初折表六句 1発句 餅つきや見知らぬ人が集いあう 2脇句 新住民も絆深めむ 3第三 挨拶や心なごます寒の朝 4四句 庭の花にもおはようさんと 5五句 田園を聴かせ搾乳月残り 6折端 あぜ焼く煙陽は柔らかく 初折裏十二句 7折立 おみくじを引いて寄り添う二人連れ 8二句 この一年の幸を願ひて 9三句 冬の朝足早にいく交差点 10四句 昨夜の勉強反芻しつつ 11五句 桜咲く知らせのサイト開けしまま 12六句 新しき風新しき波 13七句 貴破る一つの時代去りて行く 14八句 横綱外国の人ばかりなり(とこく) 15九句 黒船が開けたる文明開化かな 16十句 改革急げ元寇迫る 17十一句 平成の松下村塾人出でづ 18折端 鳴くまで待つが勝ち残りたり 名残表十二句 19折立 ほととぎす夜の帳を開けぬれば 20二句 極堂発ちてはや百余年 21三句 一すじが二すじ三すじ大河哉 22四句 元を辿れば雫一滴 23五句 吾が命六十五年経ちにけり 24六句 久米の仙人雲から落ちる 25七句 年輪の良く詰まりたる材ありて 26八句 欅の卓を囲みて苦吟 27九句 良き友と良き酒があり佳句生まる 28十句 酒友無ければ美女と絶景 29十一句 浦島が亀を急きたて竜宮城 30折端 ねじりはちまきあおすじたてる 名残裏六句 31折立 珍しや鰯を焼く香漂いて 32二句 節分来るも豆のみ食ぶる 33三句 蕗味噌や苦味嬉しく昼の酒 34四句 首を取られた鬼ではないか 35五句 改悛を待ちて咲きけり桃の花 36挙句 良き縁を待ち雛しまう夜 |
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