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第25〜27回
 
第27回 第26回 第25回
 
    27回【夏草の巻】('05/5/9〜6/20)            
 
    初折表六句
      1発句   夏草は蚊との戦い夢何処
      2脇句       ウエストナイルが我をさいなむ

      3第三   空っ風木立は山に背を向けて
      4四句       嬶やさしく顔見合わせる

      5五句   月明に夫婦はわらじを黙々と
      6折端       掛け干しの藁貴重品なり

    初折裏十二句
      7折立   千枚田こがねの波の揺れをりて
      8二句       汗の野良着のあの娘のまぶし

      9三句   作業着の胸に一輪花を刺す
      10四句       私は妻に酒を注される

      11五句   親子孫並び賑わふ夕餉かな
      12六句       卓袱台まろく家内円満

      13七句   月光の曲聞こえ来る囲炉裏端
      14八句       第九の次は筝曲を聴く

      15九句   盲目の人の名作流れをり
      16十句       諸行無常と琵琶の音哀し

      17十一句  山茱萸の花鈴に似て駒つなぎ
      18折端       黄金の春が厩舎を包む

    名残表十二句
      19折立   桜花賞どよめくスタンド馬券舞ふ
      20二句       走るジョンコの姿を想ふ

      21三句   急流に名馬が競う大画面
      22四句       名馬非馬かと思案なげくび

      23五句   白百合やみなお辞儀して迎えをり
      24六句       待ちにし喜雨の葉を打ち鳴らす

      25七句   ゴムホース潅水用に長くして
      26八句       車洗ってと隣のあの娘(こ)

      27九句   弾む声青葉若葉に負けずして
      28十句       野を駆け廻る子らの健やか

      29十一句  月草や子供の夢の宿る色
      30折端       赤く塗られし月があるかも

    名残裏六句
      31折立   曼珠沙華咲く畦道を蜻蛉追ふ
      32二句       来しかた想ひ行く遍路道

      33三句   四万十の清流に乗りアユ遡上
      34四句       黒潮に乗り鰹北上

      35五句   辛夷咲く親父の布団陽に干して
      36挙句       朝寝愉しむ白河夜船     

南圃
鵜雪

いくら
如水

鵜雪
南圃


如水
いくら

南圃
鵜雪

いくら
如水

鵜雪
南圃

如水
いくら

南圃
鵜雪


いくら
如水

鵜雪
南圃

如水
いくら

南圃
鵜雪

いくら
如水

鵜雪
南圃


如水
いくら

南圃
鵜雪

いくら
如水
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   1 【古戦場】谷口農園、夏草と共に蚊との戦い開始。
     これさえなければ本当の極楽なのだが、、、
     
   2 【熱病】悪夢がやがて本物となる。
 
   3 天下に名をはす空っ風、山の木も里の木もみな風下に傾いている。
 
   4 女房の強いのが家庭円満の秘訣である。
 
   5 【秋の夜長】晩秋の農村風景。多分新婚でしょう、時々手を休めて目で話をしている
 
   6 【稲藁】殆どの田んぼでは稲刈りはコンバイン。稲刈りと同時に脱穀し藁は小さく
     刻んで田んぼにすき込まれる。ただ掛け干し(田んぼに掛け棚を作り、稲を掛け
     て乾かす)の稲は稲藁が残るので貴重品になるとの事。日本では飼料その他に
     使用する稲藁の90%以上は中国、台湾、東南アジアからの輸入品との話を昨日
     聞いたばかり。台湾品が一番良いらしい。
     
   7 棚田にはコンバインは入れ難く、明日香などの稲架は瑞穂の国の原風景である。
 
   8 棚田の収穫は昔ながらの共同作業。何時も気にしているあの娘もいる。
     何とか昼飯は一緒に食べたいもの。刈り入れもそぞろに思案をめぐらす。
     
   9 【オシャレ】味気ない作業着も花のアップリケがなんとも可愛らしく見える。
     あの人は気づいてくれたかしら、、、と気をもむ彼女。
     
   10 【注す】同じ「さす」でも随分違いが出てくる。
      酒を注すと水を注すでは、蜂が刺すと花を刺すでは、大違い。
     
   11 【山ノ根】爺と婆、酒を楽しみ、旺盛な孫の食欲を喜ぶ、これ又、老境の楽しみ。
   
   12 上には硝子の丸い電球の傘。一家全員での夕餉も少なくなってきたとか。
   
   13 【月光の曲】東西文化の融合の一場面、戦前にはこういう光景もあったでしょう。
   
   14 【年末年始】年末にはベートーベンの交響曲第九番「合唱」を聴き年が明けると
      筝曲に耳を傾ける。これは東西文化の融合なのだろうか。
     
   15 ラジオもテレビも宮城道雄の「春の海」。この名曲抜きに新年は迎えられない。
   
   16 耳なし芳一の琵琶は聞き入る平家の亡霊を泣かせ叫ばせたという。
   
   17 平家落ち武者の娘「鶴富」と源氏の武者那須大八の悲恋は物悲しい。
      「庭のサンシュユの樹 鳴る鈴掛けて、鈴の鳴るときは出ておじゃれよ、、、」。
      稗つき節の一節。
      
   18 【厩舎】多摩地方には、大きなさんしゅうの樹が残っているそうだ。
      府中競馬場の近くにも、あるのでは。
     
   19 夢幻か万馬券、黄金の春が我手の中に、夢なら醒めないようにと。
      我縄張りの多磨には黄金のサンシュウユは見かけなかった。
      元首相の別荘のあたりまで分け入るのだろうか。
     
   20 退職後、NHKのテレビ小説も17本目となるが、記憶は薄れて行くばかりである。
   
   21 【宇治川】来週には生月、摺墨が登場するかな?
   
   22 【詭弁】白馬非馬、中国公孫竜の命題の一つ
      白い馬は馬ではないと言う詭弁。名馬もそうなのか、、
     
   23 馬が七句続きました。ここらで馬から離れます。
      最初「白百合や首うなだれてなに想ふ」。首うなだれては「なげくび」と同じ?。
     
   24 雨乞い成就の喜雨。両手を広げ地に伏して神に感謝。
      えいや!と乱暴に言えば
      うなだれる=へこむ(落ち込むより軽い)
      なげくび =落ち込む ではいかが。
 
      「凹む」は最近のはやり言葉だが江戸時代にもつかわれていた古くて新しい
      言葉。NHK「言葉おじさん」より
      
   25 祈れども雨降らず。夏野菜も潅水してやないと青息吐息。
      20メートルのホースを2本繋げて畑まで引っ張る。
      畑の水撒きは夕方蚊に食われながらの作業。
     
   26 【鼻下長】折角畑にと思ったのに、しょうがねーな、あの娘に頼まれちゃ、
      とゴムホースならぬ鼻の下を長くするひげのおじさん。
     
   27 【嫉妬】待ってましたとホースを持って戯れ遊ぶ車かな
      ♪. いい小父さんニコニコホースを引っ張って、
      変な小母さんホースをしっかり足で踏み、
      小父さんのめってこけちゃった。 ハッハッヨイヨイ!!
     
   28 瑞々しい初夏。元気が一番である。
   
   29 【露草】あの純粋な青は、子供たちの無限の夢を湛えた色ではないかと思う。
   
   30 【奇想天外】子供の発想、感性は大人の常識の外。
      何時までも純粋であり続けたいと願いながらも
      人に揉まれ、社会に揉まれて間もなく70.
     
   31 秋の赤と云えば、彼岸花に赤とんぼ。連句にも季重なりはあるのか。
   
   32 曼珠沙華咲く畦道を徒歩で行くお遍路。魅力のある旅だが・・。
   
   33 【四国】四国、いや今では日本を代表する清流、四万十川。
      お遍路さんは歩いて眺め、今凡人は飛行機の窓から眺める。
     
   34 【初鰹】鮎も鰹も、成長するために長い旅に出る。
   
   35 南の親父は鰹を追って長の留守。
      北の親父は出稼ぎ終えて愛しい嬶まつ我が家へと
     
   36 陽の匂いのするふかふかの布団。将に春眠暁を覚えずである。
 
第27回 第26回 第25回
 
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    第26回【藁の屋根の巻】('05/3/27〜5/8)            
 
    初折表六句
      1発句   藁の屋根昼鶏の声桃の花
      2脇句       野蒜を摘んで夕餉の菜に
     
      3第三   春の宵山菜美味し酒旨し
      4四句       三浦の魚これまたよろし

      5五句   うまいもの月観る月の秋刀魚かな
      6折端       秋愁つのる松風の音

    初折裏十二句
      7折立   山行けば林の尽きて草紅葉
      8二句       身を寄り添えば君が温もり

      9三句   じゅうじゅうと一膳めしやの秋刀魚かな
      10四句       にほひ漂ひ鳴くはらの虫

      11五句   花粉症さらばさらばとへその中
      12六句       くさめ連発非難轟々

      13七句   梅雨寒や熱燗横に月見かな
      14八句       明けて甚平ビールがうまい

      15九句   ライオンやツバメと共に客もどる
      16十句       はや屋上にタイガースファン

      17十一句  花の下よよいのよいと野球拳
      18折端       虎も出るとか上野の春は

    名残表十二句
      19折立   霧島や西郷どんの郷に咲き
      20二句       久留米を過ぎてその名を残す

      21三句   海の幸青木繁の夢ロマン
      22四句       写生写生と子規の唱える

      23五句   帆檣の冬木立には星条旗
      24六句       新保守主義の想ひや寒し
      
      25七句   腹八分桃源郷に鶏の鳴く
      26八句       御柱祭の勇姿を想う

      27九句   いきり立つ生殖本能恋焦がれ
      28十句       千里の道を遠と思わず

      29十一句  名月を万里の長城で眺めたい
      30折端       色なき風の防人に吹く

    名残裏六句
      31折立   サマワには砂塵のかなた秋の月
      32二句       自主憲法で他国で戦争
     
      33三句   藪の中行く先見えず声聞かず
      34四句       敵はいないと錯覚をする
   
      35五句   一の谷梅を蹴散らし奇襲かけ
      36挙句       かざしの花に往く春を知る

いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら


鵜雪
如水

鵜雪
如水

鵜雪
如水

鵜雪
いくら

鵜雪
如水

いくら
南圃


如水
鵜雪

南圃
いくら

鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら


鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪
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   1 保存民家の縁側に座り一瞬まどろむ桃源郷。
 
   2 桃源郷の夢から覚めて春の野を散策。夢から現実に戻る。
     今夜は野蒜の酢味噌和えで一杯やるか!
     
   3 南圃さんのご要望を受けて一杯やりました。ところで、山菜は春の季語か?。
 
   4 【魚よし】今夜はイサキの刺身、これはうまい。
 
   5 【旬】養殖、冷凍、ハウスetc.魚でも野菜でも旬にとれたものがベスト!!
     13日まで留守にします。お三人様暫く宜しくお願いします。
     
   6 秋風は松の枝を鳴らし、下草も枯れなんとす。虫の声は細く、訪ぬる人も途絶えた。
 
   7 【山旅】今、里山は荒れて、中々こういう景色には出会えない。
     この辺も、尾根筋は大体松が生えていたのだが。
     
   8 秋風も夕暮れになると急に冷たくなる。二人は自然と腰に手を廻す仲になっていた。
 
   9 となりの男が私の秋刀魚を見ている。
     私の秋刀魚だけ、じゅうじゅうと焼きたてではないか。
     美代ちゃんの好意が嬉しかったあのころ!
     
   10 夕暮れの路地裏を歩いていると、何処からともなくよい匂い。もう我慢がならない。
   
   11 余り清潔にしてはいけないらしい。回虫を養えば、アレルギーにかかりにくくなる
      そうな。人間、少し原始に帰ったほうがいいようだ。
     
   12 一褒め二誹り・・・。誉められもせず苦にもされず そういう者に私はなりたい
   
   13 【梅雨の月】梅雨の月見で風邪など引かぬようにご用心。
   
   14 季節の変化の最も激しいのは梅雨の前後「良くぞ女に生まれける」 
      昔は男だったが・・。     
     
   15 【ビアホール】ビールはやはり夏のものでしょう。銀座・ライオンもやがて賑わいを
      取り戻すでしょう。それにしても最近のビヤホールは華やかですね。客の半分ぐ
      らいは女性客ですから。
     
   16 昨日、阪神百貨店のビアガーデンがオープンしました。
   
   17 松健サンバといきたかったが三木のり平となってしまった。
   
   18 ウィー、俺は酔っ払っちゃいねーぞー!!
   
   19 上野と云えば西郷さん。もう少しで「おはら節」で酔っ払うところでした。
      当地でも「ミツバツツジ」が満開です。
     
   20 【くるめつつじ】霧島は久留米で改良されて、「くるめつつじ」の名で広がりました。
   
   21 久留米の生んだ明治の画家、青木繁の人生は僅か28年だったとか。
   
   22 夢とロマンの世界に溺れ、現実と向かい合うことが出来なかった画家は急速に
      その輝きを失っていった。・・・ (青木 繁 展覧会 解説より)
 
   23 【戦後が続く】横須賀・ヴェルニー公園には、子規の句碑がある。「横須賀や只帆
      檣の冬木立」、当時の横須賀軍港には、軍艦旗が翻っていたが、戦後60年を
      経た今、まだ星条旗がはためいている現実がある。最近の中国や韓国の反日
      デモも見るに付け、戦争の決着はまだまだ先のようだ。
     
   24 「ネオコン」の主義主張には、背筋が寒くなる。
      まるで、自分たちさえ良ければ、他はどうでも良いと云わんばかりである。
     
   25 人も国も腹八分を知れば争いのない桃源となるのだが。
   
   26 先般TVで長野のこの季節の写真を紹介していた。将に桃源郷とはこの事かと
      感激。桃源郷で育った娘は下諏訪の御柱祭で見た若者の勇姿が忘れられない。
     
   27 これは卑猥にあらず、哲学である。
      恋は「死の本能」、死は次なる命を求めるのである。
     
   28 【虎】虎は千里いって千里帰るという。いきり立っていれば、この位は当然のこと。
   
   29 【万里の長城】虎といえば中国(若しくは韓国)、中国といえば何と言っても万里
      の長城だろう。一度は行ってみたい、世界のベストテンの一つ。
     
   30 長城も壱岐、対馬も遥か彼方の僻地。 無常な秋風が吹けば警備の兵は故郷を
      親を妻子を思ひて歌を詠み、兵役の終る日を指折り数えて待つ。
     
   31 【海外派兵】乾燥の地イラクの秋は、さぞや乾いた秋だろう。
   
   32 憲法改定で集団自衛権容認か。三国同盟、昔とどう違うのか。戦争許すまじ。
   
   33 ブッシュに迷い込んだ、体力に物を言わせ歩き回る。聞こえる案内を聞こうとも
      せずに。
     
   34 自分たちが世界をリードし、何でも一番と錯覚している輩がいるから事が拗れる。
   
   35 平家も用心はしていたようであるが、よもや鵯越えは思いもしなかったらしい。
      目出度い挙句の上の句には相応しくないが、お後をよろしく。
     
   36 【老い武者】次郎直実の心境や如何に。
 
第27回 第26回 第25回
 
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    25回【春浅しの巻】('05/2/10〜3/26)            
 
    初折表六句
      1発句   春浅しラジオの歌ふ早春賦
      2脇句       山に代掻き春田をおこす
     
      3第三   畦道にとおせんぼうして仏の座
      4四句       心優しき逗子の住人

      5五句   初潮の 青さよ朝の 富士赤し
      6折端       七里ガ浜に吹く風さやか

    初折裏十二句
      7折立   葉山にも太陽族の影薄し
      8二句       代わって熟女ととく頭の人

      9三句   入れ歯鳴る特養ホームの君と僕
      10四句       田舎のバスで団体旅行

      11五句   鎌倉や制服あふれ街潤う
      12六句       「わかば」の風よ続けと祈る

      13七句   青嵐に立ちて仰ぐや昼の月
      14八句       眼下に響く千丈の滝

      15九句   山伏の荒修行なり水しぶき
      16十句       木漏れ陽射して後光輝く

      17十一句  プリズムの作る花園スイートピー
      18折端       春の虹たち飛ぶ小鳥達

    名残表十二句
      19折立   鶯も薮から出でてひな祭り
      20二句       谷渡り行くせせらぎの音

      21三句   風流れ一息入るゝ岩の上
      22四句       逃れる主従に山道険し

      23五句   鶴富と那須の大八冬ソナタ
      24六句       小さな冬芽大きく伸びよ
      
      25七句   丈くらべ何時しか胸のふくらみて
      26八句       サイクリングに彼女を誘ふ

      27九句   薄給や妻夜なべしてミシン踏む
      28十句       蛇の目シンガー後リッカー

      29十一句  ガチャガチャと虫の音聞きて仰ぐ月
      30折端       女房うるさき秋の蚊帳中

    名残裏六句
      31折立   物言えば淋しき思い秋の風
      32二句       国会討論近づく選挙
     
      33三句   しばらくはあがめたてらる有権者
      34四句       釣られし魚のひもじい思ひ
   
      35五句   桜咲く川面に鯉が口をあけ
      36挙句       手拍子たたき春の宴か    

如水
いくら

鵜雪
南圃

いくら
如水


南圃
鵜雪

いくら
如水

鵜雪
南圃

如水
いくら

南圃
鵜雪

いくら
如水


鵜雪
南圃

如水
いくら

南圃
鵜雪

いくら
如水

鵜雪
南圃

如水
いくら


南圃
鵜雪

いくら
如水

鵜雪
南圃
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   1 昨日の当地は気温が15度まで上がるが、今日はまた寒い。春が待ち遠しい。
 
   2 雪解けが始まり山に代掻きの残雪ができると米作り農家の仕事の始まりだ。
     今年の豊作を祈り、エンジンの音軽やかに耕運機を入れる。
     
   3 【とおせんぼう】きれいな仏様が鎮座していては、ついつぃ引き返してしまいます。
     (如水)何とお優しいこと!
     
   4 如水さんと同じ感想。人間ついつい本音が出るものですね。
 
   5 初潮、中秋の名月の日の満潮。押し寄せる潮は青さを増し秋の気配を濃くし始め
     た。明け方の富士は朝日を浴びて赤く染まり、くれなごむ月はまだ天空に残る。
     浜はただ静寂。逗子の浜から眺めた相模湾の」一景。如何であろうか。
     出来の悪い句を説明するのはなかなか大変。
     
   6 朝焼けの富士が綺麗に見える渚は何処だ。鵜雪さんの写真も見事だが・・・。
     「由比ヶ浜」では字足らずになるので。ところで、「ヶ」はどう書くのが正しいのか、
     お教えください。初折表六句に固有名詞は避けるところだが、お許しを。
     
     (鵜雪)当地では、富士を撮る名所は、稲村ガ崎とされているようです。
     七里ガ浜の東の端ですから、ほぼ正解といえるでしょう。
     由比ガ浜からはあまりよく見えません。由比ガ浜の続きの材木座の浜はいいです。
 
     (如水)早速のご回答、ありがとうございました。
     「七里ヶ浜」じゃなくて「七里ガ浜」が正しいのですね。
     
   7 ある夏の思い出。若人が肉体美を顕示し、海岸を闊歩する。
     だが秋風と共に、海岸はもとの静けさを取り戻していく。
     
   8 【うすい人】50年経つと、太陽族も影ならず髪薄くなるよ。
 
   9 60、70はまだまだ子供、熟れたる恋は傘寿から。
     「人生生きちょるだけで丸儲け」 とか
     
   10 その昔、SA会の旅行で笑窪街道をガタゴトと走ったものである。
   
   11 【修学旅行】京・鎌倉は観光の街、修学旅行で来ると、熟年になって、
      必ず又訪ねたい気持ちになるという。落とす金は少ないでしょうが、金の卵です。
     
   12 【NHK朝ドラ】「わかば」放映で、観光客がかなり増えた飫肥の町。
      あと一ヶ月で放送も終わるが、今回飫肥の町に来てくれた観光客が
      「又訪ねたい気持ち」になってくれることを期待したい。
     
   13 若者は志を抱いて、故里を飛び立って行くのである。
   
   14 此の世にあるは大いなる夢ににたる なんすれぞその生をつからすや ・・李白
   
   15 【山伏】道なき道を進み 千丈の滝に身を清め 何を悟ろうとするのか
      こちらは高野山の荒修行をTVで観るのみ
     
   16 【後光】朝の一筋の光で出来る虹は、素晴らしいですね。
   
   17 花の色百色以上とか、一面に咲き乱れる花園は飛天舞う西方浄土か彼女を
      射止める恋の花園か
     
   18 花も虹も美しいものの命は短いものか。
      何時までも竜宮城で遊んでいたいものである。
     
   19 【ひな祭り】数日前に、鶯を見かけた。ひな祭りに加わりたいのでしょう。
   
   20 【鶯の谷渡り】鶯は同じ場所で泣く習性があるらしい。昨夏我が家の近くで夕方に
      なるといつも見事な声を聞かせてくれる鶯がいた。ここ2〜3日前から鶯の声を
      聞き始めたが、まだまだ練習の途中らしい。
     
   21 きょうの関東以北は春の大雪だが、もう直ぐ沢歩きには快適な季節となる。
   
   22 安宅関は目前、いかにして関を越えるか思案を凝らす弁慶と義経
   
   23 【稗つき節】平家落人の娘鶴富と 平家追討の源氏武士那須大八の
      日向椎葉での冬ソナ物語
     
   24 【冬芽】春になれば今は小さなさんしゅゆの芽にも、
      黄色い花が一杯に咲くでしょう。ヨンさまの恋も、必ず実るよ。
     
   25 「あひるの子」とからかっていたあの子が今は中学のマドンナになっている。
      比べて俺は進歩なし。あせる。
     
   26 白いブラウスが眩しかった。男の小生も胸をふくらませていた。
   
   27 【夜なべ】大体、昔はこうだった。
      踏むは踏むでも、サイクリングなど思いもよらなかった。妻よ、有難う。
     
   28 昔のミシン3大メーカー。もたもたしていると追い越しちゃうぞー!!
      いくらさん、ごめんなさい。
     
   29 国産では、JUKIも。同社のカード穿孔機を使ったのも遠い想い出となる。
   
   30 ねえ、おまえさんあたしの秋袷も色褪せてきた、一つ買っておくれよ。隣のおかみ
      さんはとっくに新調したんだよ〜。ねえ、お前さん聞いているのかへ。
     
   31 【認知症】歳を取ると思い込みが激しくて失敗の連続。
      何も言いますまい。とにかくご免!!
     
   32 【選挙】勉強が足りない議員は、ついついこういう心境になる。
   
   33 議員も職業落選はできない。 国会よりも選挙対策で頭は一杯。国会の議論は
      聞き流しの地元の声場雁を聞くがさて当選すると・・・。
     
   34 男女の色恋の仲も同じ。釣った魚に餌は不要なのである。
   
   35 【川の鯉】水温んでくると、鯉の食欲も上がってくる。
      この時期の鯉は貪食だから、流れ下る桜の花びらも食ってしまう。
     
   36 【花見の宴】出て来い出て来い池の鯉 手のなる音を聞いたら来い聞いたら来い
      最近の花見はカラオケ付きの賑やかさ
 
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