようなチームは駄目だね。
     
   5 【黄色の縞模様】タイガースファンの熱狂振りには感心するばかり。
     ジャイアンツファンファンにとっては何とも寂しいシーズン。
     捲土重来を期して来年は素晴らしい夢を見たい。
     
   6 大阪は水の都。江戸時代に、難波十橋と呼ばれた著名な橋があったとの記憶が
     あるのだが探せなかった。どなたかご存知だろうか。
     
     (如水)地元におりながら、ご期待に応えられずごめんなさい。
     難波三大橋は「天満橋」「天神橋」「難波橋」を指すそうです。
     なお、難波の橋の大部分は町民が架けたもので幕府が架けた「公儀橋」は
     僅かに12のみだそうです。対して、江戸の橋は大部分が「公儀橋」とのことです。
 
     (いくら)さすが難波商人の心意気。有難うございました。
     
   7 【河鹿】夏の清流の朝は、すがすがしい。
     朝霧の中に、全ての悩みが融け行くようだ。
     
   8 河鹿も雌を呼んでいるのであろうか。人目を忍ぶ逢瀬に夕闇のしゞまが覆う。
     ・ 湯宿皆夕影ひきぬ河鹿鳴く  虚子
 
   9 朝顔やおもひを遂げしごとしぼむ ・草城
     唾粘り股間ひろらに花宴     ・兜太
     
   10 【男の子】俺だって男ダイ!!女の子の一人や二人、、、
      空威張りは直ぐにばれてしまう。
     
   11 たとえ借金があろうとも、坂道を降るときは胸を張るのである。
   
   12 【小泉チルドレン】ついこの間、小泉チルドレンの一人が、当地の坂道を大声を
      出しながら、車で下っていった。この若者は今、赤絨毯の上だ。
     
   13 【凍てつく夜】誰かに請われて立候補 一所懸命頑張ります 
      寒い冬は鍋料理が一番 月見て一杯、、とのお話だったかも、、
     
   14 下心の或る宴、主は懸命だが客はお愛想ばかり。舞うはしらけ鳥ばかりなり。
   
   15 【お嫁さん】昔は、大家族。一つ屋根の下に三代、四代が住んでいました。
      思い出しますね、お嫁さんを、悪い小さな従兄弟たちが興味深げにそっと!!
     
   16 敵も然る者。そうそう見たいものを見せてくれる筈もない。
   
   17 終日楽しみに待っていた宅急便。
      天井を見て気が付いたエイプリルフール。クヤシー
     
   18 芹、薺、御形、、、昔覚えた事は未だに少しは覚えているが、、、
      アレッ!!今朝は何を食べたかな?
     
   19 何処かで聞いたような句。こんな風情は今は昔か。
   
   20 【団地の矛盾】インテリの矛盾はここにある。一方で自然への回帰を求めながら、
      一方では自然を破壊した中で、生活を楽しむ。
     
   21 一昔前は、天気の良い日の団地のベランダは色とりどりの洗濯物と布団でいっ
      ぱい。現代の高層マンションでは見られなくなった。環境美化運動。安全対策。
     
   22 親父の夢、郊外の戸建、芝生の庭には白いブランコ。
      息子の夢、ネットで稼いでヒルズ族。
     
   23 【ゴルフ】これは私のではない、プロのゴルフ。私のゴルフは、土と芝が上がる。
      球は、ころころと転がるのみ。
     
   24 クラブを折ってもこの醍醐味は忘れられない。
      もっとも、この歳では炎天下は自重するであろうが・・・。
     
   25 【アフロディテ】春風に吹かれる我ビーナスの香りは鼻腔をくすぐり・・
   
   26 【神田川】カタカタなっるた小さな石鹸箱
      体もすっかり冷え切っているのに、彼女は中々出てこない、、
     
   27 電話もメールもない時代。ひねもす、赤い自転車を待ったものである。
   
   28 【罪人】良心の呵責と検事の追及に、ついに真実を語った私。
      絞首台はいつの日か。
     
   29 【西行法師】悩み、苦しみ、悟りを開くために旅を続ける。
      月を見て心うかれしいにしえの秋にもさらにめぐりあひぬる
     
   30 赤城の山に雁が飛来してもよさそうだが見たことがない。一度見てみたいもの
   
   31 【静寂】柿実る里の晩秋の朝、霧の中から聞こえる鋭い百舌の声が、
      一層あたりの静けさを引き立たせる。ふと、こういう風景に出くわすことがある。
     
   32 九官鳥は人のものまねが上手いが、百舌の他の鳥の啼き声のまねには
      感心する。名前の当て字に納得である。
     
   33 鶯が鳴けば時は春、一人で歩いていては様にならない。
      「お茶でもご一緒に」伊達を気取って誘ってみたが・・・。
     
   34 伊達男の陸釣りは、入れ食いのようす、、
   
   35 ♪つばめが銀座に飛ぶ日〜(夢淡き東京:藤山一郎) 
      瞳いじらし〜あのえくぼ〜あゝ東京の花売り娘〜(東京の花売り娘:岡晴夫)
      
   36 【青い背広で】青い背広とは私のこと、これぞ春の夜の夢
 
第30回 第29回 第28回
                                    
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    第29回【朝風にの巻】('05/8/7〜9/26)            
   
    初折表六句
      1発句   朝風に揺るゝ芙蓉や空蒼く
      2脇句       山澄みなして飛ぶ赤蜻蛉

      3第三   月出れば壕で虫鳴く敗戦忌
      4四句       靖国の杜騒然となる

      5五句   ハトといいタカともいえる人の参拝
      6折端       ひとの心は蝙蝠の如

    初折裏十二句
      7折立   盆過ぎてパラソルの数減っており
      8二句       残ってくれよあの花模様

      9三句   本人が好きかそれとも衣装にか
      10四句       子宝多く貧を楽しむ

      11五句   三人目よく作ったねと広報紙
      12六句       50人クラス一昔前

      13七句   月の影仲間を追ひて千鳥鳴く
      14八句       親を探して今年も暮るゝ

      15九句   今日もまた物見つからず老いを知る
      16十句       全て忘ればこれ至福かも

      17十一句  菜の花にチョーチョチョーチョとひもすがら
      18折端       あただ夢の間佐保姫の膝

    名残表十二句
      19折立   春の風乙女の裾にそよと寄る
      20二句       眠たくもあり眠たくもなし

      21三句   合い言葉言わねば刺客が来る選挙
      22四句       本所松坂首洗い井戸

      23五句   ツルベには西瓜吊るして人を待つ
      24六句       蔓にとられて胡瓜で我慢

      25七句   ダイエットベジタリアンとなりにけり
      26八句       小樽に探すあの細き陰

      27九句   近づいたり遠くなったり妹の影
      28十句       竿に止まるはアキアカネかな

      29十一句  名月や銀波に浮ぶ秋津島
      30折端       瑞穂の国は黄金に揺るゝ

    名残裏六句
      31折立   新米の美味さにつられお代わりを
      32二句       五杯もすればお櫃を仕舞われ

      33三句   炊飯器保温も出来て有り難き
      34四句       キャンプに役立つ十徳ナイフ

      35五句   桜散るといわれぬように猛特訓
      36挙句       青葉若葉もイチニイイチニ

如水
いくら

鵜雪
南圃

いくら
如水


南圃
鵜雪

如水
いくら

鵜雪
南圃

いくら
如水

南圃
鵜雪

如水
いくら


鵜雪
南圃

いくら
如水

南圃
鵜雪

如水
いくら

鵜雪
南圃

いくら
如水


南圃
鵜雪

如水
いくら

鵜雪
南圃
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   1 立秋と聞けば気分的に暑さも和らぐ。
     芙蓉も夏から咲いているが、涼しげに感じるから不思議だ。
     
   2 「こがねを打ちのべたる如く」の発句にならった積りだが、暑い。
     新暦で暮らし旧暦で遊ぶ即ち、「戯れ歌で秋と詠いて被る水」 が本音。
     
   3 【敗戦忌】60年経っても、8月15日のあの暑い太陽は思い出す。私の家から、
     筑波山が良く見通せたのも、不思議だ。ある人は、家を追われて防空壕や山の
     横穴で、一時は雨露をしのいだ。恐らく虫の声など聞く余裕はなかったろうが、
     今残された山の横穴に入れば、いやでも虫の声が聞こえてくるだろう。
     
     昭和40年は復興する日本、60年は上り詰めた日本、80年は後から見て、
     どういう年とされるだろうか。
     
   4 個人の信念を通す事は立派かもしれない。が一国の総裁、諸般の事情を勘案
     する度量も必要な時もあるのではなかろうか。賛否両論あるは確か。
     
   5 【終戦忌】国政を担う世代の交代と共に「先の戦争」への認識を替えようとするうね
     りが強まっている。「顔の見えない国」「中国、韓国よりの反日の声」等などへの
     反発もあるのだろう。戦争で亡くなった方々への哀悼と不戦を誓っての参拝と言
     うが、「鉄砲の弾より軽い命」といわれ南方諸島で見捨てられた兵士の無念さを
     どの程度慮っているのだろうか。
     
     盆三日昭和の戦のあれやこれ 
     戯れ歌と言えど外せぬ終戦忌
     当番が終戦忌、一日間を置いたがまだまだ青いコメントとなってしまった。
     
   6 公明党にコウモリ傘の差し入れがあったとか。
 
   7 【海水浴】お盆休暇を故郷で過ごした人たちも夫々帰った行った。あれだけ賑やか
     だった海水浴場も、何となく寂しい。田舎はもとの静けさを取り戻す。
     
   8 【夏の思い出】いつも私は二つほど離してパラソルを立てた。今日もまだある、
     そういえばあの花模様が、私から二つほど離して立てているのだ。
     
   9 彼女が本当に好きなのか、家柄が良いからか、悩んだものである。
 
   10 「仲良きことは・・・」武者小路実篤。「白樺派」「人道主義」「新しき村」久し振りに
      思い出した故郷みたいな言葉。
     
   11 少子の時代、三人目ともなれば会社の宣伝にもなるし、町の宣伝にもなるらしい。
      社長や町長がお祝いを持って訪ねてくるよ。
      今は、金持ちでないと子沢山とはいかない。
     
   12 今時の先生25人学級でも面倒見切れないと。
      家でも子供一人の面倒がやっとの状態。
      ー昔前は一クラス50人でもおおらかに育ったような気がする。
     
   13 一家3世代、兄弟姉妹が4〜5人いた時代が50人学級。
      学年を超えてのガキ大将が町内の子供ををしきっていた。
      子供の事は子供に任せる。親の干渉のしすぎでは。
     
   14 佐渡は荒海。曽我ひとみさんの母親は、見つかるだろうか。
   
   15 【探しもの】「此処にしまった筈だが、、」いくら探しても見つからない。
      探し物の多くなったこの頃である。
     
   16 【至福】呆け老人を、傍は悲しむが、当人はどうなのかな、全く違うかもしれない。
      物を探す時間は、天が老人に与えてくれた、至福に至る時間かもしれない。
     
   17 欲も全てなくなるのなら良いが、変な欲が残っては困るだろうな。
   
   18 【還暦過ぎて】「青春時代が夢なんて 後からしみじみ思うもの・・」 
      カラオケの持ち歌にしたのも、うん十年前のこと。
     
   19 【春風】春風は、平成でも奈良の世でも、変わらずに、やさしくやってきます。
   
   20 【春眠暁を覚えず】春風の心地よい頃 何とも寝心地が良い。
      だが美女の膝枕、寝てしまっては勿体無い。
     
   21 【選挙イロイロ】アイアム ノブナガ 「ナカネバコロスゾ ホトトギス」
      広島六区 無所属候補「ツヨイモノヲ ヨリツヨクシテイクセイサクガヒツヨウダ」
     
   22 合言葉と言えば大石の討ち入り。泉岳寺にも「首洗い井戸」があった。
      本家はどちらか。今回の選挙では誰が首を洗うのか。
     
   23 我々が子供の頃は冷蔵庫もなく、井戸は冷蔵庫代わりだった。
      友人の家を訪ね、ツルベを手繰ると「今日は西瓜」「今日はラムネ」と冷やして
      あるものが日替わりメニューになっているのが楽しみだった。
     
   24 【胡瓜をかじる】残念ながら、朝顔にご馳走をとられてしまうこともある。
      「胡瓜に塩」もメニューに入っていませんでしたか。
     
   25 最近、昼食は小さめのバナナ1本と牛乳1カップで我慢しています。
   
   26 夜の酒場の陰ある女。何故か気になり訪ねて来たが、
      昨日店やめ行方は知れず、小樽運河は霧の中。
     
   27 【影踏み】これはストーカーのことではありません。
      深まった秋の夕暮れ、影踏みをしながら帰る妹と私です。
     
   28 【赤とんぼ】夕焼け小焼けの赤とんぼ 嫁に行ってしまった姉は
      今頃どうしているのかなー。
     
   29 【宇宙から】月光に輝く海は銀の波、その海を龍が泳ぐ如くにある秋津島。
      先立つものがあれが宇宙旅行としゃれてみたいもの。
     
   30 台風の国でもある吾が日本。せめて稲刈りが終わるまでは、静かでいて欲しい。
   
   31 【天高く、、、】新米が手に入る時期。普段より食がすすみ、やや太り気味。
   
   32 【ひもじい想い】丁度これからの季節、食うものがなくなると、
      三里の路を歩いて、食いに行ったものだ。帰りには森からきのこを取って来た。
     
   33 幼少の砌、お櫃の畚(ふご:藁製の保温用)に入って叱られたものである。
   
   34 多機能といえばアウトドア用のナイフ。刃物のほかにドライバー、爪切り、鋏、
      栓抜き、缶切り等など、ロビンソンクルーソーの国、英国製の逸品になると涎が
      出て、お値段に目玉がこぼれる。
     
   35 【特訓】春のキャンプで体を作っておこう。引っ込め!といわれぬように。
   
   36 【鍛錬】春の光を浴びて皆で体を鍛えましょう
 
第30回 第29回 第28回
                                    
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    8回【朝な夕なの巻】('05/6/20〜8/6)            
 
    初折表六句
      1発句   朝な夕なうたたねの友蝉時雨
      2脇句       いつの間にかに腹掛けタオル
     
      3第三   風鈴の音軽やかに涼を呼び
      4四句       縁台将棋でまた熱くなる

      5五句   詰まされて天を仰げば月高し
      6折端       池を巡ればこおろぎの声

    初折裏十二句
      7折立   文おくり君まつ駅に鰯雲
      8二句       脳み脳んだ青い山脈

      9三句   ヤッホーと呼べばナアニーとこだまする
      10四句       多情薄情銀座の姫御

      11五句   夜目遠目ミラーボールに照らされて
      12六句       逃がした魚の何と大きく

      13七句   満月を残して沈む鯨かな
      14八句       おでんのコロも遠くなりけり

      15九句   百年後激動の昭和と書かれおり
      16十句       開けてはならぬパンドラの箱

      17十一句  花の輪をつないで世界丸くなり
      18折端       白詰草に牛の戯る

    名残表十二句
      19折立   幸運にめぐり会ふかも青き踏む
      20二句       当たったとたん親戚の増え

      21三句   吉運の続きの夢の宝くじ
      22四句       一富士ニ鷹三茄子とか

      23五句   あの山へむなしき思い夏過ぎぬ
      24六句       空蝉に見る彼の人の影
      
      25七句   今日もまた無事に過ぎたと手を合わせ
      26八句       メールで妹の笑顔見る日々

      27九句   夏休みあの子に会えぬ日の永さ
      28十句       胸ときめくは遠き昔に

      29十一句  満月や老飛行士の夢醒めず
      30折端       寝ているうちに芙蓉咲きをり

    名残裏六句
      31折立   稲妻や再会の酒紅の差す
      32二句       一転般若情念燃ゆる

      33三句   能面を打つ先達の心意気
      34四句       益々冴ゆる刃先の光

      35五句   菜の花や新撰組が進み行く
      36挙句       都踊りは春の踊りか

鵜雪
如水

南圃
いくら

如水
鵜雪


いくら
南圃

鵜雪
いくら

如水
南圃

いくら
如水

鵜雪
いくら

南圃
鵜雪


如水
南圃

いくら
如水

鵜雪
いくら

南圃
鵜雪

如水
南圃

いくら
如水


鵜雪
いくら

南圃
如水

鵜雪
南圃
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   1 【蝉時雨】早朝の潮のような、夕べの遠雷のような蝉時雨、
     我に語りかけてくれる友のようではないか。
     
   2 昼寝から目覚めると、タオルケットが掛けられていた。
 
   3 外は真夏日、ふと目を覚ますと御簾のむこうの風鈴が
     いとも涼しげな音を奏でている。
     
   4 一風呂浴び汗を流して涼を取りながらの一局。
     結果、何時もの「待った」「待たぬ」と一騒動。これも夏の風物。
     
   5 縁台将棋は夏のものであろう。「雑」は無季が原則。
     無季を経ずの季変わりは苦しい(笑)。
     
   6 【虫の声】虫の声は、心を静めるのによろしい。
 
   7 池を廻って思案した文。きつとあの娘は来てくれる。
 
   8 【誤字】折角の愛の告白。誤字、脱字のないように。
     (いくら)桃色となるサルの反省。 注、元気な猿は赤ら顔
     
   9 【こだま】青春の一こま、皆さんも経験あるでしょう。
 
   10 【騙しだまされ】湯島は「おつた、力」の果せぬ恋で有名。そのせいか高級ラブ
      ホテルが多い。銀座の燕と夜の蝶がいかなる駆け引きをしているのやら。
     
   11 酒が入り、薄暗いところではみな美人に見えたものだ。
   
   12 傘のうち。釣竿が小さくて、大きな魚はいつも逃げていった。
   
   13 昭和の30年代初め、軍靴の底皮のような鯨テキと鯨カツを懐かしく思い出す。
      古いですな〜。ロマンですかな〜。
     
   14 「コロ」とは、鯨の皮の脂を搾ったあと干したもの。水で戻しおでんのネタとなる。
      最近、梅田の「たこ梅」で口にしたが、2cm角厚さ5mm位の4片で900円だった。
     
   15 【激動の昭和】句会の皆さん、昭和に生きたことを誇りにしよう。
   
   16 自衛軍明文化の声音も高いが、いつかきた道にならぬことを・・
   
   17 いかなる災難に会おうとも、決して希望をなくしてはいけないと、、、
   
   18 【白詰草】平和な光景、四葉でも見つかれば更に良し。
      しかし、現代は平和の裏に色々な危険が潜んでいる。
      平和な牛も、食べるとなると全数検査をせねばならない。
     
   19 今日からサマージャンボの宝くじ。露骨な射幸心より、クローバーは可愛いものだ。
   
   20 叔母さんの嫁ぎ先の、長男の嫁の、、、。幸運を分かち合えたら尚ハッピー。
 
   21 瑞穂の国の神は八百万、元気なよい子と祈り、
      誕生祝いの宝くじまでをお願いをする。
     
   22 夢と云えば初夢。暑い日が続くと、冬が恋しくなる。
   
   23 【夏来れば】夏も終わりに近づくと、あれもこれも駄目だったかと、
      駄目が年毎に増えていくのは、何ともやるせない。
     
   24 井崎さんが亡くなられたとか。 独特の口調と笑顔を想いだす。合掌。
   
   25 友人、知人の訃報に接する機会が多くなってきたこの頃。
      今日も元気に過ごす事が出来た事に感謝。
     
   26 【メールで会おう】テレビ電話が夢とされたのは、つい昨日のことだった。
   
   27 夏休み中の飯盒炊飯。あの子の私服が可愛いかった。
   
   28 【老化現象】最近は胸ときめかすような感激に合う事が少なくなった。
      何事に対しても、いつまでも若さを保ちたいもの。
     
   29 【ディスカバリー発射】宇宙に飛び立った飛行士は宇宙教とも言われる思いに
      取り付かれる人が多いと聞く。 人々に宇宙の素晴らしさ地球の美しさを説くうち
      に、自らもその虜になってしまうらしい。技術が進歩してまた飛べる時のくるのを
      いまかいまかと待っているそうだ。
     
   30 ディスカバリー。眠っているうちに、無事帰還となるように。
   
   31 【酔芙蓉】久しぶりの酒に酔ったのか、微かに紅の差した横顔は、
      稲妻の中で美しい。
     
   32 【怪談】「微かに紅の差した横顔、変わらず美しいと見惚れていると、
      ガラガラビシャーンと青白い閃光。途端に紅差す顔は情念狂う般若の面。恨め
      しいや憎らしやよくぞ・・」 パンパンパンと扇子の音。 お後が宜しいようで。
     
   33 【三浦先輩】いつもニコニコと人間性豊かだった三浦先輩が、
      能面製作に情熱を傾けておられるとの事。秋を楽しみにしている。
     
   34 小生も「三光尉」を頂いたが、面の肉の薄さに驚いた。
      眼に見えない技が他にも沢山あるのであろう。
     
   35 【新撰組】京都の壬生近辺は、菜の花が咲くのどかなところだったろう。
   
   36 和やかに、和やかに。主義主張で争ってはいけない。自民党も崩壊の危機。
 
第30回 第29回 第28回
 
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